Yes!第13話

 りん主役話、というよりは、りんの設定紹介話、という感じでした。家業が花屋、というのは既知の設定でしたが、他に双子と思われる弟妹がいること、それと本命の部活は、公園で練習しているフットサル同好会である、という事が判明していました。
 普段は怒ったりもしながら、肝心の時に見せる弟妹に対する愛情および、学校を代表する運動部の大スターでありながら、あえて公園で同好会活動をしているフットサルを選ぶ、といったあたりに、りんらしさが随所に出ていました。

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プリキュアSS映画版DVD

 劇場で見た時、極めて不思議な気分になった作品でした。話の基本設定になる「咲と舞のケンカ」は不自然でした。他にもいろいろひっかかる点がありました。ところが、自分の予想にも反して、見終わった後はかなりの満足感があったのです。
 もちろん、中盤以降はしっかり描かれていた上に、作り手の咲と舞への愛を感じたから、というのはあるでしょう。しかしながら、話そのものの構成に対する評価は高くないのに、なぜあそこまで満足できたのか、我が事ながら不思議に思っていました。その引っかかりが気になった事もあり、DVDを購入しました。

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Yes!第12話

 前半は、うらら主役話で、後半はプリキュアショー・アニメ版でした。それぞれ面白かったのですが、その中で今回一番印象に残ったのは、プリキュア掲載に燃える増子さんを見て皆が困る中で見せた、ナッツの達観したような表情と、直後の「イケメン作戦」でした。初登場の頃の人間不信が嘘のように、この世界にとけ込んで(?)います。それにしても増子さん、いくらほれているとはいえ、あそこまで自在に扱われてしまう様を見ると、将来がちょっと心配です。
 前半の、うららですが、中一にも関わらず「司会のお姉さん」をうまくこなしています。コワイナーが出てからの機転を利かせてのアドリブなども非常に鋭く、学園生活で見せるボケや、冒頭で見せた大食いなどと対照的です。この「仕事モード」と「日常モード」の切り替え、という彼女の特徴をうまく描いています。

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Yes!第11話

 のぞみと小々田の話でした。これまであまり「教師らしさ」の描写がなかった小々田でしたが、実はパルミエ王国時代から「先生キャラ」だったことが発覚。その説明をするときの「らしくない」ナッツともども、意外かつ、なるほどと思った設定でした。そして、成績の悪さに落ち込むのぞみに対し、良いところを自然に引き出す、という形で自信を取り戻させています。
 その、のぞみを元気づけるための話の持っていき方がうまいと思いました。また、のぞみに対し、他にやりたい事ができたら、無理して自分たちのために頑張らなくてもいい、と言わせるあたりも、「いい先生」らしさが出ています。
 のぞみとココの恋愛話については、「教師にあこがれる」みたいな展開になるのでしょうか。

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Yes!第10話

 実は、開店したはいいけれど、ナッツの店には客が一人も来ていなかった、という驚異的な事実が判明。ナッツはまる二日間何も食べていません。なんでも、ココに勧められたシュークリームも「タダで貰ういわれがない」と断っていたとのこと。この世界で唯一の同族であるココに対してすらそのような対応をするところを見ると、かなり義理堅い性格のようです。それとも、パルミエ王国滅亡のきっかけとなった例の件がまだ気になり、少しでも隙を見せたくないゆえなのでしょうか。
 もっとも、さすがに空腹には勝てず、こまちの豆大福を食べていました。ココもそうでしたが、とりあえず最初に食べた菓子が「好物」になるようです。

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なかよし2007年5月号

 「プリキュア5」はココとナッツが今回も(?)主役。扉の「猫ダンゴ」に始まり、オチも二人で締めていました。女性キャラは大ゴマが変身場面くらいしかなかったのに対し、二人の「シュークリームと豆大福」が二段で抜かれたほどの扱いでした。
 筋立てのほうは、ナッツの店「Pinky Style」の新商品を五人が作る、というもの。うららの人形や、こまちの鞠、かれんのシルバーアクセなど、それぞれらしいものを作る中、りんの「ミニチュア家具」はやや意表をつかれました。
 ただ、五人の商品はいずれも人気は出ず。まあ、そう簡単に売れれば、プロの立場はないので、仕方ないところでしょう。そして、ナッツの作った商品は人気でしたが、それ以上に客を喜ばせたのは、ココの可愛さと、店長のイケメン、というオチでした。
 また、ラブリー増刊に続いて、のぞみと小々田の接近もありました。本シリーズはむしろ男性二人を軸に話が進んでいくのでしょうか。また、りんのナッツに対する微妙な発言もありました。こちらも今後、進展するのか、興味深いところです。

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Yes!第9話

 ここまで、「プリキュア」と一般社会の関連が微妙なところでとどまっていました。それが今回の話で明確化した感じです。基準は「変身する瞬間すら見られなければ、目の前で戦っても、変身後に知り合いと会話しても問題ない、という設定のようです。
 さて今回は、初めて一般人の生徒キャラが登場。「新聞部員だから増子美香」という、「ココだから小々田コージ」に続くネーミングですが、本人はその名前に誇りを持っているようです。
 話のほうは、その増子さんの取材活動が中心でした。その中でらしさを見せたのは、うららでした。自分の食事の量などは平然と答えるのに、変身後の撮影については即座に「NGです」と即座に断る当たり、仕事柄ということもあるのでしょうが、しっかりしています。一方で、妙に増子さんにうろたえる、かれんの描写も楽しめました。特に変身後に名前を聞かれた時の「名乗るほどのものでは・・・」という返答は妙に印象に残りました。

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