Max第39話・サーキュラス、2週連続でラクロスの球を掴む

 なぎさのラクロス試合ネタでした。相手は、昨年3月の初ラクロスシーンから、何度も対戦している。宿敵・御高倶女子中学です。今回は、その御高倶の主将に焦点を当てての話でした。
 一年の時から、スタープレーヤーとして活躍するなぎさを、補欠として見ていた現御高倶の主将の永沢は、フォーメーションを徹底した厳しい練習でチームに習得させ、その作戦力でなぎさを中心としたベローネの技術に対抗しようとします。そのため、練習でもついついきつめの言葉を発してしまいます。

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マイメロ35話とDVD第2巻

 バクの日常話。自分とクロミの水道光熱費や電話代のために、早起きして新聞配達する姿には感心させられます。あと、マイメロに会っても、「普段は普段、魔法勝負は魔法勝負」と分けて接するところがいいです。あと、幼稚園で子供と遊んだり、横断歩道を渡る老人の手を引くのは、純粋なボランティアなのでしょうか。なんか、道徳の教科書に出てきそうな模範的な生活です。話の後半部分は、いつも通りの「悪夢魔法」になり、魔法にかかった奏の学級の教育実習生のスパルタぶりを延々とやっていました。しかし、今回に限っては、悪夢魔法は必要最小限に処理して、もっとバクの一日を描いてほしかったものでした。
 あと、その魔法に対抗しようと、「拠り代」を探そうとするマイメロに対し、即座に理科室の骸骨標本を指差した歌のセンスにも感心させられました。
 なお、最初と最後に出てきた屋台のおでん屋のおっちゃんがタイガースの法被を着ているところは、TV大阪製作らしいと思いました。

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Max第38話・ほのかに暴動地域へのいざない

 しばらく前に美墨家の「大阪転勤ガセネタ」の話がありましたが、今度は、ほのかの引越し話ネタ。今度はガセではなく、両親は本気でほのかとさなえお婆さんをパリに呼び寄せようとしているようです。
 その話を、なぎさとユリ子にしますが、二人とも、とりあえず賛成みたいな発言をし、後でその発言を後悔します。このあたり、それぞれ普段からほのかに頼っている所がある二人が、「別れ話」を話された時、まず最初に「自分達の甘えでほのかが両親と暮らせるという話をボツにしては、ほのかに迷惑だ」という心理が働いたためなのでは、と思いました。
 その後、なぎさは志穂・莉奈やアカネに相談しようとしますが、話がズレたり、タイミングが悪かったりで、結局相談できません。一人で悩むような感じになります。

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マイメロ34話

 奏の恋愛話。最近見始めたため、彼女と菊池の話を見るのは初めてでした。したがって、これまでの経緯はよくわからないのですが、とりあえず彼の言動を見る限り、いかにも将来にわたって売れない役者のまま、奏のヒモみたいな生活をしそうなタイプに見えました。父親が奏と喧嘩をしたと聞いて大喜びしたのも、そのあたりを感じたからなのではないでしょうか。そういうわけで、寒いギャグはともかく、今回の父親には非常に共感が持てました。
 あと、ラストで「食べ物は大切に」とフォローがありましたが、後半部分のほとんどは、寿司屋のメニューを使った、ドリフばりの食べ物投げまくり対決。赤だしをぶっかける、などという場面もありました。新聞のTV欄に「子供向けの番組で食べ物を粗末にするとは」という投書が来ない事を祈るばかりです。それにしても、醤油なしで寿司を食べても美味しいのでしょうか。
 ところで、今回の悪夢魔法に登場した「BEING SMART」なる「理想の男になる方法が書いてある本」ですが、これを見て「神聖モテモテ王国」の「モテモテブック」を思い出したのは私だけでしょうね。

Max第37話・ウラガノス、模範演技を見せる

 学園祭ネタ。昨年に続き、志穂が演劇の監督をやり、なぎさとほのかが主演する、という話でした。昨年は、ロミオとジュリエットという、女の子同士でやってもまあ違和感がない配役でした。ところが今年は、NHKの影響を受けたのか、志穂の作ってきたお題は「牛若丸対弁慶」。「プリキュア」の世界において、弁慶を違和感なく演じる事ができる女子中学生など、格闘館学園くらいにしかいません。
 また、志穂がワイヤーロープで牛若丸を釣ってアクションをやる、という構想を持ってきたので、さらにクラスの皆は引きまくります。志穂は落ち込みかけますが、そこでなぎさが友情で助け舟を出して牛若丸役を立候補。すると何とほのかが弁慶役を立候補します。ところが、このほのかの立候補でクラスの雰囲気がなぜか急に変わり、みな、この「牛若丸対弁慶」に賛成するようになってしまいました。
 この急展開が、ほのかの意思表明に乗じての付和雷同なのか、単にほのかの弁慶というミスマッチを見たいという好奇心なのかは謎です。

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マイメロ33話

 今回、最も印象に残ったのは、最後のクロミとバクがマイメロの作ったケーキを食べるところでした。クロミの頭巾に描かれているピンクのドクロは、クロミの表情とシンクロしています。ところが、このケーキの時は、微妙にクロミの表情と異なっていました。ケーキを食べているクロミは、口と表情ではマイメロに対して意地を張ります。ところが、頭巾のドクロはその時、一瞬ながら目がハートになり、喜びを表しています。そのあたりの描写が秀逸でした。
 後は、柊の「女の敵」ぶりがそろそろバレつつあるのと、歌の父親の担当編集者が「ヒカルの碁」の門脇にやけによく似ている事が印象に残りました。髪をおろした永代橋先生が倉田に似ているのを見た時は偶然かと思ったのですが、もしかして、意識してやっているのでしょうか。
 あと、ケーキを作りながら事件現場に向かったマイメロがメロディタクトと間違えて、泡だて器を振ろうとします。このテの「間違い」をやらかしたのは、私の知る限り、他には「ウルトラマン」のスカイドンの回のハヤタ隊員しかいません。なかなか面白いネタを見ることができました。

マイメロ32話とDVDの1巻

 今週はマイメロの「耳立て伏せ」が最も印象に残りました。腕立て伏せの亜種を見て衝撃を受けたのは、22年ほど前に読んだ「腕立て一代男」という漫画の「髭立て伏せ」以来です。しかも、それで本当に「一撃で気絶」という急所を克服してしまうのですから驚きです。マイメロの努力はもちろんですが、それを指導した真菜にも感服させられます。ついでに言うと、柊が半日潰して調べ上げた「弱点」を一週で解決してしまうスタッフにも驚かされました。
 本題の「占い」についてですが、真菜の考えに100%賛同します。その後の自分も被害にあいながらも歌を助けようと無茶をした事といい、本当にしっかりした娘だとつくづく思います。彼女が主役の外伝をぜひとも作ってほしいものです。

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なかよし12月号

 「プリキュア」はクリスマスネタ。キャラ達が「シンデレラ」の劇中劇をやるのですが、演技の間にすぐ素に戻る、という変わった趣向で話が作られています。
 役回りはひかりがシンデレラでアカネが継母、ほのかが魔法使いで王子はポルンとメポミポの三人羽織(?)、そしてなぎさは何故か「サンタ」というオリキャラ(?)です。
 演技上のセリフと素の人柄が交互に出てくるので、ちょっと作品としては分かりにくいかな、という気もします。ただ、描写はそれぞれ面白く、特に「南瓜の馬車」のところが「籠に南瓜を入れて自転車に乗る」、になったのには笑えました。
 最後は、三人羽織の王子と踊るのですが、構造に無理があって「合体王子様」は分解します。そこで、ポルンを顔につけたなぎさが急遽代役に。そしてそのなぎさ(+ポルン)と踊るひかりの胸がときめく、という感じの話でした。
 「王子様と踊る」のあたりの表現を見ていて、ひかりとなぎさでフラグでも立てようとしているのかな、などとも思った話でもありました。

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プリキュアMAXビジュアルファンブック

 無印から数えると通算3冊目となるビジュアルファンブックです。今回の最大の目玉は上北ふたごさんのフルカラー描き下ろし漫画でしょうか。内容はなぎさ・ほのか・ひかりにメポミポ・ポルンでカラオケに行った後、王様ゲームをやる、というものでした。
 それはいいのですが、そのカラオケ屋の店名は「ポイズニー屋」で、従業員はポイズニーとキリヤの姉弟、店の看板はジャアクキングです。しかも隣室では、現在の敵役の四人組がカラオケをやっており、そこの画面にはジュナとレギーネがいたりします。
 さて、王様ゲームですが、何故かなぎさばかりが「王様」を引きます。そして、なぎさは「変顔でにらめっこ」とか「好きな人を告白」とかやりたい放題。ひかりは律儀に「あこがれている人なら、・・・な・・・」と告白(?)。なかよし本誌の感想にも書きましたが、上北さんは、ひかりとなぎさのフラグを立てたいようです。そこで途中から、「命令」を各自が紙に書いてあらかじめ入れておき、「王様」から命令権を剥奪する形にします。その結果、いろいろ奇妙な「命令」が実行されますが、最後の「命令」は、ひかりの「これからもみんな仲良くしましょう」というもの。内容といい、その軽いボケといい、いかにもひかりらしいです。
 と、和んだところで、急に隣室の四人組をはじめ、歴代の闇の住人が全員で乱入。特に、「第2部」の洋館三人組はそれぞれ、「角澤=道路工事人の変装」「翔子=ラクロス選手に変装」「結城=フードつき寝間着」といった特徴的ないでたちでした。
 話の本編も楽しめましたが、この最後の闇の住人大集合には、懐かしさも含め、感慨深いものがありました。本書において上北さんは、「ピクニックに行くなぎさ達」のカラーイラストを見開きで描き下ろしていますが、次の機会には、ぜひ「闇の住人オールスターズ」も見開きで描き下ろしてほしいものです。

 後はまあ、いつもと同じように、巻頭にカラーイラストがあって、後はキャラ紹介、話の紹介、声優さんや製作者のインタビューなどがありました。まあ、このあたりはこんなものでしょう。一つ残念だったのは、ラクロス部員を主とした運動会の絵。「背景」に入っているほのかがえらく手抜きで描かれていました。もう少し何とかならなかったのでしょうか。