「ヒーリングっどプリキュア」論 特殊編

 ヒーリングっどプリキュア全般の感想を「一般編」として書きました。
 それに対し、こちらでは、「魔法少女まどかマギカ」を知っている方のみを対象とした「特殊編」を書いていこうと思います。
 もちろん、主演の花寺のどかを悠木碧さんが演じると知ったとき、自分も含め、多くの人が「魔法少女まどかマギカ」と鹿目まどかの事を連想したと思います。
 もちろん、それだけでは、たまたま同じ声優さんが主人公の声を演じただけです。
 しかしながら、この「ヒーリングっどプリキュア」は、それに尽きない、「魔法少女まどかマギカ」を意識したものを随所で感じました。
 それについて、つらつらと書いていこうと思います。

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「ヒーリングっどプリキュア」論 一般編

 「ヒーリングっどプリキュア」は自分にとって忘れられない名作となりました。
 正直、ここ数年ほどは、「プリキュアは長年蓄積したブランドを使って安定した視聴者層に支えられる分野で、新たな進歩は期待できないのでは」とまで思っていました。
 そのような自分の考えが完全に誤りであった事を明らかにしてくれた、プリキュア史のみならず、自分にとってのアニメ史に残る名作になりました。
 プリキュアは2015年の「プリンセス」以降、「テーマ」を作り、それにあわせた設定・話作りをするようになりました。
 それはそれで興味深いものもありましたが、「テーマ」に振り回されて、プリキュアそのものの面白さが描かれなかった作品もあった、という不満感が少なからずありました。

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漫画「ヒーリングっどプリキュア」2巻

 映画で描きおろした私服イラストも収録されるなど、様々なイラストが掲載されていました。
 一方、描きおろし漫画のほうは、「スタートゥインクル」の没ネームを再利用したのでは、と思ってしまったくらい「ヒーリングっど」とは関連性のない話でした。
 単行本発売がずれこんだのですが、当初描いた作品に不備があったのでしょうか。それとも、話が作れず、これになってしまったのでしょうか。
 大坂なおみ選手の漫画との同時連載はやはり負担なのでは、と思いました。
 2巻収録の漫画も、最後のほうは、ほとんど筋立てがなく、イラスト集みたいな感じでした。
 絵的には楽しめるのですが、やはり漫画も楽しみたいというのが率直な気持ちでした。

映画「ヒーリングっどプリキュア ゆめのまちでキュン!とGOGO大変身」

 「ヒーリングっどプリキュア」として最後に発表された作品となった映画版を見ました。
 当初は「完結編」みたいな感じになるのかな、と思っていましたが、どちらかといえば「番外編」という感じでした。また、タイアップ的な物が多々ありました。
 しかしながら、各プリキュアの人柄を丁寧に描く描写が随所にあり、このシリーズならではの良さを楽しむことができました。

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「ヒーリングっど」第45話

 ヒーリングガーデンに帰ったヒーリングアニマルたちと風鈴アスミに会いに、花寺のどか・沢泉ちゆ・平光ひなたが出かけるという話でした。
 時系列には、ネオキングビョーゲンを倒した半年後、という感じでしょうか。服装も、春から秋にかけて来ていた服になっていました。

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「ヒーリングっど」第44話

 ネオキングビョーゲンとの戦闘に決着がついた話でした。
 前回、前々回同様、毎年恒例の「最終決戦」において、これまでにない描き方をした素晴らしい話でした。
 また、プリキュアの正体判明と、それに対する、家族、まわりの人の対応の描き方にも感心させられました。

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「ヒーリングっど」第44話pre感想

 期待通りの名作でした。
 最後に前期EDの「ミラクルっとlink ring」が流れた時は、「クライマックスで前期EDを流したのは自分の記憶では14年ぶりだな」と思いました。
 そして、14年ぶりの深い感動を得ました。
 プリキュアを見続けて、この作品に出会えた事に心底感謝しました。
 詳しい感想は金曜までに書きます。

「ヒーリングっど」第43話

「ラスボスが全ての力を取り戻し町を滅ぼす。それを変身が解けたプリキュア達が再度挑む」という最終回の2話前の定番設定回でした。
 しかしながら、その設定を描きつつ、「平光ひなた回」に仕上げていました。シンドイーネの最期の描き方とあわせ、本当に凄いシリーズだと感心させられました。

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「ヒーリングっど」第43話pre感想

 今回もまた、自分の予想の上を行った話でした。
 この最終盤でここまで平光ひなたの良さを描いた事に感心させられました。
 また、シンドイーネの最期も想像を絶しており、このシリーズにおける考えの徹底ぶりに感心させられました。
 詳しい感想は木曜に書きます。