なかよし2011年6月号

 「スイートプリキュア」は、先日放映されたアニメ11話とほぼ同じ内容でした。違いと言えば、響と奏がピアノの練習をした場所が北条家でなく「調べの館」だった事と、聖歌・和音が出てこなかった事くらいでした。
 一方、アコが漫画版で初登場しました。街中の人が騙された「突然、音楽じまん大会」が胡散臭いと見抜くなど、アニメ以上に「大人」でした。

 あと、セイレーンのリーダー解任についても、響や王子との関わり自体が漫画版で描かれていないので、単に「成績不振」を理由としたものになっていました。
 アニメの筋を追って描く以上、今月最大の題材である「キュアミューズ」登場を中心に描くのは当然ではあります。
 とはいえ、アニメの一部を切り出すならば、セイレーンと響や王子との関わりや心の動きを中心に描いたほうが、面白い漫画になっていたのでは、と思いました。

 「GOGO!なかよし団」は、久々にゲストなしの話でした。内容は「ボルダリング」というスポーツの紹介で、それを二人が普通にこなしていました。ギャグの方は冒頭が「予算がない」というシビアなもので、オチは「タナカ氏がズボンを後ろ前にはいていた」というハタノさんにしては平凡なものでした。

 「恋と軍艦」は、香菜が町長と雨に濡れ、再び入市アレクサンドロ邸に行きます。そこで、香菜が風呂に入るのですが、そこで、「この風呂には町長も入っている」という事から、彼の入浴シーンを映像付きで想像します。少女の入浴シーンで中年男性の裸を描く、というのはかなり斬新な表現だと思いました。
 その話を聞いた晶が、またもや二人がホモであるという疑いを高め、何と侵入を決意します。かなり異常な発想ですが、彼女は入市の絵を模写するほどのファンであり、その心理もあるのでは、と思いました。
 そして、屋根裏に忍びこむのですが、二人の体がふれあいそうになった時に天井が破れて「のぞき」は失敗に終わります。その時の「・・なに見てんのよ、助けてよ!」「おまえがそういう事を言える立場か、いまは!」「どこから入ったの?身軽だね、君」という三人の会話には笑いました。

 「非科学常識ケータイくん!」は、前回忘れた取説を読んだビビアンが、一部だけ読んで「恋のレッスン本」と勘違いし、ケータイと稔を別れさせようとする、という話でした。
 ビビアンは「私、今日は悪役ですわよ」と宣言し、懸命に敵として振舞おうとします。しかし、戻ってきた稔の足から血が出ているのを見ると、同情して涙ぐんでいました。その描き方が可愛らしいと思いました。

 新連載の「レイヤー×レイアー」は、将来の結婚の約束をしていた幼なじみ・吉良が、アメリカに言ってマッドサイエンティスト兼アニヲタになって帰ってきて、ヒロインのレイアを宇宙人の侵略と闘う変身ヒロインにする、というかなり物凄い設定でした。
 その吉良ですが、言動にくわえ、眼鏡をかけて自宅でも白衣を着ているなど、永野のりこさんの漫画によく出てくる「少年マッドサイエンティスト」を彷彿させるキャラです。いずれにせよ、「なかよし」のメイン男性キャラとしてはかなり珍しいと思いました。
 あと、レイアのコスチュームですが、予告で見たときは、「東京ミュウミュウ」のミュウイチゴとよく似ていると思いました。しかし、カラー扉を見たところ、色合いがかなり違っていました。

 「ふたりのヒミツ。」は、「二人が一緒にいる時だけ、入れ替わりを戻せる」という設定をうまく処理できていると思いました。あと、冒頭でクラスメートが、「なかよし」でBLをやる時代が来たか・・・、などと読者視点で論評していたのには笑いました。
 「さばげぶっ」は、いきなり妖怪退治話になっていました。途中で、モモカを襲った(?)うららが、その後ぷっつり消息を絶ち、最後まで出てこないままだったのが気になりました。
 「わたしに××しなさい!」は、マミが時雨に告白し、雪菜が対抗宣言をする、という展開でした。好きになってしまったものだから仕方ないとは思いますが、雪菜の行動には好感が持てませんでした。
 「地獄少女R」は、地獄送りを行わずにすんだ、という珍しい話でした。やはり、こちらのほうが読後感はすっきりします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です