久々にジャンプ2世漫画ネタ

 スーパージャンプの「リングにかけろ2」で剣崎麟童がイカルス2世相手にハリケーンボルトを使っていました。闘いの流れからして、予想はしていたのですが、実際に使った時は、やはり嬉しいものがありました。連載初期にギャラクティカマグナムを出した時よりも懐かしさがあったのは、自分が剣崎よりも石松が好きだったからでしょうか。
 一方、プレイボーイの「キン肉マン2世」は完全にネタ切れモード。先週に続き、「試合場が『ロッテの本拠地』と聞いて1983年にタイムスリップした事を忘れ、マリンに行く万太郎」というネタだけで話の半分を費やしています。描かれている事には意味がなさすぎるので突っ込んでも仕方ないとはいえ、マリンスタジアムを知っているなら、その手前でビルがない事に気づけよ、と言いたくなります。だいたい、この時代に、タクシーで「幕張に行ってくれ」と言ったら幕張の浜でなく、幕張駅付近に行くと思うのですが・・・。
 なお、もう一つの2世漫画の「暁!男塾」は刀がワープするというネタだけでほぼ1話もたせていました。

コラボ

 モーニングの表紙を見たら、「野球狂の詩」の岩田鉄五郎と一緒に「ドカベン」の岩鬼がいました。一方、少年チャンピオンでは山田太郎と水原勇気が。どうやら、両誌が協力して、両チームによる日本シリーズを掲載するようです。
 会社の違う二つの雑誌がタイアップするというのはかなり珍しいとは思います。しかし、今更その2作、というのは何だかな、という感じです。失礼ながらともに「昔の名前」でしかありません。これがまだ、水島氏が、新たな作品も発表してそれも人気があり、かつ昔の作品の続編も描く、というスタンスならまだ評価できなくもないのですが・・・。
 というわけで、小学生時代「ドカベン」が大好きだった私ですが、その「同時連載」を立ち読みする気すら起きませんでした。
 どうせモーニングで「異色のコラボレーション」をやるならば、なかよしと組んで、「働きマン」と「シュガシュガルーン」でやったほうが、面白いし、新鮮味もあったのでは、と思うのですが・・・。

SJ第9号

 「男塾」の赤石二世と宋江将軍二世の対決は、宋江二世が父親と同じ「磁石を刀につけて刀による攻撃を弾く」を使用。解説でも当時の「民明書房刊・大磁界」をそのまま使うのは、作品としてちょっとどうなのか、とも思いました。
 ついでに、宋江将軍の技の名前は忘れても、「文献」の「大磁界」はちゃんと覚えているという、自分の記憶力もどうかと思った次第です。
 あと、「かつての赤石の敵の二世」を出すなら、ぜひとも張鳳二世も出してほしいものです。

 「リンかけ2」は今日もアメリカ主体。ヒムラーJrが伊織に再戦を果たせない事を詫びる場面にはちょっと感心しました。あと、「時代錯誤の白人優越主義者」二世も登場。たしかこいつの父親は、剣崎に瞬殺されたように記憶していますが、よく覚えていません。また、相変わらずミズ・シャネルJrはシャフトJrにアタックしていました。
 また、伊織の相手として、パプアニューギニア代表選手が登場。やっている事は「あしたのジョー」のハリマオそっくりです。パプアニューギニアの人がいまだに原始人みたい、という認識もやや時代錯誤のような気がしなくもありません。

久々にスーパージャンプネタ

 リンかけ2は、なぜか「ミズ・シャネルの息子(?)」が大活躍。伊織を危機一髪に陥れ、イタリアの雑魚を一瞬でやっつけ、試合でもドイツJrのヒムラー2世にまで完勝してしまいました。はっきり言って、シャフトJrよりずっと目立っています。
 あと、ドイツJrに「奴はミズ・シャネルの子供だ。催眠術が得意だぞ」などという情報が伝わっているのにも驚きました。確か、「1」の日米決戦では、シャフト以外は全部ボクサーではなく、世界Jrではちゃんとしたボクサーを集めて雪辱を目指すも、イタリアの闇討ちにやられた、という設定だったはずですが・・・。まさかその「非ボクサー」の情報まで収集されていたとは・・・。
 という事は、あの支那虎の忠告を聞かずにグラサンを外さずに戦って目を怪我した奴とか、やけに偉そうな事を言って、剣崎に一瞬でやられた奴のデータとかも収集されているのでしょうか。

 あと、「男塾」では梁山泊が登場。最後に泊鳳が出てくる、というオチがみえみえなのがまたいいです。

サンデー7号とスーパージャンプ3号

 今週のサンデーの「犬夜叉」は久々に現代へ帰還。かごめが料理を作っていました。「料理には自信がある」といいながら、普通にハンバーグなどをつくるかごめ。なかなか美味そうです。
 考えてみれば、高橋留美子先生のサンデーの「歴代ヒロイン」は、とにかく辛いだけの料理を作るラムに、白ワインのつもりで酢を入れるあかねと、驚異的な料理的感覚の持ち主。言い換えれば、「ヒロインの料理=ドタバタイベント」が定番でした。
 それに対し、まともな料理を普通に作るかごめ。ある意味サンデーの高橋作品史上初の快挙です。
 結果は、犬夜叉が台所で鉄砕牙を振り回して水道を壊し、折角の料理は水浸し。「ヒロインの料理=ドタバタイベント」という定番を打ち砕く事はできませんでした。
 サンデーの高橋留美子先生の作品で、ヒロインの料理を皆が美味しく味わう、という場面が描かれるのはいつになるのでしょうか・・・。

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冗談みたいなキャラ設定

 話題のヲタク漫画「げんしけん」の単行本を読みました。私は、大学入学時、漫研のチラシは貰ったものの、そこの新歓の文章に「絵を持ってくるように」と書かれていたので入会を断念したという経験があります。また、当時はアニメは全くもって見なかったので、アニメ研は最初から関心外でした。
 というわけで、結局ヲタ系とは基本的に関係ないサークルに入りました。もし、当時の大学にこの「現視研」のような活動内容のサークルがあれば、入っていたかもしれません。

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第4-6話・ノース2号の巻

 この作品は話の設定をいろいろ肉付けしたり再構築したりしていますが、基本的な話の流れは「原作」に沿っています。したがって、二番目に殺されるのはこのノース2号となります。
 「原作」において、標的となった7人のロボットのうち6人までは、何らかの形で互いに会話をしています。その中での唯一の例外はこのノース2号です。彼だけは、他のロボットとも、話全体の流れとも何ら関わらずに、住んでいるスコットランドでプルートウを迎え撃って殺されます。
 この作品でも、その設定を最大限に活用しました。他のロボットとは関わらせる事なく、ノース2号と同居している音楽家(「原作」ではロボット工学の博士ですが)だけの、ある意味独立した一つの物語を描いています。

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第1-3話 「主役」ゲジヒトと基本設定

 単行本1巻の前半部分です。最初に出てくるのは「原作」と同じ、スイスのロボット・モンブランです。そしてこれまた「原作」同様、あっさり死にます。
 「原作」では、「感じのいい人柄」「トルコのブランドと友人」というだけの設定があっただけのモンブランでした。しかし、本作ではその設定に忠実に、残された人々の回想を通して、モンブランの人となりを描いています。
 さて、モンブランの容姿は「原作」とほぼ同じですが、ゲジヒトは人間に近い形に描きなおされています。ただ、原作の「頭の数本の筋」を「やや禿げ上がった髪型」にするなど、さりげなく「原作」を踏襲しています。
 そして、話の流れにあわせて、本作品の設定である、「標的となる7人のロボットは、いずれも『第39次中央アジア紛争』に関わっている」や「ロボットたちは『メモリーチップ』を交換する事により、互いの記憶を共有できる」などが紹介されています。
 また、ゲジヒトの特徴としての「愛妻家」「メンテナンスを担当する科学者・ホフマン」なども紹介されています。

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アニメ・リングにかけろ11話・12話

 とりあえず「第1部」最終回。なぜか2話連続放映でした。河井との決勝戦に大半が費やされます。
 個人的に一番印象に残ったのは、河井の回想場面。河井が子供の時から河井姉は今と身長も変わらず、セーラー服を着ています。まさか、彼女は「鋼の錬金術師」のホーエンハイムの同類なのでしょうか。
 予算の関係もあるのでしょうが、回想シーンの私服くらいは設定してやれよ、などと思いました。
 それ以外は基本的に原作通り。結局いろいろあって、最後はブーメランフック2連発(別名・ダブルブーメラン」で竜児が勝利して優勝します。

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アニメ・リングにかけろ・9話と10話

 11・12話が3時間後に放映されるという今書くのもなんですが、その前の支那虎戦と河井戦前編の感想をまとめて。
 まず支那虎戦ですが、遠路はるばる日本に来ているヘルガが、この対戦の勝敗予想をコンピュータにかけます。今ならノート1台でできる事ですが、当時のあれだけ大きいマシンを、たかだか偵察のために持ち込むとは凄いです。それにしてもどうやって「輸入」したのでしょうか。
 そして予想は「支那虎勝利」。後のドイツ戦でことごとく逆の予想をした事で有名な「ヘルガのプログラミング技術」は健在(?)です。子供の頃、漫画で読んでいた時は素直に「こんなすごい理論を打ち破ってコンピュータの予想をもくつがえす全日本Jrはすごい」と感心していたものですが、今となっては「ひでーシステム。こんなの検収できんよな」としか思いません。我ながらスレたものです。
 あと、回想シーンの「支那虎父の扇風機」ですが、こちらは当時も今も「このオヤジ、おかしい」という感想に変わりはありません。

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