マイメロ48話

 今回、一番印象に残ったのは、「黒音符残り1、ピンク音符残り2」という状況を、真菜が「マジック2」と表現し、クロミが「あと1つ、あと1つ」と歌った事でした。真菜は当然としても、クロミまで「タイガース流」なのはさすがテレビ大阪制作、という感じです。
 あと、賞を取った後、依頼された連載を全て受けた雅彦が、心配する娘たちに「小説家は売れている時が華だ」と言ったのも興味深いところです。やはり、出版業界で生きていると、そういう感覚になるのでしょうか。

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SS第4話

 なんか恒例となりつつあるカレハーン登場時のギャグ。今週は「蝉を笑う者は蝉に泣くんだフハハハハ」「笑ってるのあんたじゃない」「つ…突っ込まれた」でした。
 また、二人いないと変身できないという弱点を突いたのはいいものの、咲の霧風ばりの術にだまされ、崖を駆け降りてしまい、せっかくの作戦も失敗に終わってしまいました。忍でもないかぎり、変身していない普通の人間は崖から飛び降りることができない、という事が分からなかったようです。
あと何回出番があるのか分かりませんが、これからも色々とギャグを披露してほしいものです。

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マイメロ47話

 「マイメロが柊と話し合おうとする。その際、マイメロに土産を尋ねられた柊が、一瞬の間を置いて『ならばタクトを持ってこい』と回答。すると聞き間違えたマイメロがタルトを持って持参。対する柊は「おねがい」に何の反応もせず、タルトを見せた瞬間、問答無用で窓から放り出す」という、話の流れに関わった基本的な部分は、二人の性格が見事に描写されており、大変笑えました。
 また、話題になったパンクラスの北岡選手ですが、事前の報道では「作中ではマイメロの力を借りて勝つ」となっていましたが、そのような事はなく、自力で勝っていました。しかも、客席のマイメロを見て「そうか」などと言い、向かってくる相手の前でマイメロのマネをして「おねがい」さらには「もーっと、もーっと、お願い」と言う、解説者も「プロレス初」と認める、革命的な「技」です。まあ、北岡選手が実際の試合で使って「メロディーマーク」と名付けた技ははフロントチョークスリーパー、すなわち「首締め」です。さすがにこれを作中で流したら、「残酷だ」と抗議電話がきそうなので、このようにアレンジ(?)したのでしょうか。それにしても、こんな「技」を作るスタッフにも、それを素直に演じる北岡選手にも、心底感心させられました。

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SS第3話

 ソフトボール話。とりあえず、前回優勝の黒潮中に対し、試合を意識しすぎて本来の力を出せないまま接戦を演じた夕凪中はかなりの実力があるようです。それでいて2年連続1回戦負けするということは、メンタル面に多大な問題があったという事でしょうか。それを1回見て写生しただけで見抜いた舞の観察眼おそるべし、といったところでしょうか。
 ところで、ソフトボールの仕組みはよく知らないのですが、捕手の優子の背番号が「2」でなくて「22」なのがちょっと気になりました。WBCでも捕手が「22」をつけていたし、「22は捕手の番号」という印象が強いのでしょうか。それとも単に背中が広いから字を二つ書いたのでしょうか。
 一方、闘いのほうですが、「試合中に強風が吹き、選手・観客とも外に避難した後の球場で」という設定で始まりました。とりあえず、無印後半からMAXにかけての、「よくわからないSF的設定でプリキュアと一般人が分離される」を使わないのはいいと思います。

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バクの故郷?

 バクの一家の「方言」はちょっと不思議です。両親と弟たちは「だっぺ」という千葉県農村地帯から茨城県にかけて使われる語尾で話します。ところが、なぜかバクだけは語尾が「ぞな」です。この特性(?)を利用して、正月にマリーランドにお忍びで戻った時は、わざと語尾を「だっぺ」にして、弟のふりをしたりもしました。
 さて、この「ぞな」が使われる地域ですが、ググってみたところ、北海道の富良野や群馬でも使われているようですが、やはり一番多かったのは愛媛の松山周辺でした。夏目漱石の「坊ちゃん」で、松山の生徒たちが、「・・・ぞな、もし」と語尾につけて話すのが特に有名です。となると、バクは「ぞな」で止めていますから、中途半端な松山弁と言えます。もしかして、マリーランドの松山にあたる所に、バク両親が一時的に住んでいた時にバクが生まれたのかもしれません。そしてバク次郎以下は、マリーランドの千葉農村部もしくは茨城に戻ってから生まれたので「だっぺ」になるわけです。
 なお、この「ぞな、もし」はすでに死語となりつつあり、松山でもかなりの高齢者しか使いません。ついでに言うと、千葉で「だっぺ」を使うのはあくまでも農村地帯です。千葉市より西の主に「千葉都民」が住む地域では使われません。
 さて、やけに長い前振りになりましたが、今日から月曜の夜まで、松山に行きます。諸事情によりプリキュアSSは見づらい上に、マイメロに至っては放映すらありません。というわけで、次回の更新は20日の深夜になる予定です。

サンリオ、今年度は黒字見込み

 今日の日経新聞に載ったサンリオの発表によると、昨年度は158億円の赤字だったのが、今年度は50億円程度の最終損益が見込めるとの事です。新聞の見出しによると「シナモロールが好調」とのことですが、別に売り上げが大幅に上がって赤字が黒字になった訳ではなく、「固定資産の減損処理による特別損失がなくなったため」との事だそうです。
 ただ、全体的にはキャラクター商品もピューロランドの入場者数も計画を下回っているとの事。あれだけ街中にキティが溢れているのだから、サンリオなんて、何やっても儲かっているのだろう、などと思っていたのですがそんな甘いものではないみたいです。やはり、商売して儲けるというのは大変なのですね。
 それにしても、売り上げ増の筆頭がシナモロールでなくてアニメ「マイメロ」関連だったら、「クロミで黒字化」となって語呂がよかったのに・・・。などと、記事を読みながら妙な事を考えていました。

マイメロ46話

 クロミが「黒音符の完成後の世界」を軽く考えていた、という事が判明しました。このあたりが、今後の話の流れに重要な役割を果たすのかと思われます。また、今回のクロミノートも強烈。幼少時のクロミの純粋な好意に「お礼」をするマイメロが凄すぎます。キャラだけで考えると、柊・マイメロ・ダークパワーの精の「悪の枢軸」対、歌・バクロミ・「夢防衛少女」の連合軍、という構図が白黒的には一番しっくりくるのでは、と思えるほどです。
 一方、話の主体となる柊家の前での闘いですが、今回は、真菜らしからぬ策略が裏目に出た感じでした。当初、柊は真菜の挑戦に正面から受けていましたが、作戦通りに小暮が乱入して一撃入れられると態度を一変。圧倒的な力の差で二人を吹っ飛ばします。この変化が、「一撃を入れられた事に対する怒り」ではなく、「せこい作戦を使ってきた事に対する不快感」と感じたのは考えすぎでしょうか。

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SS第2話

 一番印象に残ったのは、「舞って呼んでいい?」「うん」という所にあわせて「俺はカレハーン、カレッチと呼んでくれ」と言って現れるカレハーンでした。まあ、「職場」にはうるさい上司のみならず、うっとうしい腰巾着キャラまでいるのですから、疲れるのも無理がありません。女子中学生と「お友達」になりたくなるの仕方ないのかもしれません。
 話自体は設定説明が多く、また、後半はほとんど戦いでした。ただ、舞については、感性が鋭いこととか、絵を描き出すと周りの声が聞こえなくなるほどの集中力を発揮するなど、興味深い特徴が描かれていました。この設定が今後どう生きていくのか、興味深いところです。
 あと、闘いの場面での「カエル飛び」や、風圧で頬がふくれる二人の顔などを見る限り、今回は「カッコいい」より「親しみやすい」を闘いにも取り入れようという意図があるのか、などとも思いました。あと、戦闘シーンでは全体的に跳んだり飛んだりする描写が目立つのは、「銀の翼」を意識しての事なのでしょうか。
 来週は咲の試合の話、どんなキャラの描き方をするのか楽しみです。

無印第8話・名作中の名作

 ヲタ歴22年という無駄に長いキャリアを誇る(?)私ですが、「名作に出会った」と思った思うことは1年に1度あるかないかです。そして、その中でも「名作中の名作」と思った作品となると、さらに絞られます。その中に確実に入るのが、この「ふたりはプリキュア第8話・プリキュア解散!ぶっちゃけ早すぎ!?」です。
 この話の最高潮は、話の終わりのところです。朝、草の生えた河原でたたずんでいるなぎさに、ほのかが、「これ・・・なぎさの・・・なぎさの手帳・・・でしょ」と声をかけます。この時の、ちょっと顔をそむけながら話すほのかの表情と「言葉の間」の表現から、「一歩踏み込みたいけれど、また拒絶されないだろうか・・・」という不安と勇気が痛いほど伝わってきます。それゆえに、それになぎさが応えて「行こう、ほのか」と言ったとき、TVの向こうにいる自分も、我が事のように嬉しく思いました。そして、見終わった後、即座に撮っていたビデオを回し、この名場面を再度堪能したものでした。

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久々にジャンプ2世漫画ネタ

 スーパージャンプの「リングにかけろ2」で剣崎麟童がイカルス2世相手にハリケーンボルトを使っていました。闘いの流れからして、予想はしていたのですが、実際に使った時は、やはり嬉しいものがありました。連載初期にギャラクティカマグナムを出した時よりも懐かしさがあったのは、自分が剣崎よりも石松が好きだったからでしょうか。
 一方、プレイボーイの「キン肉マン2世」は完全にネタ切れモード。先週に続き、「試合場が『ロッテの本拠地』と聞いて1983年にタイムスリップした事を忘れ、マリンに行く万太郎」というネタだけで話の半分を費やしています。描かれている事には意味がなさすぎるので突っ込んでも仕方ないとはいえ、マリンスタジアムを知っているなら、その手前でビルがない事に気づけよ、と言いたくなります。だいたい、この時代に、タクシーで「幕張に行ってくれ」と言ったら幕張の浜でなく、幕張駅付近に行くと思うのですが・・・。
 なお、もう一つの2世漫画の「暁!男塾」は刀がワープするというネタだけでほぼ1話もたせていました。