最終回でした。最強形態になったピエーロに対し、一度は敗れ、変身まで解けてしまいます。
しかし、「メルヘンランドの人々と二度とあえなくなる事」を代償に発動する最終技を用い、最後は「アルティメットみゆき」がピエーロを倒しました。
その後、五人の後日談が描かれた後、EDとなります。EDでは第1話からの名場面が流れました。
歌が終わると、みゆきが、第1話冒頭と同じ場所を、同じ台詞を言いながら走っています。四人との待ち合わせ時間に遅れてしまったようです。すると、これまた同じように、空からキャンディが戻ってきます。
そこに四人も現れ、再会を喜ぶ、という所で完結となりました。
今回、話の大半が、「泣く場面」で占められていました。戦闘中、ピエーロに勝つにはキャンディ達で別れねばならない、という事になると、皆で泣きます。
そして、泣きながら去っていくキャンディを五人は笑顔で見送りますが、キャンディの姿が消えたとたん、皆で泣き始めました。
特に、戦闘中に泣く場面はかなり長い時間でした。それを見た時は、「これでは、『スマイルプリキュア』じゃなくて『クライングプリキュア』だ」とまで思ったほどでした。
また、この「ピエーロを倒すか、キャンディ達と別れるか」という選択ですが、ピエーロを倒せなければ、地球は滅び、五人も死に、当然、キャンディとも会えなくなります。
したがって、本来は迷う余地などないわけです。実際、当初は、みゆきを除く四人はそれを理解していました。ところが、みゆきが泣きながら、それに強硬に反対すると、四人もそれに流されてしまいます。
心身とも疲労困憊の状態なので、判断力の減退や、感情の制御ができない、などという事もあったのでしょう。とはいえ、かなり違和感がありました。
特に、その流れが、第二話で、みゆきが、あかねに言った「泣いてると、ハッピーが逃げちゃうよ」の正反対だった、というのも、気になりました。
あれは、一年近くたった今でも鮮明に覚えており、かなりの名場面だと思っています。それだけに、この、正反対となった、みゆきの言動には、残念なものがありました。
歴代のシリーズでも、1月の最終決戦は、残念なシリーズになる事が多々あります。しかしながら、今回は、それまでの良かった話とのギャップもあり、より一層それを感じさせられました。
一方、後日談ですが、こちらは、それぞれのキャラクター並びに、他の四人との関係を良くまとめていたと思いました。
41話での、やよいの漫画賞応募結果を、ここで描いた、というのも上手いと思いました。あと、あかねの締めが40話での「宝物」を見る場面、というのも印象に残りました。
そして、會太郎と並んで、「道」を書いている、れいかの後ろの床の間に、「蛇の道は蛇」という掛け軸がかかっていた、というのは非常に楽しめました。「富士山頂上に秘密基地」から始まった、れいかのちょっとズレた「道」の最後にふさわしい描写だと感心しました。
そして、EDの名場面の選択も、九割がた納得出来ました。同時に、これで「五人揃ってゴプリキュア!」と「修学旅行の夜」があったら、より良かったのに、とも思いました。
スポンサー紹介の後に出た、五人と妖精二人の絵も、非常に良く、最後を飾るのにぴったりだと思いました。
というわけで、最後の締めについては、おおむね満足出来ました。これで、最後に五人で何かする、という描写があればより良かったのですが、そこまで贅沢は言えないでしょう。
というわけで、「スマイルプリキュア」が終わりました。「五人の主役」を様々な角度から描いており、歴代シリーズの中でも、かなり良かったと思いました。ただ、前半の良さに比べると、秋以降は失速したという印象もぬぐえませんでした。
これらシリーズ全般のまとめについては、水曜日に書きます。