オーケストラ発動の時点からという、少々長めな「前回の再放送」で始まりました。オーケストラを食らうまでは無抵抗だったデューンですが、「吊るし上げ」状態になった時に本来の力を出し、拘束を振りほどきました。
そして、「この程度ではボクは倒せない。ボクの憎しみは消えないよ。君たちの愛など、ボクの憎しみの前ではゴミだと教えてやろう」と言い、赤い渦になりました。そして、薫子がが作ったバリアに皆が避難すると、木星と覚しき星の一部が盛り上がり、さらなる巨大化を遂げたデューンが現れました。
右肩のタコと覚しき生物と一体化するのかと予想していたのですが、姿はほとんどそのままで巨大化していました。
ただ、その巨大化の桁が違います。その拳で地球サンドバッグのように殴りつけ、植物園にいる皆を驚かせるのですが、拳だけで建物くらいの大きさがありました。全長1kmは軽く超えている感じです。
なお、この騒ぎの際に、怯える、ななみを番が後ろから支える、という一コマがありました。
プリキュアたちは、いったんは薫子とコッペのいるバリアの中に避難していました。そこで、巨大デューンに驚いていましたが、しばらくすると、えりかが「笑っちゃうよね、たった14歳の美少女がデューンと闘うなんて」といつもの調子で言い、コフレに「美少女は微妙です」と突っ込まれます。
一瞬、不満そうな顔をした、えりかですが、続いてバリアの外に出て、「ちょっくら地球を守ってこよう」とこれまた壮大な事を軽く言います。
すると、いつきが続いてバリアを飛び出し、「えりか、ゆりさんは17歳だよ」と別な方向から突っ込みを入れ、えりかは慌てて(?)、ゆりに謝りました。
もちろん、ゆり怒らずに「行ってきなさい」と言います。そして、二人が飛び立つと、つぼみが、先程の事を謝ります。
それに対しても、ゆりは感謝の言葉を述べ、つぼみと二人で、えりかといつきに合流しました。この場面で、ギャグをやり、かつ本名呼びをしたのは興味深いと思いました。あと、できれば、つぼみと、ゆりの会話も本名でやってほしかった、とも思いました。
そして、改めて最終決戦が始まります。大きさの比だけ見ると、デューンが周りを飛ぶ蚊を殺そうとしているような感じでした。そして、デューンは何のモーションもなしに、額からエメリウム光線を出します。
かろうじて避けた四人に対し、二発目を放ちますが、こちらも当たりませんでした。どうせ額から光線を出すなら、続いて、タコをアイスラッガーのように投げれば面白いのに、とも思いましたが、そのような攻撃はありませんでした。
そして、つぼみはデューンに正対し、「憎しみが尽きないのは、私たちの愛がまだ足りないから」と言います。続いて、ゆりが「だから力を合わせましょう」と言いました。
続いて四人が「宇宙に咲く大輪の花」と言うと、四人と妖精は一体化し、デューンの前に巨大な卵が現れました。そして、それが孵化(?)すると、デューンと同じ大きさを持ち、ブロッサムとフラワーをかけあわせたようなプリキュアが出現しました。外見的には「キュア花咲」でいいのでは、思いましたが、彼女は、つぼみの声で「ハートキャッチプリキュア・無限シルエット」を名乗りました。
デューンはパンチで攻撃しますが、バリアによって全て跳ね返されます。そして、「無限プリキュア」は、「食らえ、この愛」と言い、続いて「プリキュアこぶしパンチ!」と言って、デューンの鳩尾に正拳を食らわせました。
CMが終わると、夜明けの時間に、第1話でつぼみが妖精と出会った草原が、続いておなじみの公園、そして川が現れます。そして、日が出てきて明るくなり、植物園で佇む、コッペが描かれました。
その後、いきなり季節は夏になり、つぼみの家の前で、えりかが、みずきに抱かれた、赤ん坊・ふたばの頬をつついています。
そして、玄関から出てきた、つぼみを見ると、「おおう、つぼみ」と声をかけます。つぼみは眼鏡をかけていました。そして、「おおう、つぼみではありません」と返しつつ、「ふたばのほっぺた、突きすぎです」と抗議(?)した後、二人で学校に向かいました。
そして、あさがお等の花が咲く中、OP冒頭と同じ姿で並んで歩き、妹をネタにかけあいをしていました。
続いて、二人で明堂院家に行き、さつきと稽古していた、いつきに「学校に行くよ」と声をかけます。その直後、奥で稽古を見学していた、クモジャキーを見つけ、二人は驚きます。すると、いつきは「昨日から入門した熊本さんです」と紹介しました。
そして、いつきは着替えますが、制服は女子の夏服でした。また、髪もかなり伸びています。そして、クモジャキーの事で驚く二人に対し、自分も昨日「頼もう」と言って入門してきたときは驚いた、とアクションつきで説明しました。
何でも、熊本さんは、ずっと入院しており、ここ数年の記憶がないそうです。なお、目覚めた時の映像には、隣のベッドから身を起こす、コブラージャみたいな人もいました。
そして、、えりかが、ならばサソリーナっぽい人や、コブラージャっぽい人もと言います。すると、るみの保育園で、ノリコ先生と一緒に子供の面倒を見ている元サソリーナと、どこかの工房で洋服を創っている元コブラージャが描かれました。
さらに、スナッキー達も元にもどったんだろうね、と言うと、つぼみが「そうです、みんな、みーんなです」と嬉しそうに答えました。
そして、放課後となり、三人は、いつもの草原に行きます。すると、えりかが鼻をふくらませて、「わたしたちは凄い事をしてしまった。たった14歳の美少女が地球を守ってしまった」と言いました。
それを聞いた、つぼみは「もう聞きあきて、堪忍袋の緒が切れそうです」と言い、「えりかは無限プリキュアになったのが衝撃的すぎて、調子が戻らないんですね」と言います。続いて、いつきが「無限の力とか、無限の愛とか、えりかにはまだ早過ぎたんだね」と言いました。
すると、えりかは「お子ちゃま扱いしないでよ。みんなだって、こないだまで言ってたじゃん」と言います。そこでは、並んで、「我々はは凄いことをしてしまった」と妖精とともにポーズを取っている三人が描かれていました。制服は冬服で、いつきは白い学生服を着ていました。という事は、進級を機に女子の制服に変えたのでしょうか。
そして、えりかが「私の人生、これ以上、何があるっていうの、悩んじゃうな」と言い続けていると、ゆりが現れ、「いつまでも終わった事にこだわってもしょうがないわよ」と言い、これにはえりかも素直に謝りました。続いて、コフレもえりかに説教をしました。ゆりと一緒に妖精たちがいるのですが、三人は「久しぶり」と言います。
妖精たちは、心の大樹の苗木を、心の種を使って世話していたとのことです。それが一段落して、久々に人間界に来た、という感じでした。
そして、ゆりが「無限の力とかに頼っちゃだめ」と言いますが、まだ、えりかは「人生とは何ともはや、奥が深いっしゅ」などと調子が狂ったことを言っています。すると、いつきが「自分の力で夢に向かいなさい、ということだよ。えりかはプロのファッションデザイナーになるんだよね」と言い、皆は応援する、と言いました。
続いて、つぼみは、ゆりの夢を尋ねますが、特に具体的な回答はありませんでした。また、いつきは「明堂院流武術を続けつつ、色々な事にチャレンジしたい」と言いました。しかし、「色々な事」について、具体的な言及はしませんでした。
そして、つぼみに振られると、「今度は自分の力で宇宙に行きたい」と言いました。 それを聞いた、えりかが、「さすがはあたしの親友、夢がでっかいね」と言います。すると、つぼみは「親友ではありません」と言い、一呼吸置いて「大親友です!」と言いました。
その後、先ほどの「こぶしパンチ」の後が描かれ、「無限プリキュア」の拳からハート型の「愛」を受け止めたデューンが、元の姿に戻って去っていく、という回想が描かれました。それを振り返りながら、つぼみは、「宇宙に花を咲かせる」と言う、壮大な想いを語っていました。
その想いにひたっている、つぼみを見ながら、三人は去って行きました。一人で残った、つぼみは、プリキュアパレスにある四人の彫像を思い出しながら「自分たちの闘いは人々は時が経つにつれて忘れていくでしょう。でも、私はプリキュアになって走り続けたこの一年を決して忘れません。なぜなら、私を成長させ、未来の道まで見つけさせてくれた、かけがえのない宝物だからです」と言い、その後、つぼみも草原から去りました。
そして、つぼみの部屋に移り、机の上にある、四人の写真が描かれます。出撃時に、かなえが撮ったものかと思われます。そして、ココロポッドを持ちながら、その写真を見ている、幼稚園児くらいと思われる、ふたばの後ろ姿が描かれて、話しが終わりました。
前半部分は、巨大な最終形態を見ながらも、いつもの軽口を飛ばす、えりかおよび、それに突っ込む、いつきの描写が印象に残りました。また、「合体」するところで、四人が寄り添う表情も巧いと思いました。
さらに、闘いの最終決着を「プリキュアこぶしパンチ」という、「おしりパンチ」に始まる「珍パンチシリーズ」の集大成で締めた事など、本シリーズの良さがよく出ていた最終決戦だと思いました。
しかしながら、話を締める後半部分については、かなり残念な内容だったと思いました。
一番残念だったのは、クモジャキー達の復活を描きながら、月影博士とダークプリキュアをスルーした事でした。このような扱いにするなら、「ゆりとの親子関係」などという設定を作る必要はどこにもなかったのでは、と思いました。
また、半年以上も前の事を引きずり続け、調子が狂ったままの、えりか、という描写も残念なものがありました。確かに、最後の最後でもボケをやる、というのは、えりかならでは、と言えなくもありません。
しかし、それ以上に、つぼみ・いつきが変われるきっかけを作ったり、困難を乗り越えてファッション部を潰さずに学園祭で成功させるなど、常に明るさを保ちながら精一杯頑張り、皆をぐいぐい引っ張っていく、というのが彼女の長所だったはずです。
にも関わらず、一緒に闘った仲間が呆れるほど、過去に拘泥する、というのは彼女らしくなさすぎる、と思いました。
あと、プリキュアパレスの彫像や記念写真を描いていた場面では、止め絵でもいいから、家族たちやファッション部員たちなど、みんなの後日談を描いてほしかった、と思いました。
まあ、ここについては、制作費の都合などもあるのでしょう。そのへんは仕方ないのでしょうが、この一年間あれだけ楽しめた作品なだけに、この「記念彫像」+「記念写真」という終わり方には、勿体なさを感じてしまいました。
というわけで、後半部分の筋立てに限っては、今ひとつ残念な思いがありました。しかしながら、視覚的には最初から最後まで十二分に満足できる絵で、これについては、最終回にふさわしい品質だと思いました。
あと、最後の締めが「ふたばがココロポットを持って写真を見ている」だったのは、将来の伏線なのだろうか、と思いました。
なお、つぼみが独白で「自分たちの闘いは人々は時が経つにつれて忘れていくでしょう。」と言っていました。しかし、少なくとも、自分にとっては、子供の頃に見たり読んだりし、未だに心に残っている作品同様、何十年経っても忘れない作品になると思っています。そのあたりについては、また後日書きます。