Yes!第11話

 のぞみと小々田の話でした。これまであまり「教師らしさ」の描写がなかった小々田でしたが、実はパルミエ王国時代から「先生キャラ」だったことが発覚。その説明をするときの「らしくない」ナッツともども、意外かつ、なるほどと思った設定でした。そして、成績の悪さに落ち込むのぞみに対し、良いところを自然に引き出す、という形で自信を取り戻させています。
 その、のぞみを元気づけるための話の持っていき方がうまいと思いました。また、のぞみに対し、他にやりたい事ができたら、無理して自分たちのために頑張らなくてもいい、と言わせるあたりも、「いい先生」らしさが出ています。
 のぞみとココの恋愛話については、「教師にあこがれる」みたいな展開になるのでしょうか。

 一方、ナイトメアのほうも連動して「成績ネタ」です。ブンビーはわざわざプロジェクタまで使って、グラフを表示。目に見える形でアラクネアを叱責します。のぞみのテストの点数に比べると非常にシビアです。改めて、子供社会と大人社会における「成績」の重要度の違いを再認識させられてしまいました。
 さて、のぞみメイン話らしく、りんの活躍も印象に残りました。冒頭の「強制連行」から始まる序盤での厳しさとうらはらに、のぞみが空に攫われた時は、彼女だけそれがのぞみだと気づきます。そして、懸命にジャンプして気球の紐をつかもうとします。さらに、先輩二人の助けを借りて戦場にたどりつくと、得意の蹴りを交えての猛攻。第2話の時もそうでしたが、のぞみが危機になると、りんの攻撃力がアップするようです。
 あと、これは今回に始まった事ではないのですが、何かあったときに、りんが言う「のぞみ!」という叫びは本当に心配している感じが出ています。このあたり、いつもながら竹内順子さんの巧さには感心させられます。
 さて、アラクネアとの戦いですが、りんに続き、うららも、りんと同じ方法で飛んで参戦。比較的無難に撃退に成功しますが、空から降りる時に危機が訪れます。しかし、ここはミントプロテクションで防いだ後、アクアストリームに乗って無事地上に帰還。このように、今回は三年生二人は戦いに一切参加せず、フォローに徹していました。毎度毎度五人で戦わず、このような役割分担をする、というのは面白いと思います。それにしても、攻撃にも救助にも使えるとは、アクアストリームは便利な技です。
 主題の成績のほうは、努力の甲斐あって、何とか赤点を取らずにすみました。かれんは勉強量から考えて呆れていますが、それをまた、りんが上手くフォローします。
 というわけで、今回は、小々田とのぞみ、というより、小々田のいい教師ぶりが目立った話でした。

 ところで、今回は作画がの品質はかなり問題が。特に、前半の勉強シーンはかなりひどい絵がありました。こまちの首が人としてありえない長さで描かれた所は、別の意味で印象に残ってしまいました。特に、このあたりの、のぞみに対する四人の台詞が、「発憤させるためにわざと」と「小々田を引き立たせるため」とはいえ、ちょっとやりすぎた感じがあったため、絵とあいまって、より辛いものがありました。
 いろいろな都合があるのでしょうが、一定以上の絵の質は保ってほしいものです。せっかくの小々田の、のぞみに対する思いやりある台詞も、絵がかなり邪魔したところがありました。
 次回はうらら話。うららの描き方はもちろんですが、予告絵を見ると、「本人たちによるプリキュアショー」が実現しそうな感じで、それもまた楽しみです。
 最後に余談を一つ。今回の主題の「成績」に対し、のぞみが定番の「学校の勉強が何の役に」を言いました。それに対し、おタカさんが暗算を例に出していますが、それは「算数」です。しかしながら、中学数学が日常に役立つ事もやはりあります。たとえば、「30分アニメはCMカットすればDVD1枚に5話、しないと4話入る。全26話のアニメを6枚のDVDにおさめたければ何話分CMカットすればいいか」などという場合。こういう時に、中学時代に習った連立方程式は便利です。

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