まど☆マギ第6話

 前回の続きで、さやかと杏子の闘いに割って入った、ほむらの場面から始まります。杏子は即座に攻撃するも、あっさりとかわされます。続いて、さやかが挑みかかろうとしましたが、一撃で気絶させられてしまいました。
 不可解な行動に驚く杏子に対し、ほむらは「私は冷静な人の味方で、無駄な争いをするバカの敵、貴女はどうなの、佐倉杏子」と呼びかけます。
 初対面の、ほむらに名前を呼ばれた事に驚いた杏子は、あっさり退却を選び、去って行きました。

 結果的に、さやかを助けてくれた事に礼を言おうとする、まどかにでしたが、ほむらは、魔法少女になろうと決意しかけた事を責め、「どこまで貴女は愚かなの?」とまた説教して去って行きました。
 一方、部屋に戻った、さやかは、キュウべえに「グリーフシード使用方法」の説明を受けていました。「これ(ソウルジェム)をきれいにしておくのがそんなに大事なの?」と尋ねる、さやかに対する回答は、杏子の強さの秘密は、常にグリーフシードを使って、ソウルジェムを維持しているから、でした。
 そこから、マミの話をからめ、キュウべえは「魔法少女の才能」について話します。才能でにより、能力の差があることを悔しがる、さやかに対し、キュウべえは、圧倒的な才能の持ち主として、まどかの名前を挙げました。
 そして、打倒・杏子のために、まどかを魔法少女にさせて、一緒に闘うという手段もある、とけしかけます。しかし、さやかは、強い口調で「だめ! これは私の闘いなんだ、まどかを巻き込むわけにはいかない」と言いました。
 結果的に、このキュウべえの話のために、さやかは杏子に対抗して「正義の魔法少女」を目指した挙句、グリーフシードによる浄化も拒否し、魔女化してしまいました。それを考えると、キュウべえは、彼女なら早く魔女化できると思い、あえてこのような「アドバイス」をしたのだろうか、と思いました。
 さらに、まどかに言及し、さやかに魔法少女の勧誘をさせようとするのですから、本当に「営業熱心」と言えると思いました。
 また、この場面、夜の自室でベッドに座っているにも関わらず、さやかは制服を着ています。ちなみに、次の話で学校を休んで外出した時も制服でした。予算の都合もあるのでしょうが、部屋着と私服くらい、デザインしてあげてもいいのではないでしょうか。
 特に、最終話で「新聞一面ぶちぬき広告」を見たときは、金の出どころが違うのは分かってはいますが、「そんな金があるなら、それで、さやかの服を・・・」と強く思ったものでした。
 さて、翌日、昼間だというのに、ゲーセンで遊んでいる杏子のもとに、ほむらが現れます。そして、「この街を貴女に任せたい」と提案してきました。それを聞いて、さやかをどうするか、と尋ねた杏子に対し、ほむらは「私に任せて」と言いました。
 そして、なぜそのような提案をするのか、と尋ねた杏子に対し、「二週間後、ワルプルギスの夜がこの街に来る」と言い、二人でそれを協力して倒しせば、自分は去るので、後は好きにすればいい、と言いました。
 それを聞いた杏子は、少なくともその件に限っては、ほむらの提案に乗るのが得策だと理解します。そして、笑いかけてポッキーを差し出し、「食うかい?」と声をかけました。これは、彼女独特の、相手を認めたという意思表示のようです。

 一方、その頃、まどかは、さやかが昨日の使い魔を探すのにつきあっていました。そこで、まどかは、杏子との和解を提案しますが、さやかは「お互い殺し合っていた」と言って拒否します。
 まどかは、魔女を倒すためには、杏子、さらには、ほむらとも協力すべきだからと、説得を続けます。しかし、さやかは、杏子の「使い魔に人を殺させて魔女にすればグリーフシードを得られる」という発言を挙げて批判します。さらに、ほむらについても、「マミが死ぬのを確認してから魔女を倒しに来た」と言います。真相を知っている、まどかですが、さやかの勢いに圧され、それを言うことができません。
 そして、さやかは、マミ以外の魔法少女は、自分の利益しか考えていない、と決めつけ、自分はマミみたいな、正義のために闘う魔法少女になること、そのためには、悪い人間や魔法少女を倒す、と宣言し、歩み去りました。

 夜になりますが、まどかは、さやかの事が心配で眠れません。そこで、居間で一杯やっている詢子に相談します。「正義」にこだわるあまり、迷路に入り込んだ、さやかの話をすると、詢子は「正しいのにうまくいかないのは仕方がない」と言います。
 そして、「間違ってないのに、幸せになれないなんて、ひどいよ」と言う、まどかにたいし、詢子は「きれいじゃない解決方法」として「間違える」事を挙げました。
 この解釈は難しいところです。ただ、ここでは、まどかが「汚れ役」になることで、さやかの盲進を止める、という方策がある、という事なのか、と思いました。
 続いて、詢子は「若いうちに間違え方を覚えておきな」と言います。そして、大人になると間違える事がやりにくくなり、辛くなる。それを酒を飲んで紛らわせている、と言いました。それを聞いた、まどかは、「早くママと一緒にお酒を飲みたいな」と言い、詢子もその日を楽しみにしているような返事をしました。
 最終回を見た後にこの会話を見ると、非常に辛く、寂しいものがあります。結果的に、まどかは、さやかを救えず、さらに自らも「正しさ」を貫いてしまった結果、「人間を超越したもの」となり、家族たちにとっても「最初からいなかった存在」となってしまいました。
 その結果、詢子との「一緒にお酒を飲む」という約束もかなうことがなくなってしまいました。今更言ってもせんないことですが、どこかで、まどかが上手く「間違える」事ができれば、さやかも、まどかも、もっと違う運命を得ることができたのでは、などと思いました。

 翌日の夕方、さやかは、上条の病室に行きます。そして、久々に明るい表情を見せて扉を開けますが、彼は既に退院した後でした。そこで、さやかは見舞いに持ってきたCDを渡そうと、自宅に行きます。
 そこで、バイオリンの音色を聞き、ホッとしたような表情を見せます。そして、しばらくためらった挙句、振り向いて帰ろうとしますが、振り向いた先には、杏子がいました。
 そして、杏子は、一日追いながらも会わずに帰ろうとする、さやかをなじります。どうやら、朝から、さやかの様子を追っていたようです。続いて、契約した理由についてもけなし、「魔法は徹頭徹尾、自分のためにつかうんだ」と、さやかが昨日した決意を、逆なでするような事をいいます。
 さらに、上条を自分のものにしたければ、もう一度手足を潰し、さやかなしには生きられない体にすればいい、と、ある意味、さやかを一番傷つけるような事を言いました。
 そして、怒りを爆発させた、さやかに対し、場所を変えての闘いを提案しました。
 杏子が変身し、さやかも続こうと、ソウルジェムを手のひらに実体化させます。そこに、まどかが来て止めようとしますが、もちろん、聞く耳を持ちません。そこに、ほむらが現れ、杏子に対し、代わりに自分が対処する、と言いました。
 それを聞き、改めて変身をしようとする、さやかを止めようと、まどかは、手の上のソウルジェムを奪い、道に投げ捨てます。もしかしたら、これが、まどかなりに考えた「間違える」だったのかもしれません。そして、ソウルジェムは走っていたトラックの荷台に落ちました。
 さやかは、まどかに駆け寄りますが、直後に気を失います。驚いた、まどかに対し、キュウべえは「よりによって友達を投げ捨てるなんで、どうかしてるよ、まどか」と不可解な事を言います。
 続いて、さやかが駆け寄り、さやかの体に触ります。そして、「こいつ、死んでるじゃねえかよ」と驚いていました。一方、ほむらは、ソウルジェムの乗ったトラックを追っていました。
 驚く二人にたいし、キュウべえは淡々と、ソウルジェムは、魔法少女の魂を取り出して物体化したものであり、100メートル離れると体が動かせなくなる、と告げます。続いて、肉体など「外付けのハードウェア」でしかない、と言います。その理由として、「魔女との闘いで簡単に死なないため」と言っていました。
 あまりの事に、さすがの杏子も激高し、キュウべえをつかみあげ、「てめえ、それじゃあたし達、ゾンビにされたようなものじゃんか!」と言いますが、キュウべえは平然と「むしろ便利だろう」と口調も変えずに「利点」の説明を続けました。
 その雰囲気に杏子も飲まれ、何も言えません。一方、まどかは、さやかの体に取りすがって泣くばかりです。
 キュウべえの話が続く中、トラックに追いついた、ほむらがソウルジェムを回収して戻って来ます。それを手に乗せた直後に、さやかは目を覚まし、「何、なんなの?」と驚く、というところで話が終わりました。
 なお。さやかにとりすがる、まどかを見た時の、辛そうな表情は、直前に、さやかへ言っていた事から考えれば、かなり意外かつ印象に残るものでした。そのあたりについては、次回の感想でまとめて書きます。

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