プリキュアコレクション「ハピネスチャージプリキュア」

 昨年暮れから始まった、上北ふたごさんが、なかよしに連載した漫画の単行本化企画「プリキュアコレクション」がついに最終配本となりました。
 今回は、「スイート」「スマイル」「ハピネスチャージ」の3シリーズでした。間の「ドキドキ」は、ムックでなく単行本形式で一年前に発売されたので、この「コレクション」には入っていません。
 前回配本同様、「スイート」と「スマイル」は「おはなしブック」が出ているので、今回も、単行本化されていない「ハピネスチャージ」のみの購入となりました。

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Hapiness第49話

 前回ラストで描かれた「フォーエバーラブリー誕生」をもう一度やったあと、レッドとの最終決戦となりました。
 相変わらず、「愛は幻であるか否か」の論争をしながらの闘いです。
 しかしながら、「何億年単位で生き続け、一つの星の生命誕生から滅亡まで見届けた神」と「寿命は100年弱である14歳の人間」では、死生観から何から、全然違います。
 当然ながら、一致点など見いだせるわけでなく、ひたすら互いの考えを主張し合っていただけでした。
 そして、最後は、「フォーエバー・ハピネスシャワー」で愛乃めぐみが勝利します。
 他の三人は、途中から鏡のから出てきたものの、その闘いを見ているだけでした。

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Hapiness第48話

 プリキュアとレッドの最終決戦・前篇でした。
 前半は、プリキュア四人とレッドとの闘いでした。最後にプリフィケーションを放ちますが、レッドには通用しません。
 後半はレッドがパワーアップになります。それぞれと一対一で闘い、攻撃を食らわせると、プリキュアがイノセントフォームから通常モードに戻ります。
 さらにレッドは、愛乃めぐみを除く三人並びに相楽誠司・妖精を鏡の中に封じ込めます。
 これで勝利かと思ったのですが、なぜかそこから、愛乃めぐみと問答を始めます。
 そして最後は、地球上すべての人の力が少しずつ集まるという「元気玉方式」で、愛乃めぐみが「フォーエバーラブリー」に二段変身したところで最終回への引きとなった話でした。

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Hapiness第47話

 愛乃めぐみと洗脳された相楽誠司の闘いを描いた話でした。
レッドの星では愛乃めぐみとの一騎打ち、という展開になります。
 そして拳で語り合った末についに相楽誠司が自我を取り戻し、同時に、三人が闘いの場に追いつき、最後はプリフィケーションで元に戻りました。
 そしていよいよレッドとの最終決戦、というところで引きとなりました。

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Hapiness第46話

 プリキュア対レッド+相楽誠司連合軍、という闘いがまるまる続いた話でした。
 また、絶体絶命のピンチになった時に、アメリカに渡っていた氷川まりあが舞い戻って皆を救いに来ます。さらに、その背後には、かつて共闘したハワイの双子をはじめ、各国のプリキュアが応援に来るなど、久々に「全世界のプリキュア」設定が描かれた話でもありました。

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Hapiness第45話

 クリスマス話でした。
 大森ゆうこの「うまく言いくるめて他のプリキュアに家業を手伝わせる」描写や、氷川いおなの「倹約家」描写、さらには白雪ひめのノリのいい性格やファッション好きなどが描かれたりしていました。
 また、闘いの展開では、ディープミラーが「ブルーの先輩神・レッド」という正体を明かし、相楽誠司を洗脳して手駒にした、という流れでした。

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Hapiness第44話

 愛乃めぐみの「失恋話」でした。
 ブルースカイ王国が元に戻り、白雪ひめも両親と再会を果たします。ただし、その描写は静止画で二コマ描かれただけでした。
 続いて、大森ゆうこがブルースカイ王国の人にハニーキャンディーを配る描写が一コマありました。他の二人の描写がなく、彼女だけ、というのは何かの伏線なのだろうか、と気になりました。
 そして、そして、ミラージュも巫女姿に戻り、ブルーとともに大使館に戻ってきました。
 その場では、笑顔だった愛乃めぐみですが、家に帰ると、夕日の差し込む部屋で、一人ベッドに突っ伏していました。

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Hapiness第43話

 愛乃めぐみとクイーンミラージュの最終決戦話でした。
 作画・演出などが非常に凝っており、視覚的に楽しめた話でした。
 クイーンミラージュの間に愛乃めぐみ・ブルー・妖精たちが入ると、まずミラージュはブルーを拘束して動きを封じ、それから愛乃めぐみと1対1の闘いとなりました。
 戦闘に入る前に、クイーンミラージュの「泣きぼくろ」から水が滴り落ち、一面が池のようになります。
 あの「泣きぼくろ」がミラージュがブルーに捨てられた時の涙が元、というのはOPで描かれています。それだけに、この描写は印象に残りました。
 さらに、壁には、赤いリボンで拘束されているミラージュの絵が掲げられていました。その描き方は、プリキュアの墓場で捕えられているプリキュア達と同じでした。この演出も、彼女の位置づけを旨く描いていると思いました。

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Hapiness第42話

 三幹部の退場話でした。
 幻影帝国に入ったプリキュアとブルーの前に、まずチョイアークが現れます。それを四人同時のフォームチェンジで撃退したところに、三幹部が現れました。
 前々回が「最後のチャンス」だったはずです。しかしながら、それに関する描写はありませんでした。
 そのため、クイーンミラージュにお払い箱にされたが最後の意地を見せるとか、逆にもう一度だけチャンスをもらったとか、そのような説明はありませんでした。
 それに対し、プリキュア側は、愛乃めぐみとブルー並びに妖精たちをクイーンミラージュのもとにむかわせ、残った三人が三幹部と1対1で闘う、という戦術をとりました。

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Hapiness第41話

 ファントムが最後の闘いをし、その正体が、かつてのキュアミラージュのパートナー妖精だった、という事が明かされた話でした。
 話のほうは、クイーンミラージュが力を発動するところから始まります。
 その際に、全世界の空などに、自分の姿を映し出しました。それを見たときは、漫画「デビルマン」で悪魔王ゼノンが全世界に宣戦布告した場面を思い出しました。
 あと、その際にシリーズ前半で使っていた「愛は幻…」を久々につぶやきます。この台詞、シリーズ序盤で聞いたときは、「ラスボスの定番台詞」程度にしか思っていませんでした。
 しかし、今になって聞くと、「地球の神」にあのような仕打ちを受けたのなら、このような心境になるのも当然です。
 そして、このような「神」がのさばる世界ならば、彼女の言う事のほうが真理なのでは、などと思いました。

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