「デリシャスパーティ」第16話

 華満らんが、卵サンドを食べたり撮ったりしながら感想を語っていたら、虚言癖のあるクラスメートに目撃され、バカにされたり、あることないこと言われて落ち込んだ、という話でした。
 「いじめ」と「嘘つき」を兼ね備えた最悪キャラですが、その原因が「兄が遠方の大学に行って、好きな肉じゃがを食べれなくなって寂しかっったから」という理由で、それらの悪行がなかったことになった、という筋立てには驚きました。
 華満らんのおおらかな人柄を描くということなのでしょうが、もう少し、悪行の責任は取らせるべきなのでは、と思った次第です。
 あと、前々話でさっそうと登場したブラックペッパーが、今回は敵ボスの言及のみで、戦闘はおろか日常描写のセリフすらなかった、というのにも驚きました。
 このまま、新プリキュアまつりがはじまると、典型的な「あんな人いたっけ」的なキャラになってしまいそうですが、どうなるのでしょうか。

「デリシャスパーティ」第15話

 かつて「芙羽様」と呼ばれていた芙羽ここねが、いつの間にか「芙羽さん」(一部では、ここねちゃん)と呼ばれていた事に驚いた話でした。
 倉庫に閉じ込められて助けられた三人の話が広まったのでしょうか。そのあたりの逸話を書かずに一気にこうなるのも、このシリーズらしいと思いました。
 そして、前回、衝撃の初変身をした、品田拓海ことブラックペッパーですが、「ブラペ」というあだ名をつけられただけの役回りでした。
 一応、デリシャスフィールドに入っていたのですが、存在すら気づかれていませんでした。
 同様に、本編の品田拓海も、運転手である轟への賛辞を自分と勘違いして、期待ハズレでずっこける、という役回りしかありませんでした。
 初変身でまだ正体不明のはずなのに、えらくぞんざいな扱いです。
 この「影の薄いキャラ」というのが彼の持ち味なのだろうか、などとも思いました。

「デリシャスパーティ」第14話

 品田拓海が「ブラックペッパー」として参戦した話でした。
 彼が、初登場の本間ともえに告白されるところから始まりました。
 芙羽ここね・華満らん・ローズマリーが興味津々に覗いていたのに対し、和実ゆいはコメコメと同じ「お子ちゃま」枠扱い、という感じでした。
 その後、覗きが終わって、四人で本間ともえに謝ったりするのですが、あの「芙羽さま」がいるのに、なんとも思わない、本間ともえの描写が印象に残りました。
 ここしばらくの、和実ゆいや華満らんとつるんでいるところを見た皆が、「芙羽さま」神話から脱却したのだろうか、とも思いました。
 その後、品田拓海がサラダにも胡椒をかける描写があり、それが、変身後の名前「ブラックペッパー」となります。
 前回までの話で、これを一切伏線にせず、いきなり出していくあたりが、このシリーズらしいと思いました。
 あと、前回初登場の父・品田門平が、クッキングダムの「シナモン」である事を示唆した描写などもありました。
 毎度ながらの展開ですが、とりあえず、初期設定の五人戦闘態勢が14話でやっと揃ったわけです。
 もっとも、すでに「キュアフィナーレ」が発表されているので、この態勢で戦えるのが何話なのか、気になってもいます。

「デリシャスパーティ」第13話

 OPに出てきた品田拓海の変身姿が、品田家で受け継がれてきたものである事が明らかになった話でした。
 それにしても、今回初登場の品田父がいきなり出てきて一年前の回想をし、実は品田拓海が一年前から変身セットをもっていた、という事を一気に描いたのには驚きました。
 まあ、このシリーズらしいと言えるのでしょうが。
 また、ブンドル団はナルシストルーは初参戦しました。レシピッピを奪うと、その食べ物の思い出が奪われるそうです。一方で、味の劣化はありませんでした。
 ちなみに自分はこの話を、刺身こんにゃくを食べながら見ていたのですが、べつに刺身こんにゃくに思い出はありません。
 それだけに、ジェントルーに比べると、ナルシストルーは無害だな、と思ったりもしました。
 次回は早くも品田拓海の変身です。まあ、5週休みの関係で、「キュアフィナーレ」の登場話数が前倒しになったため、この早すぎる展開も仕方ないのでしょう。