「ヒーリングっどプリキュア」論 特殊編

 ヒーリングっどプリキュア全般の感想を「一般編」として書きました。
 それに対し、こちらでは、「魔法少女まどかマギカ」を知っている方のみを対象とした「特殊編」を書いていこうと思います。
 もちろん、主演の花寺のどかを悠木碧さんが演じると知ったとき、自分も含め、多くの人が「魔法少女まどかマギカ」と鹿目まどかの事を連想したと思います。
 もちろん、それだけでは、たまたま同じ声優さんが主人公の声を演じただけです。
 しかしながら、この「ヒーリングっどプリキュア」は、それに尽きない、「魔法少女まどかマギカ」を意識したものを随所で感じました。
 それについて、つらつらと書いていこうと思います。

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美樹さやか論

 数年前、「魔法少女まどか☆マギカ」のブルーレイを一通り見ていて、興味深い事に気づきました。
 それは、TVアニメ各話の冒頭部(アバン)でどのキャラが登場しているか、という事です。
 箇条書きにすると、以下のようになります。

  1. 鹿目まどか、「夢のなか」で暁美ほむらとワルプルギスの夜との闘いを見る。
  2. 巴マミ、使い魔を倒す
  3. 美樹さやか、上条恭介を見舞い、二人でCDを聴く/li>
  4. 美樹さやか、上条恭介を見舞いに行くも、リハビリの時間変更で不在。
  5. 美樹さやか、魔法少女になる。
  6. 美樹さやかと佐倉杏子の戦闘を、暁美ほむらが止める
  7. 美樹さやか、自室でキュウべぇに魔法少女の仕組みを体感させられる。
  8. 美樹さやか、影の魔女を倒し、消耗して変身を解く。
  9. 美樹さやか、魔女になる
  10. 暁美ほむら、一度目の見滝原中学校転入
  11. 暁美ほむら、キュウべぇから鹿目まどかの謎についての説明を受ける
  12. 鹿目まどか、魔法少女になる

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映画「魔法少女まどか☆マギカ」叛逆の物語 終盤及び全体感想

 杏子との探検、マミさんとの闘い、さやかとの会話を経て、ほむらは真相に気づきます。
 その事実に、ほむらは愕然とします。しかしながら、それはあくまでも、この「作られた世界」の中の、ほむらの話です。
 むしろ、その世界を作った「本当のほむら」にとっては「計算通り」とも言える展開だったように思われます。
 そのあたりの終盤および、全般の感想について以下に書きます。

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映画「魔法少女まどか☆マギカ」-叛逆の物語-【序盤から中盤】

 衝撃的なオチが早くも色々なところで話題になっています。
 ただ、自分的には、「ほむらの願いを叶えるために『神』をこの世に戻すには、確かに、これしかないな」と思いました。
 事前には想像もつきませんでしたが、いざ描かれてみると、「これしかない絶対の設定に見える」といった感じです。
 他にも、色々な「ぜひ見たかった場面」を見たり、「ぜひ聞きたかった会話」を楽しむこともできました。
 ただ一方、一部描写の冗長さが気になり、TV版の濃密すぎる描き方との違いを感じた所もあった映画でした。

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劇場版「魔法少女まどか☆マギカ 永遠の物語」

 「魔法少女まどか☆マギカ」の劇場版後編「永遠の物語」を見に行きました。前編が1話から8話まで描いたのに対し、今回は、9話から12話を描いていました。

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劇場版「魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語」

 「魔法少女まどか☆マギカ」の劇場版前編「始まりの物語」を見に行きました。テレビで放映されたものを元に、前後編の劇場アニメにするとのことでした。そこでてっきり、前編はアニメ6話までなのかと思っていました。ところが、6話ラストの、ソウルジェムの秘密が暴かれた場面からも話は続きます。結局、8話の「あたしって、ほんとバカ」で、さやかが魔女化する所までを描いて、前編終了となっていました。
 という事は、後編は同じ時間でアニメ4話分をやるわけです。前編は少なからぬ逸話を省略していましたが、逆に後編は、逸話を追加するのだろうか、と思いました。

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まど☆マギ展に行く

 27日から大晦日まで、池袋で「まど☆マギ展」が開催されています。偶然、27日が休みだったのに加え、近くに行く用事があったので、見に行く事にしました。アニメ・漫画を通して、このようなイベントに行くのは初めてかもしれません。。
 ちょっとした行列はできていましたが、さほど並ばずに入場できました。入口には、祖母と孫娘みたいな二人連れがいました。ポスターの絵を見て、女の子は興味を持ったようですが、ヲタしかいない雰囲気を察してか、祖母らしき人は回れ右していました。
 妥当な判断だと思うのと同時に、「りぼん」で「子供向けローゼンメイデン」を始めたような感じで、「子供向け『まど☆マギ』をやってもいいのでは」とも思いました。

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まど☆マギ第6話

 前回の続きで、さやかと杏子の闘いに割って入った、ほむらの場面から始まります。杏子は即座に攻撃するも、あっさりとかわされます。続いて、さやかが挑みかかろうとしましたが、一撃で気絶させられてしまいました。
 不可解な行動に驚く杏子に対し、ほむらは「私は冷静な人の味方で、無駄な争いをするバカの敵、貴女はどうなの、佐倉杏子」と呼びかけます。
 初対面の、ほむらに名前を呼ばれた事に驚いた杏子は、あっさり退却を選び、去って行きました。

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まど☆マギ第5話

 三話連続で、さやかの描写から始まりました。この作品における、さやかの重要度がよく分かります。
 そして、キュウべえと「契約」する場面が始まりました。キュウベエの耳(?)が、さやかの胸に突き刺さり、そこからソウルジェムが出てきます。
 それを手渡し(?)ながらキュウべえは「受け取るといい。これが君の運命だ」と言い、さやかはそれを手にしながら、床に倒れ落ちました。今にして思えば、あれは、「美樹さやかの、人としての死」を意味していたのでしょう。

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