Max第23話・なぎさとほのか、いつもより多く回す

 先週からの引きで、三人とシークン・インテリジェンスは瓢箪池に行きます。しかし、非常にもったいぶった書き方をした「知恵の書」は役に立たず、肝心の目的地はなかなか分かりません。別にこの預言書に限った事ではありませんが、何であのテの文章はあんなにもったいぶった書き方をしているのでしょうか。本当に実現する自信があるなら「1999年7月に地球が滅亡する」みたいに直截的に書けばいいのです。
 それはともかく、抽象的な預言書に振り回されて、湖畔を三人は走り回ります。途中、洞窟から抜ける時の走り方の描写は、サザエさんの旧EDを髣髴させるような足捌きでした。
 そしてついに湖畔で「六つの柱」を発見します。自然のなかにポツンとあるわりには、あからさまな形状をしています。それにしても、こんな奇妙な造形物があるなら、即座に観光ポイントなっているはずです。そう考えると、瓢箪池に行った後は、「知恵の書」なんぞを読むより、JTBあたりの観光ガイド書を読んでいたほうが、あっさり目的を達成できたのでは、と思えてきます。

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Kフェスをちょっと覗く

 17日に幕張メッセで行われた「Kフェス」に行ってきました。
 会場に着いたのは11時半ころ。上北ふたごさんのサイン会があるので、なかよし8月号についていた抽選券を切り抜いて持っていったのですが、あえなく落選しました。最大の目的(?)を達した後、会場を歩いていたら、MMVのコーナーで五條真由美さんがプリキュアの曲のライブをやっていました。久々に「ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!」をしかも生で聞けて幸運でした。ただ、会場の都合もあり、音響はあまり良くありませんでしたが。
 その一帯は、ほとんど五條さんのファンと思しき20代以上の男性で占められていました。一方、ちらほらと、父親に肩車された小さい女の子もいます。
 そのうち、五條さんによる「振り付け講座」が始まりました。そして、振り付けにあわせて「DANZEN!ふたりはプリキュア(Ver.Max Heart)」のライブが始まりました。前方ではペンライトを振るなど、ノリノリで振り付けをやっている男性ファンたちが目立ちます。一方、父親の肩の上からその風景を見ていた少女たちはかなり引いていたようでした。あれが、彼女達のトラウマにならなければいいのですが・・・。
 というわけで、上北さんは見れずに、代わりに強烈なものを見てしまいました。まあ、とりあえず五條さんの歌を聞けたのでよしとすべきなのでしょうか。

Max第22話・ひかり、自転車少年をあっさり忘却

 早くも一学期が終わり、通知表配布となります。なぎさは成績が下がったばかりか、家庭通信欄でも「調子に乗りやすい」などと酷評されます。一方、ほのかやひかりの通知表では、誉める事しか書いてありません。さらに、タコカフェではアカネが「どうせ、なぎさは」と言いながら、通知表と全く同じ事を言います。一応、「それがなぎさのいい所だから」などとは言っていますが、はっきり言ってフォローになっていません。この評価は第3部のスタッフの各キャラへの評価そのままなのでは、などと思えてきます。
 一方、先週、ひかりと遭遇した少年は執事ザケンナーの遊びの誘いも聞こえず、ひかりの事を考えています。対するひかりも少年の事がかなり気になる模様。当然ながら、自転車少年の事はすっかり忘れています。
 その少年の様子を見ていた久々登場のバルデスは「やはり、まだ外に出すべきではなかった」みたいな事を言います。ならば、その論議がなされていた先週や先々週の会議にちゃんと出席しておけ、と突っ込みたくなります。
 このバルデスの動きはかなりの脅威らしく、光の園で将棋を指していた長老や番人もその気配に恐れおののくほど。それにしてもこの二人、光の園に帰ってからずっと将棋を指していたのでしょうか。

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ライダーマン、ミサイルを処理

 八ヶ岳登山中の学生たちがミサイル発射を目撃。驚いて下山しようとすると、ヨロイ元帥の正体であるデストロンの怪人「ザリガーナ」が地中から出現して襲撃します。このザリガーナ、その学生の西岡青年のピッケルでの反撃に互角に(?)渡り合うくらいの弱さ。他の学生は戦闘員の協力もあって殺しましたが、西岡青年には逃げられます。一方、しばらくたって、小笠原南方の無人島が突如爆発して消滅、というニュースが流れます。基地ではヨロイ元帥が「実験成功」と喜んでいます。どうやら、さきほどの発射された「プルトンロケット」なるミサイルが島を破壊したような感じです。しかもこれは単なる実験で、真の目的は「東京壊滅」だそうです。
 ただ、本当にこれはデストロンの仕業かとなると、疑問が多々残ります。前回の作戦は「学童保育の児童を吸血鬼化させる」で、その前が「家出少女をだまして風見を陥れる」、もう一つ前が「ヒトデをばら撒いて病院を占拠」です。それがいきなり「東京壊滅」になってしまうわけです。野球で言うなら、先週までクラス対抗野球大会で戦っていた少年が、いきなりメジャー入りするくらいの差があります。
 さらに言うと、この「実験」の方法にも疑問があります。八ヶ岳から東京ならば200kmほどです。にもかかわらず、なぜ1,000km以上も離れた「小笠原南方の無人島」を標的に実験しなければならないのでしょうか。積む燃料なども全然違ってくるはずです。どうせ、人類滅亡を目指す悪の組織なのですから、実験するなら、新潟など、八ヶ岳から東京と同じくらいの距離にある都市を狙ったほうが、より実戦に即した実験ができるはずです。

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Max第21話・執事ザケンナー対ロドリゲス

 話の大半はひかりと自転車家出少年の交流ですが、それについては、自転車少年の親のシルエットが、一瞬、角澤と翔子に見えた事とくらいしか印象に残る事がなかったので割愛します。
 さて、主題である「少年の外出」ですが、洋館近くの森にとどめておけばいいところを、いきなり街中に一人でおっぽり出しました。これまでの過保護から放任へ、まさに極端から極端、という感じです。しかも自分の責任での外出中の護衛を宣言したサーキュラスですが、どこで見ているのかわかりません。それにしても、今回の敵キャラは人間への変身能力がないのでしょうか。普通ならこういう場合、人間に化けて、少年の「お供」をすると思うのですが。

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なかよし8月号

 今月の「プリキュア」はなぎさとほのかによる、ひかりの部活勧誘競争(?)。二人が「ゼッタイうちの部にいれてみせるからね」というと張り合う(?)場面が、絵的にも、雰囲気的にもとてもいいです。このような、「親友同士が、含むところなく、正々堂々と争う」という設定は個人的には大好きです。
 また、体験入部中のひかりの真面目さや素直さが、ラクロスや科学実験にもうまく生かされていて、微笑ましいものがあります。さらに、その中で常にタコカフェの事が頭から離れない、というオチに繋がる部分も自然にかつ楽しく描かれています。
 藤村も要所でいいアドバイスをし、結局、ひかりは自分が一番やりたい事が「タコカフェ」である事を再認識し、部活に入るのをやめました。アニメにおいて、「ひかりとタコカフェ」はちょっと変な形で設定されており、ちょっと腑に落ちないものがありました。今回の話は、タコカフェにおけるひかりの位置が非常に巧くかつ楽しく描写されており、その不満点を補って余りあるものがありました。
 あと、やはり部活にしろ他の課外活動にしろ、やりたい事をやるのが一番ですね。自分は中学時代にいろいろと妥協して好きでもない部活に入り、その事を未だに後悔しているだけに、つくづくそう思いました。

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Max第20話・少年、ついに外出

 開始から1年4ヶ月にして初の莉奈メイン話。これまで比較的重要度の高かった「志穂のスランプ話」を含め、彼女の個性を描いた話はありませんでした。
 今回の話は、雑木林で怪我をした狸を見つけた莉奈が、誰にも言わずに一人で世話をする、という話。別に一人だけの秘密にするほどの事ではないのに、それを志穂にもなぎさにも言わなかった事はちょっと意外でした。意外に内向的なところがあるのでしょうか。
 あと、興味深かったのは狸に「ポン太之介」と名付けた事でした。普通なら「ポン太」や「ポン介」とするところかと思うのですが。知り合いに、子供二人にいずれも三文字の名前をつけた人がいるのですが、それに通じるものを感じました。
 結局、飼う事は断念し、「ポン太之介」を山に放したら、親に会えてめでたしめでたし、という感じになります。極めて正しい行動だと思いますが、平凡すぎるような気がしないでもありません。

 洋館のほうはついに少年が自ら外出を志願。少年の願いをかなえるべく懸命に上司(?)に懇願する執事ザケンナーがいい味を出しています。それにしても、こんな重要な議題があるのに、ウラガノスやバルデスはサボっていていいのでしょうか。
 それはともかく、その話にかこつけて(?)ビブリスはプリキュアを襲いますが、いつも通り失敗。それが影響したのかどうかは不明ですが、ついに少年は外出することになりました。

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