GOGO第37話

 かれんと、くるみに関する描写でいい場面があったのは、印象に残りました。
 一つは戦闘中、くるみの辞退について、かれんが話した時です。お礼を言った時の、かれんおよび、一瞬、照れたようにそっぽを向いた後に見せた、くるみの笑顔からは、気持ちが伝わってきました。
 もう一つは、最後の、トロフィーが来た時の、たびごとに変化する、くるみの気丈さや寂しさおよび、自分の名前を見たときに見せた喜びの表情でした。
 そろそろ一年近いつきあいになるものの、やはり、別の世界の住人である、という事に対する遠慮および、でも仲間でありたいという、くるみの複雑な心境がよく描かれていました。そして、それを察知する、かれんの優しさについても、非常によく描けていると思いました。

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GOGO第36話

 どうやら、今回の前後編は、お笑いシリーズとなりそうな感じです。この時期に二話使って、話全体の流れは大丈夫なのか、と気にもなりました。しかしながら、ある意味異様なノリが面白く、楽しく見ることができました。
 冒頭、のぞみ達が、コイントスの練習をしています。そこに入ってきた、かれんに、「ファイブDEチャンス」なるテレビ番組に出る話をします。その番組の紹介なのですが、なぜか一枚絵で、五人が闘い(?)を繰り広げています。
 ただ、かれんはこの類の事が苦手なので断り、代りに、くるみを指名します。最初は関心のなかった、くるみですが、商品がチョコ一年ぶりと聞いて、参加を表明し、リーダーに就任(?)します。このときも、くるみを中心に、残り四人がポーズを決めていました。
 この冒頭部分を見ただけで、各キャラの表情が豊かに描かれていると思いました。

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なかよしラブリー増刊2008年秋の号

 「小川とゆかいな斎藤たち」はやや低調。ゲストキャラも個性がなく、小川さんの良さが描かれる場面もあまりありませんでした。
 表紙になった「萌えキュン」は、実は呉服店の跡取りだった泉が、ライバル店に狙われる、という話でした。とりあえず、一度は捕らえられたライバル店の少女が、「着物をはだけた泉」を見て、萌えパワーを炸裂させ、拘束を破って襲いかかる、という場面には笑いました。今後もこの路線で突っ走ってほしいものです。

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GOGO第35話

 ブンビー話でしたが、同時に、ナッツハウスでの微妙な変化が気になった話でもありました。
 冒頭、ナッツハウスで勉強している、のぞみが、いつものように、りんに質問します。しかし、りんをはじめ、他の四人は不在でした。それぞれ、自分の夢に向かっていろいろ頑張っているわけです。しかしながら、しばらく前まで、毎日のようにナッツハウスに皆で集まっていた事を思い出し、のぞみは寂しげな表情を浮かべます。

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GOGO第34話

 クレープ王女退場話でした。冒頭、クレープ王女が小々田の鞄に入り込み、のぞみとの朝の挨拶争いに勝った(?)くるみを威嚇するところから始まります。
 一方、エターナル本部では、ブンビーがお茶を淹れにいくも、イソーギンとヤドカーンは不在です。
 そしてブンビーは、「お茶の淹れ方ばかりうまくなった・・・」などと愚痴りながら、自分がエターナルにいる意味について考えます。前回、アナコンディに無視された事もあり、今のエターナルを、昨年のナイトメアと重ねているようです。なお、このあたりは次回への伏線となっていると思われます。

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なかよし2008年11月号

 「プリキュア5GOGO」は、のぞみとの争奪戦に敗れた、くるみがパルミエ王国に帰る、という所から始まりました。完全に落ち込んでおり、小々田が淹れてくれた、好物のココナッツミルクティーを断るほどです。余談ですが、部屋の表札(?)が「ミルク」だったのが印象に残りました。
 その傷心のまま帰国しようとしますが、シロップが機転をきかせます。そして、のぞみを同行させ、「乱気流」を演出することにより、二人がお互いに大切な存在である事を認識させて、丸く収める、という筋立てでした。
 とりあえず、五ヶ月にわたって続いた、「のぞみ対くるみ」の完結編、ととらえていいのでしょうか。毎度の事ですが、二人が張り合ったり、仲良くしたりするのはいいのですが、他の四人が背景的存在になったのは非常に残念でした。今回のシロップのような位置づけで活躍の場を設定することはできたとは思うのですが・・・。
 さすがに次からは従来の筋立てに戻ると思うので、期待したいものです。

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