「キボウノチカラ」第12話

 前半は引き続き戦闘でした。
 前回の最後に登場しした美墨なぎさ・雪城ほのかに加え、九条ひかりも参戦していました。
 その力で巨大シャドウを倒し、ベルの翼も元に戻りました。
 ラス前まで。圧倒的な強さを見せていたラスボスに、最終回では勝利するというのが、「プリンセス」までのプリキュアの定番でした。
 逆転勝利の要因はたいてい、精神的なものでした。
 そんななか、プリキュアの数を増やすことによって戦力を高めて勝利、というのはある意味わかりやすいと思いました。

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「ひろがるスカイ」第46話

 クリスマス話でした。
 舞台はスカイランド王国でした。
 アンダーグ帝国との闘いはなく、サンタ鳥を助けたり、プレゼントを配るのにプリキュアの力を使っていました。
 このシリーズで、敵組織と闘わなかった話は三回目です。
 これまでだと、あって1シリーズで1回だったので、かなり珍しく感じました。
 あと、最終決戦前にスカイランドに来たということは、このまま1月からの最終決戦もこちらでやるのだろうか、と思いました。

「キボウノチカラ」第11話

 「オトナプリキュア」のはずですが、全員が最初から最後まで変身し続けていたため、「コドモプリキュア」でした。
 サブタイトル表示画面が飲み会だったのは、それを意識してのことだろうか、と思いました。
 ベルの動機ですが、この街が地球温暖化などの影響で人が去り、廃墟になる未来を知っているため、という事でした。
 それを防ぐための行動との事ですが、この2023年に住民をシャドウにしたら、なぜ廃墟化が防げるのかについてはよくわかりませんでした。
 全員をシャドウにした時点で、ベルの知っている未来より先に廃墟になってしまうと思うのですが…。
 皆が、職業での経験をもとにベルに反論するあたりが「オトナ」な部分なのでしょう。
 しかし、通常プリキュアのラスボス戦との「論争」とさして違いはありませんでした。
 せっかく「オトナプリキュア」なのですから、「ベル、一度呑みながら話さない?Cafe Bar Timeのお酒とおつまみは本当に美味しいんだよ」と呼びかければよかったのに、と思ったりもしました。

「ひろがるスカイ」第45話

 カイゼリアン=アンダーグが今回も話の中心でした。
 ただ、前回と同じで、過去には「優しい心の少女」だったのが、なぜ今のように家業を継いだのかは明かされませんでした。
 前回は、300年前の闘いでプリキュアにつけられた傷が云々と言っていました。
 しかし、今回、その「傷」がついた時の描写がありましたが、それで考えが変わったわけではないようです。
 来週はクリスマス話のようですが、この変化の理由はいつ描かれるのだろうか、と思いました。

「キボウノチカラ」第10話

 夢原のぞみの体調不良が「タイムフラワーによってプリキュアになったこと」であることが明らかになりました。
 にも関わらず、八人ともプリキュアに変身します。
 「街を守るためには命を削っても」という発想なのでしょう。
 結果的にはハッピーエンドになるのでしょう。
 とはいえ、中学時代ならともかく、社会人になってもそのような覚悟で行動していると、本業のほうで過労死しかねないのでは、と心配になりました。

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「キボウノチカラ」第9話

 日向咲をメインに据えた話でした。そして、大空の樹の前で、再びプリキュアに変身した話でした。
 しかしながら、自分的には、かなり残念な話でした。
 その理由は、日向咲の描き方にあります。
 第3話での初セリフからそうでしたが、彼女の描写のほとんどが「パンづくり」と「婚約者」に関するものです。 

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「ひろがるスカイ」第44話

 ラスボス「カイゼリン」が初めて姿を表しました。
 いきなり圧倒的な力を見せる、という「ラスボスしぐさ」から始まりました。
 ここまでは普通だったのですが、そこからいきなり、ソラ=ハレワタールと虹ヶ丘ましろが300年前にタイムスリップする、という展開になります。
 そこで、エルの前世と出会い、続いてかつてのカイゼリンとも出会います。
 当時のカイゼリンは、父親であるカイザーの暴虐を批判する心優しさを持っていました。
 それが、エルの前世との闘いで考えを変え、今に至ったようです。
 まあ、300年前の心境が、父親に対する反抗期みたいなもので、大人になったら、ちゃんと父の家業を継いだ、ということなのでしょう。
 それ自体は筋が通っています。ただ、ここで「かつては心優しかった」を出した、というのは光堕ちの伏線なのでしょう。
 歴代のプリキュアの中でも「初登場でいきなり光堕ちフラグを出した」というのは初めてだと思います。
 同時に、その裏に「真のラスボス」が出てくる可能性も感じています。

「ひろがるスカイ」第43話

 バッタモンダーの「光堕ち」話でした。
 最後にソラ=ハレワタールにも、かつての評価を変えるほど認められていました。
 しかし、結果的に改良作が入賞したとはいえ、虹ヶ丘ましろの作品スケッチを破いて踏みにじった行為が許されるとは思いません。
 あと、前回の課題だったスキアヘッドとの対話みたいな設定も消滅していました。
 敵との関係をどうしたいのか、二重の意味でよく分からなかった話でした。