劇場版「魔法少女まどか☆マギカ 始まりの物語」

 「魔法少女まどか☆マギカ」の劇場版前編「始まりの物語」を見に行きました。テレビで放映されたものを元に、前後編の劇場アニメにするとのことでした。そこでてっきり、前編はアニメ6話までなのかと思っていました。ところが、6話ラストの、ソウルジェムの秘密が暴かれた場面からも話は続きます。結局、8話の「あたしって、ほんとバカ」で、さやかが魔女化する所までを描いて、前編終了となっていました。
 という事は、後編は同じ時間でアニメ4話分をやるわけです。前編は少なからぬ逸話を省略していましたが、逆に後編は、逸話を追加するのだろうか、と思いました。

 TVアニメとの違いとして、まず印象に残ったのは風景の描き込みでした。
 TVでの見滝原は、いくつか高層ビルがあるものの、中小の工場などもある地方都市、という感じでした。
 それに対し、映画では、高層ビルが非常に増えました。街を鳥瞰するような構図も何度か描かれたのですが、今世紀になって高層ビルが激増した隅田川の下流地帯のような印象を持ちました。
 あと、川の描写がかなり増えたようにも思いました。
 また、なぜか恭介においては、病室・自宅ともかなり豪華に描きこまれていました。
 そして、BGMもかなり変わっていました。マミさんと、さやかの戦闘テーマには歌詞がついていました。ただ、さやかが影の魔女と闘った描写は、あの影絵と曲がぴったりあっていたので、ここでの歌詞追加はやや余計か、とも思いました。

 話のほうですが、8話分を2時間ちょっとに収めた事もあり、いくつかの逸話が省略されていました。まず、冒頭部分の「まどかの見た、ほむらの夢」がいきなり省略されていました。これにはかなり驚きました。
 他にも、マミさんが契約した理由・ソウルジェムが濁った、さやかを、ほむらが殺そうとして、杏子がそれを助ける、などといったかなり重要かと思われる部分も省略されていました。
 ただ、話全体の流れはTVそのままで、映画オリジナルのストーリーというものはありませんでした。

 他にも色々と細かい変更はありました。特に印象に残ったのは、夜の陸橋で、さやかと杏子が闘うのを、まどかが止めにきた所でした。TVでは杏子を除く四人の日常では、制服と寝間着しか描かれません。しかし、ここでの、まどかは私服を着ていました。
 ならば翌日、さやかが杏子の話を聞く所でも、私服になるのでは、と期待していたのですが、こちらはTVと同様に制服でした。せっかくなら、さやかの私服も・・・、と思い、少々残念に思いました。
 あと、前編のラストとなった、さやかが魔女になる場面ですが、ここでは非常に多くの絵が描かれており、確認するにはスロー再生をする必要があります。映画でも同様だったのですが、その中でも、TVでは見た記憶のない絵が混ざっていました。これが何だか気になりました。まあ、解明するためには、ブルーレイを買うしかないのでしょうが・・・。
 とにもかくにも、色々と見どころのあった前編でした。今から来週の後半が大変楽しみです。

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