マイメロ52話

 とにもかくにも、柊が自力でダークパワーの精を除去した、という形になったので、満足することができました。また、柊が「黒音符」を否定した理由が、「ダークパワーの精の奏でる曲が、自分の求めていたものでないつまらない曲で、まだ美紀が作詞したピンク音符曲のほうがマシと感じたため」でした。「善と悪」とか「みんなの夢」などではなく、「曲の出来」が判断基準になった、というあたり、これぞ柊恵一、と言えるでしょう。
 あと、ダークパワーの精から体を取り戻すのに、「より一層どアップになったバクとのキス一歩手前」を使った、というのも笑えると同時に感心しました。このあたり、13・18話さらには第30話で描かれていた設定・伏線が全て活きています。
 これで、柊の復活のきっかけが、マイメロの「責めるって何?」でなく、クロミによるものだったら、より一層、あのあたりが引き立ったとも思いましたが・・・。
 もう一つの名場面は、美紀作った歌詞に対する真菜の「どっちやねん!」という突っ込みでした。

 柊がほぼ自力でダークパワーの精を倒した事もあり、本来の主題であるはずだった「夢防衛少女隊vsダークパワーの精」の戦いは逆にちょっとボケた感じでした。考え過ぎかもしれませんが、このあたり、柊とダークパワーの精と同様に、制作側でも「せめぎあい」があったのでは、と思えてきます。特に、「TVの前のみんなも一緒に歌って力を貸して」などという「視聴者参加企画」は、これまで私を楽しませてくれた「マイメロ」の面白さとはかなり異質なものでした。まあ、ここいらへんは色々な「大人の事情」があるのかもしれません。とかいいいつつ、あの美紀作詞の歌詞は心に焼き付いてしまっており、気がついたら口ずさみかけたりしているのですが・・・。
 ところで、先週から今週にかけて、色々な人々が夢を奪われました。森内くんも夢を奪われたら加納さんの事がどうでもよくなってしまいます。また、雅彦もオヤジギャグを言えなくなります。そう考えると、前話で夢を奪われながら、「(今年の日本一は)無理かも・・・」などと、トーンダウンしながらもファン意識を保てた、おでん屋台のオッサンは、本作最強の夢の持ち主と言えるかもしれません。今週では無事復活して、「日本一や」と言っていました。もし、来年の秋にこのオッサンの夢がかなったら、ぜひとも「マイメロ」でも記念番組を作ってほしいものです。昨年の日本シリーズで相手球団を応援していた私が言うのも変な話ではありますが・・・。
 あと、相変らずマリーランドの上層部のあつかましさも炸裂していました。先週も書きましたが、事のおこりは、クロミの義憤を引き起こした「格差社会」、暗黒裁判による収監、さらには危険きわまりない「メロディグッズ」の雑な管理にあるわけです。その当たりを反省する事なく、「どんな刑を科すか」を嬉しそうに話す姿は、彼ららしいとはいえ、釈然としないものがありました。まあ、ここぞとばかりに柊を責め立てたマイメロ母も含め、それが「マリーランドらしさ」なのかもしれませんが・・・。
 来週からの「くるくるシャッフル」は、題名通り一部キャラの立ち位置が変わるそうです。どうなるか分かりませんが、これまで以上に楽しませてほしいものです。

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