前半は引き続き戦闘でした。
前回の最後に登場しした美墨なぎさ・雪城ほのかに加え、九条ひかりも参戦していました。
その力で巨大シャドウを倒し、ベルの翼も元に戻りました。
ラス前まで。圧倒的な強さを見せていたラスボスに、最終回では勝利するというのが、「プリンセス」までのプリキュアの定番でした。
逆転勝利の要因はたいてい、精神的なものでした。
そんななか、プリキュアの数を増やすことによって戦力を高めて勝利、というのはある意味わかりやすいと思いました。
ただ、加勢した三人は、今の姿を見せずに去っていったため、「コドモプリキュア」のままでした。
先述したように、勝利のためのパワーアップという意味では参戦は合理的です。
しかし、「オトナプリキュア」なのに、こんな形で出すのはどうなのだろうか、とも思いました。
闘いが終わると、夢原のぞみは昏睡状態となります。
他の人達に異常がないところを見ると、タイムフラワーのせいではなく、単に日頃の過労がたたったのが原因かと思われます。
このシリーズは、毎回、現在進行中の社会問題を取り上げていましたが、「教員の過重負担問題」も取り上げたかった、ということなのだろうか、と思いました。
そして、病床で目覚めた夢原のぞみにココはプロポーズをします。
大学卒業後4年間会うのを避け続け、久々に会ったと思ったら数日後にプロポーズしたわけです。
えらく不自然な設定だと思いました。
普通に、「夢原のぞみが社会人になったあとも、交際は続いていた」とすればよかったと思うのですが…。
あとは、「プリキュア5」の残り四人が仕事や町会活動で一定の成果を挙げた描写がありました。
また、美々野くるみは、派遣会社をやめ、パルミエ王国の総理大臣になるという決意をしていました。
日向咲と美翔舞の描写は、フランス留学のために行った空港で、二人が泣きながら別れを告げる、という描写でした。
「婚約者」がいなかった、ということは破局したのでしょうか。
まあ、これから結婚して夕凪に店を出す、ということで合意していたのに、いきなり留学すると一方的に言われたらそうなる可能性は十分にあります。
改めて、日向咲の婚約設定は全く持って不要だったな、と強く思いました。
そして最後は、空き缶のポイ捨てを見たベルが、いったん収めた矛を再び…という感じで終わっていました。
序盤は大変面白かったのですが、途中から失速してしまった、というのがシリーズ全体の感想でした。
せっかく、第1話を変身なしでやったのですから、第3話以降もそういう話を出しても良かったのでは、と思っています。
特に、第6話で散々だった夏木りんの作品が、なぜ最終回では高評価を得られるようになったのか、そのきっかけなども描いてほしかったものでした。
あと、春日野うららの演劇に関しても、「食いしん坊の天使」の劇中描写くらいは見たかったものでした。
次は「魔法つかいプリキュア」で「オトナプリキュア」をやるそうです。
その際には、もう少し「プリキュア」より「オトナ」を増やしてほしいものだと思いました。
残念に思った点も多々ありますが、星野健太と大田優子が結婚した世界線を描いてくれたのは本当に嬉しい事でした。
色々と楽しめた三ヶ月を過ごせてくれたスタッフに方々には感謝しています。