なかよし4月号

 「プリキュアSS」は今月も戦いがありました。どうやら、このシリーズはアニメと同じ構成になるようです。とはいえ、そのぶんページ数も多く、咲と舞の描写も独特のものがあり、相変わらずの上北クオリティを楽しむ事ができました。
特に「パートナーのブルームを誇りに思う」のコマが印象に残りました。

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なかよし2006年3月号

 新連載は上北ふたごさんの「ふたりはプリキュア スプラッシュスター」とフクシマハルカさんの「オレンジプラネット」です。
 「プリキュアSS」は、執筆段階での設定がほとんど伝わっていない感じで、「設定紹介」に終わった感じでした。その結果、なかよし掲載の「プリキュア」としては、初の「戦いモノ」となっています。次回からは前作同様の学園ドラマになってほしいものですが、どうなるのでしょうか。
 もう一つの連載ですが、冒頭の「朝、新聞配達をした後、無邪気に男の寝床に潜り込むヒロイン」という設定を見た時、かなり衝撃を受けました。最近は、こういうヒロインが少女たちに受けるのでしょうか。ちょっと不思議です。

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なかよし2006年2月号

 新連載はPEACH-PITさんの「しゅごキャラ!」です。同じ作者の「ローゼンメイデン」が好きなので、期待していましたが、今月号はまだ序章の入口という感じでした。とりあえず「キャラ」が主題のようですが、主人公のお母さんは「ローゼン」の「桜田のり」とキャラがかぶり気味では、と思いました。
 「少女天使みるきゅーと」は、「プリキュア」を別格とすれば現在の「なかよし」の一押しです。しかし、今回の話を見ると、なんか終了フラグが立ったような感じで、いきなりの急展開になってしまいました。面白い話だと思うのですが、なかよしの読者層には受け入れられなかったのでしょうか。

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漫画版「プリキュア」最終回

 卒業式の前の日に、なぎさ・ほのか・ひかり・志穂・莉奈の五人で海に行きます。アカネ・藤村・木俣・忠太郎もいます。現実の季節は真冬ですが、作中はやわらかい陽光が水面に映える早春。雑誌の中から春の海風が吹いてくるような錯覚をおぼえる、自然な描写がなされています。
 浜辺の砂を掴みながら、この砂粒ほど多くの人が住む世界で出会うことができた不思議さを感じるなぎさ。それを受けてほのかが、なぎさとの思い出を語りだします。流れ星がきっかけで初めて会話した事にはじまり、遊びに行ったこと、けんかしたこと、日常のこと・・・。お互いがお互いを大切な存在として過ごしてきた事が伝わってきます。

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なかよし2006年1月号

 「プリキュア」は雪だるま作成話。アカネの風邪に対し、「雪だるまのおだんごパワーで風邪が治る」というなぎさに対し、突っ込みきれないほのかが珍しいです。薀蓄も「日本と西洋の雪だるまの差」くらいでしたし、今回のほのかは本調子ではなかったのでしょうか。その代わりというわけでもないのですが、冒頭の雪を見て喜ぶほのかの描写は非常にいいです。漫画だといろいろな私服を見れるのがいいですね。もちろん、それを上手く描く上北さんのセンスがいい、というのもあるのですが。
 その後もなぎさのギャグは続き、巨大タコヤキ型雪だるまを完成させて、「アマテラス・オオカミ女」と大声でアカネを呼びます。とっさに、「天岩戸」を思いつくあたり、なかなかの知識と教養です。間違い方にも味があります。それにしても、あのタコヤキ雪だるまの「ソース」の部分はどうやって作ったのでしょうか。
 相変わらず、ホッとさせられる話でした。

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なかよし12月号

 「プリキュア」はクリスマスネタ。キャラ達が「シンデレラ」の劇中劇をやるのですが、演技の間にすぐ素に戻る、という変わった趣向で話が作られています。
 役回りはひかりがシンデレラでアカネが継母、ほのかが魔法使いで王子はポルンとメポミポの三人羽織(?)、そしてなぎさは何故か「サンタ」というオリキャラ(?)です。
 演技上のセリフと素の人柄が交互に出てくるので、ちょっと作品としては分かりにくいかな、という気もします。ただ、描写はそれぞれ面白く、特に「南瓜の馬車」のところが「籠に南瓜を入れて自転車に乗る」、になったのには笑えました。
 最後は、三人羽織の王子と踊るのですが、構造に無理があって「合体王子様」は分解します。そこで、ポルンを顔につけたなぎさが急遽代役に。そしてそのなぎさ(+ポルン)と踊るひかりの胸がときめく、という感じの話でした。
 「王子様と踊る」のあたりの表現を見ていて、ひかりとなぎさでフラグでも立てようとしているのかな、などとも思った話でもありました。

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なかよし11月号

 今月の「プリキュア」はなぎさの誕生日モノ。というか、「誕生日」をつかみにして、「いつかは訪れる親友との別離」について描いた話でした。いくら「親友」でも、時が経つにつれて縁がなくなる、という寂しいかつ厳しい現実を描いています。実際、私も中学時代の友人に、今でも交友があるのは一人もいません。当時は、なぎさとほのかほどではないにせよ、かなり親しく遊んでいたのはいました。しかし高校に行くとすぐ交流は激減し、成人式で会った時にドライブしたのを最後に、会う事はなくなりました。
 そういう「実体験」があるだけに、今回の話は何とも言えないものがありました。確かに、永遠に続くものなど、何も存在しないのかもしれません。しかし、「プリキュア」の中で「なぎさとほのかの『別れ』」を描かれると、夢オチとはいえ、もの悲しいものがありました。
 できれば、次回はもっと気楽に楽しめる話を読みたいものです。

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なかよし10月号

 1ヶ月の休みを経て再開した「プリキュア」。いい話だとは思いましたが、描かれているなぎさとほのかの位置関係が、どちらかと言うと「友達同士」というより、「母の心、子知らず」および「倦怠期に入りかかった若夫婦」という感じでした。
 もちろん、話そのものは相変わらず面白くかつ巧い作りになっています。久々に泊まりに来るなぎさのために、ほのかがさりげないながら最大限のもてなしをし、さらにそれを直接なぎさに言わないところなど、アニメではここ半年以上描かれていない、「ほのかの人柄」が描かれています。一方、自分に原因がある事は分かっていても、ほのかに素直に謝れないなぎさ、というのも興味深いです。この変化は、つきあいの長さゆえのものなのか、それともひかりの存在によるものなのか、ぜひ、次回以降でこのあたりを続けて描いてほしいものです。

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なかよし9月号

 「プリキュア」の休載情報が直前に入っていたのですが、つい買ってしまいました。その「プリキュア」の穴埋め(?)読み切りの「私立モテスギ学園」がツボにハマリまくりました。
 非常に興味のあるのは、この漫画の対象年齢層です。「おやじにもぶたれた事ないのに」だの「死んだ。なぜか?坊やだからさ」だのというセリフが使われ、さらにヒロインの体型の表現は「モビルスーツならガンタンクかズゴック」とするなどのガンダムネタがあります。また、ヒロインと友人二人の名前は大槻ケンジ氏の小説から取られています。
 「なかよし」を読むような女子小中学生がファーストガンダムや大槻ケンジ氏に詳しいとは思えないのですが、いったい、どのへんを狙ってネタを練っているのでしょうか。
 中身のほうも、「彼氏のできるHowToもの」をパロったような感じ。その手法は「素敵な彼をGet」というよりは、「素敵な(?)ヲタ男をGet」という感じです。題名からしても、1990年代半ばに少年サンデーで連載された知る人ぞ知る名作「神聖モテモテ王国」を意識しているのでしょうか。
 とにもかくにも、大変楽しませていただきました。ラブリー増刊もぜひ読んでみたいものです。

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なかよし8月号

 今月の「プリキュア」はなぎさとほのかによる、ひかりの部活勧誘競争(?)。二人が「ゼッタイうちの部にいれてみせるからね」というと張り合う(?)場面が、絵的にも、雰囲気的にもとてもいいです。このような、「親友同士が、含むところなく、正々堂々と争う」という設定は個人的には大好きです。
 また、体験入部中のひかりの真面目さや素直さが、ラクロスや科学実験にもうまく生かされていて、微笑ましいものがあります。さらに、その中で常にタコカフェの事が頭から離れない、というオチに繋がる部分も自然にかつ楽しく描かれています。
 藤村も要所でいいアドバイスをし、結局、ひかりは自分が一番やりたい事が「タコカフェ」である事を再認識し、部活に入るのをやめました。アニメにおいて、「ひかりとタコカフェ」はちょっと変な形で設定されており、ちょっと腑に落ちないものがありました。今回の話は、タコカフェにおけるひかりの位置が非常に巧くかつ楽しく描写されており、その不満点を補って余りあるものがありました。
 あと、やはり部活にしろ他の課外活動にしろ、やりたい事をやるのが一番ですね。自分は中学時代にいろいろと妥協して好きでもない部活に入り、その事を未だに後悔しているだけに、つくづくそう思いました。

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