昨年暮れから始まった、上北ふたごさんが、なかよしに連載した漫画の単行本化企画「プリキュアコレクション」がついに最終配本となりました。
今回は、「スイート」「スマイル」「ハピネスチャージ」の3シリーズでした。間の「ドキドキ」は、ムックでなく単行本形式で一年前に発売されたので、この「コレクション」には入っていません。
前回配本同様、「スイート」と「スマイル」は「おはなしブック」が出ているので、今回も、単行本化されていない「ハピネスチャージ」のみの購入となりました。
描きおろしは例年通り、時期的な都合で「なかよし」には掲載できなかった、闇堕ち誠司及びレッドとの最終決戦でした。
筋立てはアニメとさほど変わりません。ただ、アニメと違い、愛乃めぐみと、闇堕ち誠司並びにレッドの一騎打ち、という形ではなく、普通に他の三人も戦闘に参加していました。
そして、闇堕ち誠司に反撃できず、絶望的な状況になります。その危機を救ったのは、キュアミラージュでした。
その言葉に励まされ、四人が闇堕ち誠司を元に戻す、というところで闘いが終わり、最後に一頁ぶんの後日談が描かれて終わっていました。
この、最大の危機をキュアミラージュが救った、というのが非常に印象に残りました。
ちなみに、描きおろしのフリートークの中でも、上北さんは彼女について触れています。そこでは、
ある意味ブルーに翻弄され、300年もの長い間、不運に見舞われたミラージュ…。主人公たちの恋愛模様も描かれた本作で、恋愛したから不幸になったプリキュアを対極に置くとは!
と書いていました。
アニメでは、このあたりについては、はぐらかしていました。それをここまではっきり突っ込んだのには感心さられました。
同様に、アニメでは元に戻ったミラージュは、ちょい役的な扱いだったのに対し、この大切な場面で状況逆転につながるキャラとして描いたわけです。
このあたりにも、上北さんのキャラに対する愛情を感じ、感心させられました。
なお、なかよしに掲載された作品の感想は既に書いているので省略します。ただ、改めて読み返したところ、「白雪ひめが校内で飼育されている動物を勘違いして逃がした」「ジャージをアレンジしたファッションで愛乃めぐみの成長を描いた」の二つは、やはり巧すぎると思いました。