「ハートキャッチ」35・36話と映画

 「ハートキャッチプリキュア」は他シリーズと大幅に違う絵柄と、主人公をはじめ、様々な登場人物の「心」を描いた事が特徴となっているシリーズだと思っています。
 また、メインのプリキュアである、花咲つぼみ・来海えりかの持つ劣等感と、成長することによってそれを克服する過程を描いた、というのも印象に残っています。
 シリーズを通して心に残る話が多々あるのですが、今回は、文化祭を描いた35・36話と、その直後に上映された映画を「おさらいセレクション」します。

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Hapiness第28話OP

 ついに、来海えりかが登場しました。
 予想通り、いきなり「ギャグ顔」で「キュアマリン登場!」です。これまでの歴代プリキュアとは全く違います。
 とはいえ、自分を含めた多くのファンにとって期待通りだったでしょう。
 その後も、普通の顔とギャグ顔を織り交ぜて描かれていました。
 一方、冒頭以外の台詞は、他のプリキュアと変わりませんでした。
 そして、ファンへの挨拶である「みんなのおかげだよ」と言いました。それを聞いた時、突如頭の中に、ファッションショーに成功し、感極まる、「ハートキャッチ」36話の最後の場面での、えりかの描写が浮かびました。

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映画プリキュアオールスターズNewStage

 三年続いた「オールスターズDX」が、今年から「NewStage」となりました。その映画を見てきました。
 冒頭、横浜で大集合したプリキュアがフュージョンを倒すところからはじまります。ただ、三年前の闘いの回想、というわけではなさそうです。あれ以降もちょくちょくフュージョンは復活していたのでしょうか。
 それをTVで見てプリキュアに憧れた少女・坂上あゆみが、道端で倒されたフュージョンの破片を拾い、それに「フーちゃん」と名付けて友だちになる、というのが話の主題でした。

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映画ハートキャッチプリキュア・DVD版

 映画館で観た時から、プリキュアシリーズではケタ違いの名作だと思っていました。そして、改めてDVDで観て、その完成度の高さを再認識しました。
 今更ではありますが、他のプリキュア映画とは、話の構成が抜本的に違います。DX3を含む他作品では、日常描写は冒頭の導入部分に限られます。後は、舞台となる世界の紹介および戦闘が八割以上を占めています。

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プリキュアオールスターデラックス3

 事前に監督さんが言っていたように、本作の最大の特徴は、途中で、歴代プリキュアをシャッフルして3チームに分けて闘わせる、という部分でした。
 その分け方ですが、「EDで一番目に名前が出る人チーム」「二番目に名前が出る人チーム」「三番目以降の人チーム」でした。ただし、「5」に関しては、こまち・かれんが「二番目」に入り、りんは、うらら・くるみと共に「三番目以降」に割り振られていました。

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スイートプリキュア♪&ハートキャッチプリキュア!おはなしブック

 昨年に続き、漫画版ハートキャッチプリキュアの描きおろし最終話が収録された単行本が発売となりました。
 昨年のフレプリの描きおろしは8頁で、しかもそのほとんどは、アニメの戦闘シーンをそのまま描いた感じでした。
 しかし今回は、12頁と1.5倍増でした。さらに、最初の3頁は「アニメの再録」でしたが、続く最終決戦は、大筋はアニメと同じながら、重要な所で、漫画オリジナルの描写が入っていました。

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「ハートキャッチプリキュア」全般感想

 キャラデザなど、これまでのシリーズとかなりの違いを見せた、シリーズ7作目の本作は、様々な点で驚かされるとともに、強く心に残る作品となりました。
 自分的には、本作品の特徴として、「深く掘り下げたキャラ作り」と「常に笑いを取る」の二つが挙げられると思っています。そのあたりを中心に語ってみます。

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HeartCatch第49話

 オーケストラ発動の時点からという、少々長めな「前回の再放送」で始まりました。オーケストラを食らうまでは無抵抗だったデューンですが、「吊るし上げ」状態になった時に本来の力を出し、拘束を振りほどきました。
 そして、「この程度ではボクは倒せない。ボクの憎しみは消えないよ。君たちの愛など、ボクの憎しみの前ではゴミだと教えてやろう」と言い、赤い渦になりました。そして、薫子がが作ったバリアに皆が避難すると、木星と覚しき星の一部が盛り上がり、さらなる巨大化を遂げたデューンが現れました。
 右肩のタコと覚しき生物と一体化するのかと予想していたのですが、姿はほとんどそのままで巨大化していました。

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HeartCatch第48話

 冒頭は、植物園に佇む番ケンジでした。そこに、志久ななみがやってきて、「私たち、どうなっちゃうのかしら」と話しかけます。それに対し、番は、一瞬目を閉じた後に笑顔になり、「俺達がプリキュアを信じていれば大丈夫だ」と答えましたが、それに対する、ななみの返事はありませんでした。
 短い会話ですが、いろいろと考えさせられました。同時に、最終決戦の最中に、一般人を描いたという、過去のシリーズになかった構成に驚かされました。

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HeartCatch第47話

 OP前は前回の「再放送」でした。ボスナッキーが目立っていました。
 それはともかく、幹部を倒した、えりかといつきは再会します。ともに、厳しい戦いで疲れています。そこにまたしてもスナッキーの集団が登場します。毎度の事ですが、倒しても倒してもキリがありません。
 すると、えりかは作戦を立てることを提案します。そして、いつきが同意すると、腕で×マークを作り、「ターンマ」と叫びます。続いて、コフレとポプリも「タイム、タイム」と言うと、スナッキーはそれに応じ、攻撃を止めました。

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