「ひろがるスカイ」第50話

 昨年に続き、前半までをラスボス戦に使うという、8年前までのパターンに戻った最終回でした。
 自分的には、「魔法つかい」が始めた「最終回前で戦闘は終了。最終回は後日談と軽い戦闘で新プリキュアもそこに登場」という締めが気に入っていました。
 それだけに、この「先祖返り」はちょっと寂しく思いました。
 戦闘が終わった後半は、ソラ=ハレワタール・ツバサ・エルがスカイランドに帰る事による、「お別れ」の描写がメインでした。
 そして、散々それを描いた挙げ句、翌日、三人とも虹ヶ丘ましろの家に来る、というオチになっていました。
 学校関係や護衛隊関係などもちょっと出ていました。
 まあ、昨年同様、最後まで同じペースを貫き通したシリーズだったとは思いました。
 来週からは、人間とパートナーの動物がペアでプリキュアになる、というシリーズが始まります。
 歴代シリーズでは、忠太郎やコロネという「漢前」の犬や猫がいました。
 それもあって、人間はもちろん、動物キャラの個性がどう描かれるのか、と思っています。

 
 

「ひろがるスカイ」第49話

 何から何まで全て悪いのはスキアヘッドだった、という話でした。
 かなり時間を割いて描いた、「スキアヘッドがカイゼリンを愛している」という設定も「嘘だった」の一言で片付いてしまっていました。
 カイゼリン相手ならともかく、なぜそんな嘘をソラ=ハレワタールにまで言ったのかは全くもって謎です。
 ついでに言うと、カイゼリンの眼の前であっさりとカイザーを殺すだけの実力があるならば、自らがアンダーグ帝国のトップに立てばいいのでは、とも思いました。

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「ひろがるスカイ」第48話

 前回、カイゼリンへの愛を貫いて(?)自爆したはずのスキアヘッドが、何の説明もなく復活して、カイゼリンをボロクソに言う、という不思議な話でした。
 プリキュア終盤でドタバタ的な展開になることは少なからずあります。
 しかし、ここまで整合性がないのは初めて見ました。
 急遽、何か筋立てを変えたのでしょうか。
 結局、諸悪の根源は彼だった、ということにするのだろうか、と不思議に思いました。
 あと、これまでの幹部も「光堕ち」して、唐突にプリキュアと共闘していました。
 このシリーズらしいと言えばそうなのですが、色々と呆気にとられました。

「ひろがるスカイ」第47話

 プリンセス・エルレインの最後の力により、エルが「成長」するところから始まりました。
 プリキュアになった時点でこうなるのが自然だと思います。
 もっとも、そうするとエルちゃん人形の売上に響くので、年明けまでやらなかったのだろうな、と思いました。
 戦闘ではスキアヘッドが謎の自爆を行います。

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「ひろがるスカイ」第46話

 クリスマス話でした。
 舞台はスカイランド王国でした。
 アンダーグ帝国との闘いはなく、サンタ鳥を助けたり、プレゼントを配るのにプリキュアの力を使っていました。
 このシリーズで、敵組織と闘わなかった話は三回目です。
 これまでだと、あって1シリーズで1回だったので、かなり珍しく感じました。
 あと、最終決戦前にスカイランドに来たということは、このまま1月からの最終決戦もこちらでやるのだろうか、と思いました。

「ひろがるスカイ」第45話

 カイゼリアン=アンダーグが今回も話の中心でした。
 ただ、前回と同じで、過去には「優しい心の少女」だったのが、なぜ今のように家業を継いだのかは明かされませんでした。
 前回は、300年前の闘いでプリキュアにつけられた傷が云々と言っていました。
 しかし、今回、その「傷」がついた時の描写がありましたが、それで考えが変わったわけではないようです。
 来週はクリスマス話のようですが、この変化の理由はいつ描かれるのだろうか、と思いました。

「ひろがるスカイ」第44話

 ラスボス「カイゼリン」が初めて姿を表しました。
 いきなり圧倒的な力を見せる、という「ラスボスしぐさ」から始まりました。
 ここまでは普通だったのですが、そこからいきなり、ソラ=ハレワタールと虹ヶ丘ましろが300年前にタイムスリップする、という展開になります。
 そこで、エルの前世と出会い、続いてかつてのカイゼリンとも出会います。
 当時のカイゼリンは、父親であるカイザーの暴虐を批判する心優しさを持っていました。
 それが、エルの前世との闘いで考えを変え、今に至ったようです。
 まあ、300年前の心境が、父親に対する反抗期みたいなもので、大人になったら、ちゃんと父の家業を継いだ、ということなのでしょう。
 それ自体は筋が通っています。ただ、ここで「かつては心優しかった」を出した、というのは光堕ちの伏線なのでしょう。
 歴代のプリキュアの中でも「初登場でいきなり光堕ちフラグを出した」というのは初めてだと思います。
 同時に、その裏に「真のラスボス」が出てくる可能性も感じています。

「ひろがるスカイ」第43話

 バッタモンダーの「光堕ち」話でした。
 最後にソラ=ハレワタールにも、かつての評価を変えるほど認められていました。
 しかし、結果的に改良作が入賞したとはいえ、虹ヶ丘ましろの作品スケッチを破いて踏みにじった行為が許されるとは思いません。
 あと、前回の課題だったスキアヘッドとの対話みたいな設定も消滅していました。
 敵との関係をどうしたいのか、二重の意味でよく分からなかった話でした。

「ひろがるスカイ」第42話

 ツバサが画期的なアンダーグ帝国対策案を作り出した話でした。
 天才科学者的な位置づけのキャラになってしまったようです。
 それをシャララ隊長経由でスカイランドに報告したのですが、その情報をスキアヘッドは既に掴んでいました。
 シャララ隊長がアンダーグ側という伏線なのかと思いました。
 一方、ソラ=ハレワタールは、前回、スキアヘッドが言った「愛する人のため」という台詞に悩んでいました。
 「愛する教祖様のため」といって犯罪や悪質商法をやる宗教があるのですから、別に悩むことではないと思いました。
 もしかしたら、スカイランド王国には、そういう存在がない、という設定なのでしょうか。

「ひろがるスカイ」第41話

 再びとなる、虹ヶ丘ましろと、バッタモンダーこと紋田との話でした。
 タイトルにまで「紋田」という言葉が出ていました。
 紋田は、バイト先のキッチンカーでも、本音はともかく、表面上はいい接客をしていました。
 また、カバトンが焼き芋屋になり、子どもの顧客がついている、という事も明かされていました。
 これまでのような「底辺におちている」的な描写がなかったのは良かったと思いました。
 スキアヘッドは、紋田を見て殺そうとしますが、できないとわかると、あっさり退散します。
 カバトン制裁のときもそうでしたが、失敗した部下の処分がかなり雑な組織だと思ったりしました。