終わってわかる損失感

 28日に「ふたりはプリキュア スプラッシュスター」が終わって2日が経ちました。その間、なにかあると、ついつい咲・舞・満・薫・みのりたちの事を考えてしまっています。もちろん、放映中からずっと大好きだったわけですが、まさか終わった時にここまで損失感があるとは、と我ながら驚いています。
 どのへんが原因でここまで思い入れが強くなったのか知りたくなり、第1話からもう一度見直す事にしました。一通り見終わったら、また改めてこの、自分の長いヲタ人生の中で、確実にベスト5に入るくらいの思い入れを持ってしまったこの作品について改めて語ってみようかと思っています。

SS最終話

 最初の2/3の部分での感想は、「ゴーヤーンの年齢は推定45億歳?それどころか造物主?」というのと「満と薫の『パン』と『絵』は第44~45話あたりで伏線を張っておいてほしかった」「やはりかなり予算が絞られていたんだろうな」くらいでした。

 しかし、後日談に当てられた約6分は一転して濃密かつ心に残る描写でした。「このまま、この時間がずっと続けば・・・」とまで思ったほどでした。
 精霊達の一時帰郷を見送る四人、満と薫のアニメ初の私服姿も見れます。そして、満と薫がかつて打倒プリキュアを語っていた瓢箪岩に咲と舞を招待(?)した一こま。止め絵一枚ですが、このネタだけで話が一本くらい作れるのでは、と思いました。そして、薫の絵、満のパン作りを経て、ついに「最終話」が始まります。

 3年となり、主将の咲の元、ソフトボール部は決勝に進出します。薫とみのりは合作の絵で、満は咲の顔を模したパンを焼いて、応援席にいます。健太と宮迫は漫才で応援。そしてベンチに仁美と優子が戻って応援団に声をかけると、健太は「頑張れよ、太田」と返します。それを聞いて喜ぶ優子の表情も最高でした。来年の高校ソフトボールでは、「頑張れよ、優子」になっているかも、などと思いました。
 一方、後輩の緊張をほぐすなど、主将ぶりを発揮している咲ですが、誰もいない所では決勝戦の重圧に苦しんでいます。それをベンチに戻るときのちょっとした表情の変化だけで、舞だけは気づきます。そして一人でいる咲の所に行き、手を握って元気づけます。すると、咲の重圧も消え去ります。この一年の間に築かれた二人の絆の強さを描写した、最後を飾るのにふさわしい名場面でした。
 そして結果は優勝。試合終了後にみんなが並んだ場面を舞が描いた絵を、大空の樹の麓で見る咲と舞の描写で話が終わりました。
 EDも特別仕様で、第一話からの名場面を流していました。そして最後に咲と舞の別れの挨拶で終了。「またどこかで会えるといいね」を聞いた時は、「OVAか何かでこの6分間の拡張版および、続編が見たいものだ」と心底思いました。

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SS第48話

 「太陽の泉」が実は「緑の郷の海」だった、という事が判明。それがゴーヤーンにばれ、緑の郷が滅亡します。「太陽の泉は大洋だった」というシャレなのでしょうか。その「正体判明」のきっかけを作ったのがフィーリア王女による「キャラフェの力による攻撃」でした。あの使えなさぶりを見たとき、ふと「北斗の拳」に出てくる海のリハクを思い出してしまいました。
 その滅びた緑の郷、そして枯れた「大空の樹」のふもとで絶望しつつある咲と舞にチョッピとフラッピが元気づけると、なぜかパワーが復活。咲と舞がブルームとイーグレットに変身したのみならず、満と薫がブルームとウインディ風に変身し、いよいよ最終決戦、というところで終わりました。この「変身場面」は、ムープとフープの登場以来、約半年もの間ずっと期待していたので嬉しく思いました。できればもう少し早く見たかったものですが・・・。

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組み合わせ

 とある所で、「ミュウミュウ」の白金と赤坂の話題が出ていました。元々、あの組み合わせは好きですし、最近では「ミュウミュウ」についての話題を見る機会すら少なかったのでつい嬉しくなって「白赤いいですね」みたいな感じでレスをつけたところ、思い切り「赤白なんですが・・・」と返されてしまいました。
 ヲタ歴は長いですが、801に関するスキルはほとんどありません。個人的にはどう見ても赤坂が「受」だと思います。とはいえ、カップリングの攻受について語れる能力はありません。また、この「位置関係」がかなり重要なものである事は、ヲタの一般教養として理解しています。というわけで、うかつな事を書いて相手の方に不快感をおよぼしたくないという事もあり、返信は控えることにしました。
 ちなみに自分の好きな組み合わせを順に挙げると、藤藍・黄碧・白赤・黄タル・白桃・キシュ桃といった感じになります。ちなみに藤藍はこれでミュウミュウにハマッた、という事もあり、別格的存在です。あと、同人誌で読んだ藤碧ネタが面白いと思ったこともありました。まあ、これは原作にはないので番外ですが。

SS第47話

 「アクダイカーンの正体はゴーヤーンの作った傀儡だった」という話でした。文字通り「代官」だった、という事でしょうか。ちなみに鎧のような外見で中身が空洞で、命のもとを狙われるとあっさり崩壊、という所を見ると、ゴーヤーンの錬金術で魂を鎧に定着させていた、という事でしょうか。あの炎が血の刻印がわり、というわけです。
 などというベタなネタはともかく、ゴーヤーンがラスボスとして変身しました。その変身中には、昨年の今頃にバルデスがやらかした「触手攻撃」を彷彿するような、子供向けアニメらしからぬ描写が散見されました。これも「恒例行事」になるのでしょうか。

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SS第46話

 満と薫が二人だけでダークフォールにキャラフェを取り返しに行く決意をし、パンパカパンに咲・舞・みのりに会いに行きます。そして、その二人の雰囲気から咲・舞が二人の決意に気づき、結局4人でダークフォールに行き、最終決戦に突入、という「終わりの始まり」話でした。
 満と薫が二人で行くことを決意した理由が、「四人で行って咲に万が一の事があったら、みのりが悲しむ」と薫が思ったため、という設定はうまいと思いました。また、みのりの発案で「今度またみんなで絵を描きに」という約束をしたくだりでは、「最終回ではあの漫画版描き下ろしの『アニメ化』があるのでは?」と期待させられました。
 また、「滅び」を至上とするアクダイカーンに対し、満と薫が「ではなぜ私たちを生み出したのか」という感じで「論破」し、逆ギレしたアクダイカーンが動き出す、というのもなかなか面白いと思いました。

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