かれんと、くるみに関する描写でいい場面があったのは、印象に残りました。
一つは戦闘中、くるみの辞退について、かれんが話した時です。お礼を言った時の、かれんおよび、一瞬、照れたようにそっぽを向いた後に見せた、くるみの笑顔からは、気持ちが伝わってきました。
もう一つは、最後の、トロフィーが来た時の、たびごとに変化する、くるみの気丈さや寂しさおよび、自分の名前を見たときに見せた喜びの表情でした。
そろそろ一年近いつきあいになるものの、やはり、別の世界の住人である、という事に対する遠慮および、でも仲間でありたいという、くるみの複雑な心境がよく描かれていました。そして、それを察知する、かれんの優しさについても、非常によく描けていると思いました。
ただ、それ以外の部分である、ムカーディアとの対戦・後編については、先週が面白すぎた事もあって、勿体なさを感じました。
うららのモグラ叩きについては、先週のノリを引き継いで、もっと、派手なネタをかまして欲しいと思いました。あと、話はズレますが、うららのCDはエターナル内でよく売れている、という事を再認識させられました。
一方、話の根幹でもある、かれんのコイントスですが、率直に言って、かれんの良さが出ていませんでした。なんか結果オーライみたいな感じで、これに五人の運命とローズパクトを賭けるのは安直すぎないか、というのが率直な感想です。
先週、前編を見た時は、そのあまりの出来の良さに、おそらく、かれんが、持っている能力を最大限に活かしてムカーディアをやりこめるに違いない、と期待していました。それだけに、よりあの「幸運が二つくらい重なって勝てた」というのは勿体なさを感じました。
極端な話、ムカーディアに「ホシイナーコイン」を投げさせ、空中にいる状態でサファイヤアローをかまして、「裏」を「表」にひっくりかえす、くらいの事をやらせても良かったのではないでしょうか。
確かに、最後には、かれんらしい強気の言動でムカーディアをやりこめました。しかしながら、その過程が過程なだけに、「結果的に勝てたから」という感じが否めませんでした。
他にも、捕らえられた、うららを、かれんが「レモネード」と呼ぶなど、前編との統一性がなかった所なども気になりました。作画についても、一部はかなり雑な部分もありました。
というわけで、良かった点と、勿体なかった点が、それぞれはっきりしていた話でした。あと、話全体の流れとしては、主題の一つである「皆の名前の入ったトロフィー」のあたりで、前々回に続いてシリーズの収束を感じさせられる点があり、物寂しさを感じた話でもありました。
次回は、のぞみと、くるみの共闘が主題になるようです。シリーズ全体のファンとしては、約2年ぶりとなる、「二人が手をつないで力を発揮する場面」を見たいものですが、果たしてどうなるのでしょうか。