「スマイルプリキュア」全般感想

 「スマイルプリキュア」は、第1話のオープニングを見た時に、まず、作り手の「覚悟」を感じた作品でした。
 「GOGO」以来、プリキュアシリーズは、新プリキュア登場、というのを、シリーズ中盤での盛り上がりにしていました。この手段は、中だるみしそうな中盤を大いに盛り上げるための極めて有効な手段です。
 ところが、このOPは、「この五人だけで一年間やっていく」という事が伝わる歌になっていました。
 また、EDを見た時も、かなりの衝撃を受けました。第1話の時、ある程度予感はありましたが、第2話において、「5パターンのED」である事が明かされました。
 これを見た時は、「五人がそれぞれ主役」という作品のコンセプトが伝わってきました。

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Smile第48話

 最終回でした。最強形態になったピエーロに対し、一度は敗れ、変身まで解けてしまいます。
 しかし、「メルヘンランドの人々と二度とあえなくなる事」を代償に発動する最終技を用い、最後は「アルティメットみゆき」がピエーロを倒しました。
 その後、五人の後日談が描かれた後、EDとなります。EDでは第1話からの名場面が流れました。
 歌が終わると、みゆきが、第1話冒頭と同じ場所を、同じ台詞を言いながら走っています。四人との待ち合わせ時間に遅れてしまったようです。すると、これまた同じように、空からキャンディが戻ってきます。
 そこに四人も現れ、再会を喜ぶ、という所で完結となりました。

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Smile第47話

 復活したピエーロが圧倒的な力を見せた話でした。その圧倒的な力にプリキュアも一度は敗れ、絶望の淵に沈みます。
 しかしながら、羽化(?)したキャンディの力もあり、五人は復活し、アルティメット形態になり、ピエーロに一撃を加えます。そのピエーロが地球並みに巨大化して、いよいよ最後の決戦になる、という話でした。

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Smile第46話

 ジョーカーが作り出した「バッドエンドプリキュア」と五人が異空間で闘います。一方、1月プリキュア定番の「世界滅亡」が発生し、そのなかで、ジョーカーが「ミラクルジュエル」設定の辻褄を合わせつつ、ピエーロ復活を完了させる、という話でした。

 「プリキュア対プリキュア」の描写は、大変力を入れて描かれており、視覚的に楽しめました。
 さらに、プリキュアの声優さんが一人二役で敵役を演じており、その声の使い分けが非常に巧みでした。というわけでも、聴覚的にも非常に楽しめました。
 また、バッドエンドプリキュアの中では、「BEピース」の描写が上手いと思いました。
 やよいとの闘いが始まる際のやりとりは、前期EDのショートギャグを上手く活かしていました。その後の「フェイント攻撃」をし、喜んでVサインをするあたりも、エイプリルフール話を思い出させるものがあり、声優さんの一人二役を特にいい形で引き立たせていました。

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Smile第45話

 三幹部退場話でした。これが本当に最後の機会、という事で、ジョーカーに「自らの体をハイパーアカンベー化する」という作戦を授けられた三幹部が、個々の闘いではプリキュアを圧倒します。
 しかしながら、勝利目前、という所で、自分たちの過去・心情を語り始めてしまいました。それがきっかけで、プリキュアに同情され、闘志が減退します。そして最後は、みゆきに浄化され、本来の姿であるメルヘンランドの妖精に戻りる、という形での「退場」となりました。
 そして、その直後、現れたジョーカーが、浄化された三幹部から出て行った「闇の力」を使って、五人を模した「バッドエンドプリキュア」を創り出す、という所で次回への引きとなりました。
 話の全体において、唐突さを何度も感じさせられた筋立てでした。一方、三幹部の最後の闘いは、彼らのリスペクトを感じさせられる、迫力ある描写でした。

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Smile第44話

 最後の「みゆき回」でした。話の主題は、みゆきが幼少時、一時的に祖母の家で暮らしていた時に経験した不思議な出来事と、それをきっかけに「ウルトラハッピー」を求めるようになった、という事でした。
 率直に言って、なぜこのような話を、しかもこの時期に作ったのか、まったくもって理解できませんでした。

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Smile第43話

 最後の「れいか回」でした。戦闘シーンは、その「キュアビューティー」の名前の通り、本当に彼女の美しさを描けていたと思いました。
 氷の技に、彼女の部活である弓道を組み合わせた、今回の「プリキュアビューティーブリザードアロー」は、ここまでずっと、技を磨き続けていた、彼女の集大成だと思いました。

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Smile第43話pre感想

 最後の「れいか回」でした。戦闘シーンは、その「キュアビューティー」の名前の通り、本当に彼女の美しさを描けていたと思いました。
 氷の技に、彼女の部活である弓道を組み合わせた、今回の「プリキュアビューティーブリザードアロー」は、ここまでずっと、技を磨き続けていた、彼女の集大成だと思いました。
 ただ、話の流れについては、いくつか違和感がありました。特に、五人が「やはり別れるのは嫌」と泣く場面を戦闘中に入れたのは、勿体ない失敗だと思いました。
 上手く作れば、とてつもない名作になっていたとも思い、それもあって、かなり残念さを感じました。
 色々と多忙なため、きちんとした感想は19日の水曜日に書きます。今しばらくのお待ちをお願いいたします。

Smile第41話

 最後の「やよい回」でした。前回同様、アイキャッチ・サブタイトル読み上げも、やよいで、「また見てね」も特別仕様でした。
 そして、作画のほうもかなり気合が入っていました。これまでも、やよいメインの話は絵がいい事が多かったのですが、今回はその集大成と言えるかも、と感じました。
 ただ、その一方で、筋立てのほうは、かなり残念な出来でした。正直、やよいの何を描きたかったのか、分かりませんでした。

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