Hapiness第46話

 プリキュア対レッド+相楽誠司連合軍、という闘いがまるまる続いた話でした。
 また、絶体絶命のピンチになった時に、アメリカに渡っていた氷川まりあが舞い戻って皆を救いに来ます。さらに、その背後には、かつて共闘したハワイの双子をはじめ、各国のプリキュアが応援に来るなど、久々に「全世界のプリキュア」設定が描かれた話でもありました。

 前半は、レッドの語り及び、プリキュア対相楽誠司、という展開でした。
 ただ、相楽誠司は何一つ自分の言葉を語りません。たまに「敵のテンプレ」台詞を言うだけで、「サイアーク!」と叫んでいるのとさほど変わりありません。
 そういう事もあり、見た目が相楽誠司ではあるものの、普段の闘いとさほど違いがありませんでした。
 普段との差別化といえば、相楽誠司とプリキュア達の想い出の場面が流れ、その上で、影絵のような形で戦闘が描かれる、という斬新な描き方がされた事くらいでした。
 せめて空手描写でもあれば、と思ったのですが、それもありませんでした。そのため、27話の「相楽誠司サイアーク」のほうが、まだ彼らしさがあったな、と思ったほどでした。
 あと余談ですが、今回・次回と相楽誠司と闘うわけです。おそらくこれが最後の人間ベースの敵でしょう。
 そして、第1・2話では、相楽真央ベースのサイアークと闘っていたわけです。これには、相楽兄妹とプリキュアの「宿命」を感じました。

 さて、レッドですが、ブルーと地球人類に対する憎しみを語りはするものの、その理由を愛乃めぐみに突っ込まれても「もはや語る必要もあるまい」などとはぐらかします。
 というわけで、何が彼を突き動かしているのか、よくわかりませんでした。
 ただ、一つ気になったのは、ミラージュと相楽誠司に対する扱いの差でした。
 なぜか、相楽誠司には自分とお揃いの服を着せています。そして、まだ闘いが残っているのに、わざわざ自分と一緒に「赤い星」に連れて行っていました。
 このあたり、鏡越しに操っていたミラージュの扱いと、かなり大差があります。
 考えてみれば「神様」なのですから、別に女性にばかり想いを寄せる必要はないわけです。
 それらの事から、ブルーに何か思う所があり、それがこの「憎しみ」の原動力になっているのでは、と思いました。
 そう考えると、300年前のミラージュに、先々週の愛乃めぐみと、ブルーに振られた人に即座に近づく、という行動も理解できます。

 それはともかく、相楽誠司の攻撃に、四人は変身解除するほどのダメージを受けます。
 勝利を確信したレッドは、相楽誠司とともに「赤い星」に移動し、とどめはサイアークに任せます。
 そこで絶望しかけた四人の前に現れたのは、アメリカに行っていたはずの氷川まりあでした。
 さらに、ハワイの双子姉妹をはじめ、全世界のプリキュアも駆けつけます。
 このちょっと前に、レッドは世界中にサイアークを放ったみたいな描写がありました。しかし、それに対処していたのは、アメリカ・フランス・エジプトのプリキュアくらいで、あとは日本に来るほどの余裕があったわけです。
 このあたり、強がっていたものの、幻影帝国の頃に比べると、レッド側の攻撃力は大幅に落ちているのだな、と思いました。
 そして、レッドと相楽誠司がいる、「赤い星」に向かう、という所で話は終わりました。

 結局、レッドが相楽誠司のどこにつけいったかは語られずじまいでした。
 ちょっとそれっぽい回想シーンはありましたが、愛乃めぐみがブルーに振られ、相楽誠司とデートして関係が少し進展した現状を考えれば、あまり関連性がありません。
 まあ、どんな人間でも負の感情くらいは持っています。それさえあれば、操れる、という事なのでしょう。
 もちろん、操られた相楽誠司もそれに関する事は何ら語りません。
 そういうわけで、「悪堕ち」というよりは、「人間型サイアークにして操られた」という感じでした。
 来週は休みとのことなので、残りは3話です。次回で相楽誠司を取り戻し、残り1.5話でレッドとの最終決戦、という感じなのでしょうか。