声優萌え?

 毎週毎週、マイメロとSSの感想を書いている身でありながら、実はちゃんと声優さんの名前を把握していません。咲の役の人の名前が「オリエ」だという事は知っていますが、苗字は分かりませんし、舞の声優さんの名前もいまだに覚えていません。ついでに言うと、あれだけ押していたカレハーンの声優さんの名前も知りません。
 マイメロについても似たようなもので、いまだに歌の声優さんの名前を知りません。しかし、柊とクロミの声優さんの名前は覚えています。柊役の置鮎さんは、10年ほど前にやったゲーム「超兄貴」の時の声が印象に残り、覚えていました。「プリキュア無印」で忠太郎の声をやった時も、私にしては珍しく、すぐに分かりました。柊役においても、その技量を惜しみなく発揮している感じです。
 一方、クロミ役の竹内順子さんですが、この人については、あまりの上手さに感心して、いろいろ調べました。その結果、「H×H」や「ナルト」などの人気作品で主役をやるなど、かなりの実績のある方だという事を初めて知りました。

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マイメロ52話

 とにもかくにも、柊が自力でダークパワーの精を除去した、という形になったので、満足することができました。また、柊が「黒音符」を否定した理由が、「ダークパワーの精の奏でる曲が、自分の求めていたものでないつまらない曲で、まだ美紀が作詞したピンク音符曲のほうがマシと感じたため」でした。「善と悪」とか「みんなの夢」などではなく、「曲の出来」が判断基準になった、というあたり、これぞ柊恵一、と言えるでしょう。
 あと、ダークパワーの精から体を取り戻すのに、「より一層どアップになったバクとのキス一歩手前」を使った、というのも笑えると同時に感心しました。このあたり、13・18話さらには第30話で描かれていた設定・伏線が全て活きています。
 これで、柊の復活のきっかけが、マイメロの「責めるって何?」でなく、クロミによるものだったら、より一層、あのあたりが引き立ったとも思いましたが・・・。
 もう一つの名場面は、美紀作った歌詞に対する真菜の「どっちやねん!」という突っ込みでした。

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マイメロ51話

 名場面が多すぎて困るのですが、あえてここでは、後半部分の一番最初を挙げます。柊の肉体を乗っ取ったダークパワーの精の奏でる曲により、怪しげな雲が発生。人々はそれに驚いているうちに、夢を吸い取られ、生ける屍とかします。NASAとおぼしき機関も「激やば警報」を発し、世界は滅亡に瀕しています。
 ところがその時、すぐそばに高架があり、スタンドの半分以上が黄色くなっている野球場では、普通に試合が行われています。ファンも地球の危機をそっちのけで歓声を挙げ、「今年こそ日本一や」などと言っています。白いユニフォームや法被に縦縞が入っていないのは、版権の都合でしょうか。
 これを見て、世界が滅亡の危機にあるのに何を呑気にプロ野球を、と思う人も多いでしょう。しかし、これは日本野球界の伝統なのです。今から37年ほど前に放映された「ウルトラセブン」の最終回でも同様の状況がありました。ゴース星人による「史上最大の侵略」が行われ、世界各国の主要都市が攻撃の危機に瀕していました。しかし、その時でもラジオではプロ野球中継ををやっていました。
 今回の演出がこれを意識してかどうかは分かりません。いずれにせよ、名演出だと思います。

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マイメロ50話

 冒頭、いきなり塔の上で柊が上着を脱ぎ捨ててバイオリンを弾き出した時は、かなり度肝を抜かれました。さらにそれについて、話の後半で「寒くない?」というマイメロのツッコミが時間差で入ったのもまた笑えました。
 その一方、話の終盤部分の塔での攻防は純粋な意味でとても優れた出来でした。この部分だけなら「名作」と言えると思います。ただ、話全体の流れの中でこの部分がどうだったか、という事は、次回の「柊対ダークパワーの精」の結果を見てからでないと、論評できませんが。
 その名作部分ですが、特に秀逸だったのは、柊の「思い出」の一番最後の所に普段のクロミが出てきた事でした。ああいうのを見ていると、本当に作り手は登場人物を愛しているな、と思います。最後のスポンサー紹介の映像が、クルミ=ヌイとバク、というのもいいです。

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マイメロ49話

 冒頭、「テレビを見るときは」を柊がやった時は、「今週は大活躍か?」と思ったのですが、残念ながら美樹の夢の世界と黒音符の回収しか出番がありませんでした。それにしても、空中浮遊などをして人間離れしていくのを見ると、「表面的には従えたかに見えた、ダークパワーの精に実は操られているのでは」と不安になります。「美・最終楽章」の歌詞を全うしてもらいたいものですが・・・。
 今週最大のギャグは、「首を洗いに行くマイメロ」でした。一見、意味ありげな事をしようとしているように見せて、実は慣用句を真に受けて「首を洗いに行く」というボケ、さらにそれに対する真菜のツッコミも絶妙でした。
 その一方で、悪夢魔法にかかった雅彦が思い出したものが、亡き鈴への高校時代の告白、という描写も絶妙でした。さらに、魔法から覚めるときの鈴との二人の会話がまたよく、ホロッとさせられました。細かい場面ですが、こういう所まで本当にうまく描くものだと感心させられます。

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マイメロ48話

 今回、一番印象に残ったのは、「黒音符残り1、ピンク音符残り2」という状況を、真菜が「マジック2」と表現し、クロミが「あと1つ、あと1つ」と歌った事でした。真菜は当然としても、クロミまで「タイガース流」なのはさすがテレビ大阪制作、という感じです。
 あと、賞を取った後、依頼された連載を全て受けた雅彦が、心配する娘たちに「小説家は売れている時が華だ」と言ったのも興味深いところです。やはり、出版業界で生きていると、そういう感覚になるのでしょうか。

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マイメロ47話

 「マイメロが柊と話し合おうとする。その際、マイメロに土産を尋ねられた柊が、一瞬の間を置いて『ならばタクトを持ってこい』と回答。すると聞き間違えたマイメロがタルトを持って持参。対する柊は「おねがい」に何の反応もせず、タルトを見せた瞬間、問答無用で窓から放り出す」という、話の流れに関わった基本的な部分は、二人の性格が見事に描写されており、大変笑えました。
 また、話題になったパンクラスの北岡選手ですが、事前の報道では「作中ではマイメロの力を借りて勝つ」となっていましたが、そのような事はなく、自力で勝っていました。しかも、客席のマイメロを見て「そうか」などと言い、向かってくる相手の前でマイメロのマネをして「おねがい」さらには「もーっと、もーっと、お願い」と言う、解説者も「プロレス初」と認める、革命的な「技」です。まあ、北岡選手が実際の試合で使って「メロディーマーク」と名付けた技ははフロントチョークスリーパー、すなわち「首締め」です。さすがにこれを作中で流したら、「残酷だ」と抗議電話がきそうなので、このようにアレンジ(?)したのでしょうか。それにしても、こんな「技」を作るスタッフにも、それを素直に演じる北岡選手にも、心底感心させられました。

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バクの故郷?

 バクの一家の「方言」はちょっと不思議です。両親と弟たちは「だっぺ」という千葉県農村地帯から茨城県にかけて使われる語尾で話します。ところが、なぜかバクだけは語尾が「ぞな」です。この特性(?)を利用して、正月にマリーランドにお忍びで戻った時は、わざと語尾を「だっぺ」にして、弟のふりをしたりもしました。
 さて、この「ぞな」が使われる地域ですが、ググってみたところ、北海道の富良野や群馬でも使われているようですが、やはり一番多かったのは愛媛の松山周辺でした。夏目漱石の「坊ちゃん」で、松山の生徒たちが、「・・・ぞな、もし」と語尾につけて話すのが特に有名です。となると、バクは「ぞな」で止めていますから、中途半端な松山弁と言えます。もしかして、マリーランドの松山にあたる所に、バク両親が一時的に住んでいた時にバクが生まれたのかもしれません。そしてバク次郎以下は、マリーランドの千葉農村部もしくは茨城に戻ってから生まれたので「だっぺ」になるわけです。
 なお、この「ぞな、もし」はすでに死語となりつつあり、松山でもかなりの高齢者しか使いません。ついでに言うと、千葉で「だっぺ」を使うのはあくまでも農村地帯です。千葉市より西の主に「千葉都民」が住む地域では使われません。
 さて、やけに長い前振りになりましたが、今日から月曜の夜まで、松山に行きます。諸事情によりプリキュアSSは見づらい上に、マイメロに至っては放映すらありません。というわけで、次回の更新は20日の深夜になる予定です。

サンリオ、今年度は黒字見込み

 今日の日経新聞に載ったサンリオの発表によると、昨年度は158億円の赤字だったのが、今年度は50億円程度の最終損益が見込めるとの事です。新聞の見出しによると「シナモロールが好調」とのことですが、別に売り上げが大幅に上がって赤字が黒字になった訳ではなく、「固定資産の減損処理による特別損失がなくなったため」との事だそうです。
 ただ、全体的にはキャラクター商品もピューロランドの入場者数も計画を下回っているとの事。あれだけ街中にキティが溢れているのだから、サンリオなんて、何やっても儲かっているのだろう、などと思っていたのですがそんな甘いものではないみたいです。やはり、商売して儲けるというのは大変なのですね。
 それにしても、売り上げ増の筆頭がシナモロールでなくてアニメ「マイメロ」関連だったら、「クロミで黒字化」となって語呂がよかったのに・・・。などと、記事を読みながら妙な事を考えていました。

マイメロ46話

 クロミが「黒音符の完成後の世界」を軽く考えていた、という事が判明しました。このあたりが、今後の話の流れに重要な役割を果たすのかと思われます。また、今回のクロミノートも強烈。幼少時のクロミの純粋な好意に「お礼」をするマイメロが凄すぎます。キャラだけで考えると、柊・マイメロ・ダークパワーの精の「悪の枢軸」対、歌・バクロミ・「夢防衛少女」の連合軍、という構図が白黒的には一番しっくりくるのでは、と思えるほどです。
 一方、話の主体となる柊家の前での闘いですが、今回は、真菜らしからぬ策略が裏目に出た感じでした。当初、柊は真菜の挑戦に正面から受けていましたが、作戦通りに小暮が乱入して一撃入れられると態度を一変。圧倒的な力の差で二人を吹っ飛ばします。この変化が、「一撃を入れられた事に対する怒り」ではなく、「せこい作戦を使ってきた事に対する不快感」と感じたのは考えすぎでしょうか。

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