Smile第47話

 復活したピエーロが圧倒的な力を見せた話でした。その圧倒的な力にプリキュアも一度は敗れ、絶望の淵に沈みます。
 しかしながら、羽化(?)したキャンディの力もあり、五人は復活し、アルティメット形態になり、ピエーロに一撃を加えます。そのピエーロが地球並みに巨大化して、いよいよ最後の決戦になる、という話でした。

 話の中で一番印象に残ったのは、合体技の披露でした。あかねと、なおの「ファイヤーシュート」は、海に行った話で使った技の完成形という感じでした。
 続いて、やよいと、れいかの合体技が出ます。こちらのほうは、完全に初披露ですが、二人の呼吸はあっていました。
 ビューティーブリザードを様々な形で進化させていた、れいかですが、合体技についても、研究を重ねていたのでしょうか。
 あと、どうせなら、この「サンダーブリザード」についても、合体技ができる過程についての話を作って欲しかったものだ、とも思いました。

 その部分を除けば、ただひたすら闘い並びに絶望の淵の描写が流れ続けていた、という印象しか残らない話でした。
 ひたすら皆が技を放ち、それをピエーロ並びにその分体が受け止めます。また、プリキュアたちの間でも、会話らしい会話がありません。そのため、何かひたすら「ラスボス戦闘フォーマット」を見ている、という感じでした。
 さらに残念だったのは、五人が絶望の淵から戻った時の描写でした。復活した、みゆきは、「私たちは、絶望の中に希望を見つけることができた。私、希望が何か分かった。それは友達!大切が友達がいっしょなら、どんな大変な未来でも、笑顔で真っ直ぐ歩いていける。それが、私達、スマイルプリキュア!」と言います。
 これ自体は、従来以上に五人の友情に力を入れていた、本シリーズならではのいい台詞だと思いました。しかしながら、その台詞と話がかみあっていませんでした。
 なにしろ、絶望の淵に落ちてから復活するまでの間、五人は、お互いの事を何一つ案じもせず、声すらかけなかったのです。
 絶望から抜け出す道標が「友達」なわけです。にも関わらず、このような描写をしたのは、様々な点において違和感がありました。
 沈んでいた五人が、これまで一年間に、お互いで支えあった事を回想などを交えて思い出し、それによって希望をつかむ、という形にはできなかったのでしょうか。
 それならば、みゆきの台詞ともぴったり合いますし、ラス前として、うまくまとまったのでは、と思いました。そういう点も含め、本当に残念でした。

 このシリーズは、2月から12月までの11ヶ月間、様々な素晴らしい物を積み上げてきていたと思います。ところが、今月に入ってから、その積み重ねが全然生きていない話が続いています。
 そういう意味でも、本当に勿体なさを感じさせられました。

 次回は最終回です。サイトの予告では最終決戦の模様が書かれていました。一方、TVの予告では、「プリキュア」が一切出ず、五人の想い出の写真だけが描かれていました。
 毎年のことですが、ピエーロとの最終決戦はなるべく短時間で片付けてほしいと思っています。そして、後半の後日談で、本シリーズの有終の美を飾る事を大いに期待しています。

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