Hapiness第48話

 プリキュアとレッドの最終決戦・前篇でした。
 前半は、プリキュア四人とレッドとの闘いでした。最後にプリフィケーションを放ちますが、レッドには通用しません。
 後半はレッドがパワーアップになります。それぞれと一対一で闘い、攻撃を食らわせると、プリキュアがイノセントフォームから通常モードに戻ります。
 さらにレッドは、愛乃めぐみを除く三人並びに相楽誠司・妖精を鏡の中に封じ込めます。
 これで勝利かと思ったのですが、なぜかそこから、愛乃めぐみと問答を始めます。
 そして最後は、地球上すべての人の力が少しずつ集まるという「元気玉方式」で、愛乃めぐみが「フォーエバーラブリー」に二段変身したところで最終回への引きとなった話でした。

 自分的には、今回の最大の見どころは、「キュアミラージュの復活」でした。
 状況的に、彼女が変身する必要性があったとは思えません。とはいえ、まさかもう一度、その雄姿を見れるとは思ってなかったので、何か得した気分になりました。
 このシリーズ、キャラの扱いや描写に色々疑問を感じています。ただ、ミラージュが幸せに暮らしたりプリキュアに復帰した事は、素直に嬉しく思っています。

 それはともかく、後半でついにレッドの「憎しみ」の原因が判明します。
 要は自分が君臨している星の人々を愛したのに、星は滅んでしまった、それにより愛を否定し、ついでに対照的に繁栄し続けている地球に憎しみをいだいた、というものでした。
 それって「憎しみ」ではなく、「妬み」や「八つ当たり」だと思うのですが…。
 自分の玩具が壊れたのが悔しくて、隣の子供の玩具を壊そうとする幼児と、メンタリティ的にはたいして変わらないのでは、と思いました。

 あと、プリキュア三人を封印した描写も引っかかりました。相楽誠司と妖精が身代わりになったあと、レッドは愛乃めぐみと会話を始めます。
 他のプリキュアは封印したのですから、そんな事せずとも、五つ目の「封印鏡」を出して、愛乃めぐみも封印すべきだったのでは、と思いました。
 もしかしたら、レッドの能力では一度に出せる封印鏡は四つまでで、本来は相楽誠司と語り合いたかったのだが、身代わりになったので仕方なく愛乃めぐみに語った、という事なのでしょうか。我ながら、かなり無理がある設定ですが…。
 それはともかく、かつて学年最下位を取ったほどの愛乃めぐみが、レッドの壮大な話についていけたのにも感心しました。まさか、このような展開になる事を見越して、ブルーはプリキュア継続の条件に赤点回避を入れたのだろうか、などと思いました。

 それにしても、今回も、愛乃めぐみを除く三人は見せ場がありませんでした。
 特に今回は、後半早々で封印され、それ以降は台詞すらありません。
「主役」以外のプリキュアが敵に封じられた形で最終回を迎えるのは10年目にして初めてではないでしょうか。
 ある時期から映画での
最終決戦において「主役」だけ目立たせる、という傾向が出てきました。TVでも昨年の「ドキドキ」では、真のラスボスを、「主人公」が一人だけで倒してしまっています。
 そういう流れが、今回の展開を生んだのでしょうか。時代の流れなのかもしれませんが、「プリキュア」ってそういうものではなかったのでは、と思わざるを得ませんでした。
 次回の最終回、白雪ひめ・大森ゆうこ・氷川いおなに、戦闘・後日談でそれぞれ見せ場がある事を願ってやみません。