Hapiness第45話

 クリスマス話でした。
 大森ゆうこの「うまく言いくるめて他のプリキュアに家業を手伝わせる」描写や、氷川いおなの「倹約家」描写、さらには白雪ひめのノリのいい性格やファッション好きなどが描かれたりしていました。
 また、闘いの展開では、ディープミラーが「ブルーの先輩神・レッド」という正体を明かし、相楽誠司を洗脳して手駒にした、という流れでした。

 冒頭、大使館で白雪ひめがマフラーを編んでいる場面から始まります。
 前回、ブルースカイ王国が解放されたわけですが、大使館にミラージュが住み着いた事を除けば、以前と何ら変わっていないようでした。
 そこで、前回、愛乃めぐみに精神攻撃を仕掛けたディープミラーの事が話題になります。しかし、ブルーは「何者なのかまだわからない」と言い、ミラージュもディープミラーの話をしませんでした。
 なお、愛乃めぐみのブルーに対する態度は特に何も意識していない感じでした。「失恋のショック」はもう消滅していたようです。

 続いて、おおもりご飯で、クリスマスセールを手伝った後、パーティとなります。
 この時、大森ゆうこは、プリキュア三人には「手伝い」については事前に話していませんでした。一方、相楽誠司には店の手伝いを頼む、という形で声をかけていました。
 田植えの時もそうでしたが、何でプリキュア仲間に家業を手伝わせる時には、要件を隠すのでしょうか。単にそういう性格なのか、実はもっと重大な事を隠しているという伏線なのか、と気になりました。
 そして、パーティの後は、プレゼント交換会となります。お互い、手編みのマフラーを作って、あみだクジで決めた相手に渡す、という展開でした。
 ここでは、春の安い時に毛糸を買いだめしていたため、手袋まで作ったという氷川いおなの、久々の「倹約家設定」が描かれていました。
 また、それとは別に、愛乃めぐみは、相楽誠司にマフラーを渡していました。
 そして、白雪ひめがサングラスで遊んだあと、大使館で待っている面々へのプレゼント、という展開になります。ここでも白雪ひめが「おこづかいがピンチ」などと、相変わらずブルースカイ王国解放がなかったような発言をしていました。
 その一方で、相楽誠司は、皆のいない所に愛乃めぐみを呼び出して、先ほどのマフラーのお礼を渡し、さらに、前回同様「めぐみだって幸せにならないとな」などと言っていました。

 そこに、サイアークが現れ、愛乃めぐみは闘うため、そちらに向かいます。
 ところが、それはディープミラー=レッドの罠で、その隙をついて、相楽誠司を洗脳してしまいました。
 前回の予告でこの展開が描かれた時、失恋したミラージュや愛乃めぐみをそそのかすのに対し、愛乃めぐみとのくっつけそうな相楽誠司をどうやってそそのかすのだろうか、と思っていました。
 ところが、今回の話を見る限りは、『問答無用の洗脳』という感じでした。次回、どういう台詞で心を支配したか語るのでしょうか。
 そして戦闘が終わると、それまでのセーターから、「悪の司令官」的な服装に着替えて、プリキュアおよび、遅れて現れたブルー・ミラージュたちの前に現れます。
 このあたり、ハロウィンのコスプレ以外ではずっと同じ服を着ているブルーよりも、職務に対して真面目だと思いました。
 その姿をみて初めてブルーは「やはり、貴方だったのですね」と言いました。
 そして、洗脳された相楽誠司が登場する、というところで話は終わりました。

 今回、もっとも気になったのは、あらかじめレッドの存在を知っており、しかも彼ならこんな事をやりかねないと認識していながらも、先週の愛乃めぐみ襲撃犯について「何者なのかまだわからない」と言ったブルーでした。
 レッドを熟知しているならば、遅くとも前回、愛乃めぐみに起きたことや、その時に見せたミラージュの反応から、真の敵がレッドである事に気づいてしかるべきだったと思うのですが…。
 突発的な健忘症でも起こして、直接顔を見るまで、レッドのことをド忘れしたとでも言うのでしょうか。
 いずれにせよ、その結果として、外出は控えたほうがいいと言ったリボンの心配も無視して、相楽誠司を敵の手に落としたわけです。
 いくら無能でもほどがあります。それだけに、レッドの存在はもちろん、その陰謀を知りながら、ミラージュにもプリキュアにもわざと隠し、あえて未然に防ごうとしなかったのでは、とまで思いました。

 前半の「最後の日常話」では、毎度の事ながら、大森ゆうこの策士ぶりが印象に残りました。イモの皮むきに始まり、田植えに結婚式、そして今回のクリスマスセールと、この一年、本当にうまいこと、プリキュア達に「おおもりご飯」の手伝いをさせていたものだ、と改めて思いました。
 さらに今回は、プリカードの力を使って、販促衣装代を浮かせています。ここまで徹底してプリキュアである事を商用利用した人はいなかったのでは、と思いました。
 あと、久々に出てきた氷川いおなの「倹約設定」も楽しめました。ただ同時に、今回、彼女の個性を描いたのは、そこだけだった、という事にはちょっと残念さも感じました。
 前回もそうでしたが、最後の日常描写なのですから、もっと、各キャラクターを派手に動かしてほしかったものだと思いました。
 次回は戦闘の続きのようです。サイトを見たら、レッドが自分の支配する星を地球にぶつける、などと書かれていました。
 次回を含め、残りは4~5話なのですが、その間、ずっと星が衝突しそうな状態のまま闘いつづけるのでしょうか。それとも、レッドが真のラスボスでなく、1月前半で彼を倒し、そのあと「一番悪い奴」をやっつける展開になるのでしょうか。
 そのあたりも気になりつつ、次回を楽しみにしています。