OP前は前回の「再放送」でした。ボスナッキーが目立っていました。
それはともかく、幹部を倒した、えりかといつきは再会します。ともに、厳しい戦いで疲れています。そこにまたしてもスナッキーの集団が登場します。毎度の事ですが、倒しても倒してもキリがありません。
すると、えりかは作戦を立てることを提案します。そして、いつきが同意すると、腕で×マークを作り、「ターンマ」と叫びます。続いて、コフレとポプリも「タイム、タイム」と言うと、スナッキーはそれに応じ、攻撃を止めました。
そして、えりかは、スナッキーに変装してこの場を逃れる、という突飛な案を提示しました。いつきもそれに同意し、「タイム」は終了。「プリキュアー オウ」とスポーツのタイム終了時みたいな事をしていました。
そして、いつきが「スナッキーの諸君。お待たせした」と生徒会長らしい言い回しで、戦闘再開を宣言します。それを聞いて、鼻ちょうちんを出していたスナッキーのリーダーは目覚め、再び襲撃を命じます。そのスナッキー達に、二人は「プリキュア大爆発」を発動します。まさか、いつきの「大爆発顔」が見れるとは思っていなかっただけに驚きました。
そのような漫才みたいな闘いが行われている一方で、ゆりとダークプリキュアは、最終決戦を始めていました。蹴り上げた足をかわされたら、その足で再び蹴り下ろしたり、吹っ飛ばされながら、追撃する拳を交わしつつ反撃に転じるなど、相変わらず、凝った技の応酬が繰り広げられています。
そこに、つぼみが現れ、協力を申し入れますが、ゆりは感謝をしつつも、一対一での闘いを望みました。
「お前を倒して、私が真のキュアムーンライトになる!」と改めて宣言したダークプリキュアとの闘いは、ゆりが優位に立ちます。しかしそこにサバーク博士が現れ、遠距離攻撃で加勢を始めました。
そのころ、えりかといつきは変身を解き、合体(?)したコフレとポプリとともに、スナッキーのマスクと服(?)を身につけます。この「衣装」が倒したスナッキーから奪ったのか、それとも、えりか即興のお手製なのか、少々気になりました。
ところが、逃げ出した所で、スナッキーの団体と出会います。しかし、向こうは変装に気づかず、「キーキキキ」と話しかけます。そして、話かけられた、えりか達は、意味が分かりませんが、適当に相槌を打っています。
不審そうに思うスナッキーですが、その時、ポプリが「プリキュアがいたぞキキキー」と言うと、それに反応し、出ていきました。
しかし、リーダーのスナッキーは、反対方向へ進む、えりか達を見て、罠(?)に気づき、反転して追いかけてきました。
いずれにせよ、「変装作戦」は功を奏し、皆は、薫子の部屋にたどりつきます。そこで、えりかが「おばーちゃーん」と声をかけたにも関わらず、薫子がその姿を見て勘違いし、「スナッキー!?」と言って空手の構えをする、というギャグがありました。
再会に喜ぶ、えりかといつきですが、緊張が解けた事もあり、座り込みます。すると、コッペが心の種を出し、その力で二人は元気になりました。そして、改めて、心の種を産むきっかけとなった、皆によって自分たちが支えられている事を実感しつつ、追いかけてきたスナッキーとの闘いを始めました。
さて、同時期に行われている「宿命の対決」のほうですが、つぼみが加勢に入ったサバークを止めようとします。しかしながら、瞬間移動を駆使するサバークに、あしらわれます。そして、サバークは「お前は史上最弱のプリキュアのままだ」と言い放ちます。
それを聞いた、つぼみは、「私は少しずつだけど変わったんです」と反論します。そして、「えりかと出会い、プリキュアになって・・・」と言いながら、えりかと初めて会った時を初め、プリキュアに変身した事、そして、ななみを初めとする友人たちが、悩みを乗り越えていった事を思い出します。ここで、「えりかとの出会い」を「プリキュアへの変身」より前に持ってきたのは、細かいことながら、強く印象に残りました。
そして、「みんなの心を守るために強くなれます」と言い、サバークの攻撃をかわします。相変わらずテレポートを使うサバークですが、シプレの「プリキュア全身パンチ」により、ついに防御を打ち破り、つぼみが一撃を食らわせました。
一方、ゆりとダークプリキュアの闘いも、ゆりが段々と優勢に。そして、会心の一撃を放ちますが、サバークが体を張って、その直撃を防ぎます。
その衝撃でサバークの仮面が割れます。そして、その下から出てきた素顔は、ゆりの父親でした。
仮面が取れたことで、我に帰ったサバーク=月影博士は、「私は・・・今まで・・」とつぶやいています。それを見た、ゆりは変身を解いて、「お父さん。あなたの娘・ゆりです」と呼びかけ、それを聞いた、サバーク=月影博士も「ゆ・・ゆり」と反応します。
すると、その時、ダークプリキュアが「よくも私の父を!」と叫びます。驚く、ゆり達に対し、自分が、ゆりを倒すためにサバーク博士に作られた存在である事を明かします。
それを聞いた、ゆりは「何かの間違いですよね」と言いますが、サバーク=月影博士は、力なく頷きました。
すると、ダークプリキュアは勝ち誇ったような表情で、「月影博士はもはやお前の父でない。私の父・サバーク博士のために、お前には消えてもらう」と言って攻めかかりました。
動けない、ゆりの代わりに、つぼみは攻撃を防ぎ、ゆりを元気づけます。それを聞いて、ゆりは再び、ダークプリキュアの攻撃を受け、変身しました。
それから再び、ゆりとダークプリキュアの闘いとなります。「私たちはどちらかが消えるまで闘う定め」と言うダークプリキュアに対し、ゆりは「仮に私が消えたとしても、ブロッサム・マリン・サンシャインたちがいる」と言います。そして、ともにタクトを取り出し、フォルテッシモを発動しました。
これまでと違い、ゆりのオーラには。赤・青・黄といった、他のプリキュアのオーラも加わります。そして、サバーク=月影博士が悲しそうな顔で見る中、「この世界を守る!」と叫んだ、ゆりが、巨大化したオーラでダークプリキュアを弾き飛ばし、「ハートキャッチ」と言って止めを刺し、次回への引きとなりました。
第一話からの因縁である、ゆりとダークプリキュアの最終決戦、さらにはサバーク博士の正体判明という重い展開の一方で、えりかといつきがスナッキー相手にコミカルなやり取りを行う、というかなり特徴的な話でした。
二つの「闘い」にはかなりギャップがありましたが、それを上手くまとめたのは、これまでの話で、シリアスな部分もコミカルな部分もしっかり描き続けたからなのだろう、と思いました。
特に、ここに来て「大爆発」を初披露するなど、普段とかなり違う役回りとなった、いつきが「スナッキーの諸君」などと、彼女ならではの言い回しをしたあたり、キャラの作り込みの深さを感じました。
また、「タンマ」を巡る応酬や、スナッキーと勘違いして構えるという薫子のボケなど、至る所に笑いを散りばめていました。
一方、シリアス部分でも、相変わらずのアクション描写に加え、ダークプリキュアの心情吐露が印象に残りました。これまで、何度も描かれてきた、ダークプリキュアの強烈な敵愾心の源が、「父」であるサバーク博士を、ゆり取られたくないという想いゆえだった、事に驚かされました。そして、そのような彼女の思慕の心の描き方に感心させられました。
ただ、やはりここでのサバーク博士の正体判明が唐突すぎる、ということは否めません。例えば、先月放映したゆりのラブレター話などは、月影家の過去や心情および、ダークプリキュアがサバーク博士だけに見せる思慕の念を描く話にできなかったのだろうか、と思いました。そうすれば、今回の話はよりくっきりと描けたのではないでしょうか。
そういう意味では勿体なさも感じましたが、全体的には、二つの闘いに加え、回想を交えながら成長を語る、つぼみなど、本作品の特徴をさまざまな形で描き込んでいる話だと思いました。
次回は、いよいよデューンとの最終決戦です。その闘いはもちろんですが、予告で倒れていたダークプリキュアの安否も気になるところです。
そして、毎年願っている事ですが、「最終決戦」は次回でおおかた片付け、最終回では、闘いの後のほうに時間が使われる展開になってほしいものだ、と思っています。