約1年ぶりのほのかの科学部話。今回も、年に一度の学校対抗研究発表会が題材です。昨年、賞を取った「雷の研究」の第2弾をやるのか、それともほのかが現在関心を持っている「ゴミと私たち」をやるかで部内の意志統一がとれません。一度は「雷」にしますが、ほのかは心のなかに引っかかりがあって悩みます。そして結局、なぎさのさりげない一言やユリコの応援もあって、「ゴミ」に変更を決意し、アクシデントに見舞われながらも発表を済ます、という話でした。
この話、前回の実績を元に無難に評価されそうな題材にするか、それとも冒険してでも今やりたい題材にするか、というほのかの悩みが主題と思われます。もしかしたら、製作側の悩みを投影しているのかもしれません。
カテゴリー: プリキュア
Max第16話・「明日の像」再登場
冒頭、志穂と莉奈から運勢が絶好調だと教えられるなぎさ。当初は聞き流していたのですが、商店街で福引が当たってメロンをもらい、その帰り道に藤村に会ってサッカーの試合での応援のお礼を言われ、さらに遅刻もバレずにすんだ事で、すっかり信じてしまいます。ほのかの「占いは歴史的にも重視されていたけれど、あまりこだわるのは・・・」という忠告にも耳を貸しません。
そして「ラッキーカラー」の黄色を揃えて悦に入り、試験勉強でもほのかに教わるひかりを横目にタコヤキのおかわりをし、家では「幸運だからヤマを張ればいい」と呑気にかまえます。一方のほのかはきちんと最後の見直しまでこなします。もちろん、試験の結果は勉強量に比例したものになりました。そして結果が出てもまだ懲りないなぎさは、「ラッキーカラー」(?)のメップルに成績の修正(?)を頼む始末です。
なんか、小学校低学年向けの道徳TVのような話の展開です。もしくは、「アリとキリギリスの試験勉強版」といったところでしょうか。確かに、「占いを過信するのはよくない」「試験勉強はきちんとやるべき」というのはいずれも正しいと思います。しかし、それは、なぎさを「やられ役」にしてまで「プリキュア」で表現すべきものなのでしょうか。
ここ3週ほど、安心して見れる話が続いていたのですが、今日は久々の、なぎさへの愛情が感じられない残念な話でした。
Max第15話・現時点では「第三部」最高作
ある日、いつも通りに一人で弁当を食べ終えたひかりに、級友の加賀山美羽と多幡奈緒がフリーマーケットに誘います。一方、なぎさは母親に頼まれたパンの買い物のために、ほのかは勉強で図書館、という事で、いずれもフリマの会場の近くに着ていました。なお、ほのかに触発されたミップルも勉強を開始。その教師役として、シカルプが久々に登場していました。
ひかりは、最初は二人についていけない感じで、一方の二人も、同級生に敬語で話すひかりと会話がしづらい様子でした。しかし、話題が「好きな先輩」におよび、なぎさの名前を出したあたりで、うまく会話に溶け込みます。なお、余談ですが、会話の登場人物として、「栗拾いデート男」の支倉が、約半年ぶりに登場しました。相変わらず、キュアブラックを追いかけているのでしょうか。
バスケ部の奈緒はなぎさのファンで、文化系らしき美羽はほのかのファンの様子。ちなみに美羽は、ほのかの事を「スーパーコンピュータ・ディープブルーみたい」と言います。このディープブルーはもちろん某アニメのラスボスではなく、9年ほど前に世界チャンピオンに勝ったチェス専用コンピュータの事です。当時推定3歳の彼女がそれを知っているくらいですから、所属クラブは電脳部かチェス部かもしれません。
さてこの二人、なぎさのボケとほのかの突っ込みの真似まで完璧にこなします。はっきり言ってただのファンとは思えません。よほどの思い入れがあるのか、さもなくば物真似の才能も豊富なのでしょう。
さて、そんな事をしているうちに、買い物帰りのなぎさが通りかかります。なぎさに普通に話すひかりに驚きつつ、アイドルを見るかのように、美羽と奈緒は遠巻きに「観察」します。しかしそのうち慣れたのか、奈緒は近くでやっていた3on3のバスケに、なぎさとひかりを誘います。
Max第14話・バルデス、洋館で目を光らせる
なぎさが前回のことを回想しながらほのかと歩いていると、ひかりに出くわします。三人で公園に行くと、そこには藤村がいました。しばらくご無沙汰していたキャラですが、第11話のなぎさのラクロスの試合の結果はもちろん、内容も把握しているなど、なぎさへの関心は相変わらずのよう。そして、サッカー部でレギュラーになり、試合が近いことをなぎさに話します。
それを聞いたなぎさは、旗を作って応援する事を決意。普段とちがい、ほのかにも頼らず、一人で作ると宣言します。
一方、今日の洋館では少年はラジコンヘリで執事ザケンナーを追いまわして喜んでいました。その傍らでサーキュラスとバルデスがルミナスやハーティエルについて話し合っています。バルデス登場の直前では、彼のことを忌避していたようなフシもあったサーキュラスですが、この会話を見ていると、むしろ話をきちんと聞いてくれるバルデスと仲がいいのでは、とも思えてきます。
ところで、この時のバルデスの描写ですが、顔に影が当たって風貌がはっきりせず、眼だけが薄赤に光っています。「風魔の小次郎」などで「正体不明のキャラ」を描く時に使われた描写を思い出しました。ただ、既に素顔を晒しているバルデスをなぜこのように表現したのか、その意図は謎でしたが。
Max第13話・なぎさとほのか、川の中で会話
第3部では2度目の美墨家もの。前回の家事ネタの美墨家の描き方がいろいろな意味で辛かったので、今回もやや不安でした。しかし、いい意味で予想を裏切る話でした。
冒頭、薄着で外出しようとするなぎさに、母親の理恵が「まだ夜は冷えるからもう一枚着て」と言いますが、この世代にありがちな反抗心か、なぎさは「ああ言えばこう言う」式の口答えをし、結局そのまま外出します。そして結局、風邪をひいてしまいました。
一方、洋館のは少年は積み木で遊んでいました。自分の背より高い城を作ります。さすが、ジャアクキングの転生なだけあって積み木一つでも並みの子供とは違います。それともこれは、「だんだん『普通の子供』でなくなりつつある」という伏線なのでしょうか。
そこにサーキュラスとウラガノスとビブリスが登場。ビブリスが前回のバルデス来訪の話をしますが、ウラガノスは話についていけず、しばらくたって、「バルデスが来たんだな」と素でボケをかまし、ビブリスに呆れられます。
Max第12話・新敵キャラ、バルデス登場
冒頭は洋館から始まりますが、ギャグはなし。少年は眠っているだけですし、執事ザケンナーどころかサーキュラスとウラガノスも出てきません。机には前回の戦いを思い出しているビブリスのみ。そこにいきなり風が吹き、新キャラ・バルデスが登場します。前回、サーキュラスは彼の事をあまり好きではなかった感じでしたが、ビブリスは歓迎している感じでした。
とはいえ、彼が美男子で女性にモテそうな外見、というわけではありません。三白眼はまあ仕様としても、頭は禿げかけた七三分けな上にえらく顎が長いという、どちらかと言うと冴えないやられ役系の風貌です。特に顎の長さはすごく、ザケンナーを使わずとも、その顎で攻撃すればかなりのダメージを与えられるのでは、と思ったほどでした。
Max第11話・ほのか、中国拳法習得?
今年に入って初のラクロスの試合ネタでした。冒頭、練習中に一休みしているなぎさの元にほのかが登場。いきなり手を握って「パワーを送る」とか言います。百合ネタ好きな人が喜びそうな場面ですが、ちょっと唐突過ぎるのでは、という気もします。もう少しなぎさの新キャプテンとしての悩みなどを話させてから、この場面に持っていったほうが、流れとしても盛り上がりとしても良かったのでは、と思います。もっとも、今週の絵ですと、いつやっても「記憶に残る名場面」にはなりにくかったかもしれませんが。
その直後に3年の「メグミ」と2年で今年からレギュラーになった「マキ」が口論します。しかしなぎさはそれをうまく収められません。
単行本「映画ふたりはプリキュアMaxHeart」
上北ふたごさんによる、映画版の漫画化です。感想を端的に言うと、「やはりプリキュアの面白さは戦いでなく人間ドラマだ」となりました。なかよし本誌であれだけ各キャラをうまく描いている上北さんをもってすら、「ひたすら戦いが続くだけ」という脚本を漫画化すると、平凡な印象の作品になってしまいます。
この話で最も印象に残ったのは、異世界の勇者(?)「スクエア」でした。他人の力を借りるのが気に食わないらしく、度ごとにプリキュアにつっかかります。そしてついになぎさがブチ切れて外に出て行ってしまい、そこを襲撃されたため、宝物は奪われるはひかりは怪我するわと大変な事になります。
で、その時「スクエア」が何をしていたかと言うと、蝙蝠に襲われて飛ばされ差し出したほのかの手を払いのけたのと、宝物が奪われる時に「やめろ」と言っただけ。そのくせ、戦いが終わると、「だから言ったじゃないか」などと偉そうにプリキュア達を糾弾します。
その後も彼は「その他大勢」の一人的な「活躍」を見せるだけ。同じ「勇者」でも宝物奪還に協力した「マーキーズ」のほうが、よほど役に立っています。結論だけ言うと、この「スクエア」がいなければ、最初の襲撃の時にプリキュアとルミナスで魔女を撃退して、あっさり終わっていたでしょう。
とにかく、上北さんに他人の脚本で描き下ろしをさせた本を出す暇があるのなら、なかよし本誌のページ数を増やすなり、連載された話を全て収録した単行本を出すなりしてほしいものです。
Max第10話・洋館には甘党多し?
ケーキ工場に見学および実習に行く話。「工場の皆の力が合わさって一つのケーキができるように、プリキュア+@も皆の力が調和してチームになる」というのが主題なようです。
一方、洋館も皆でケーキを食しています。すぐさま平らげたウラガノスがビブリスのを所望します。彼女が「苺以外はいい」といいかけた瞬間、すでにウラガノスは丸呑み。いちごを食えないビブリスは激怒します。サーキュラスがなだめに入りますが、「ならばあんたの苺を」と言うと、サーキュラスは苺だけ食べて口にはクリームをつけて涼しい顔。3人揃った事で、やっと「第2次洋館ギャグ」が始められるようになったようです。そして、ビブリスは「代わりのを買っていく、ただし伝説の戦士を倒した後に」と言って出陣。対するサーキュラスは「ミルクレープもいいぞ」という事でした。サーキュラスもウラガノスも見た目に反してかなりの甘党のようです。
Max第9話・ほのか、15回目の誕生日
冒頭、「ハーティエルの居場所」論議から始まりますが、禅問答みたいになって収まりがつきません。ひかりも久々に「クイーンのお言葉」を聞きますが、それもまた回答になっていません。率直に言って、半年だか1年で「12のハーティエル」を全て登場させ、それぞれのキャラ立てをした上で話しに絡ませる、というのはどうしても無理だと思います。どこかでまとめて全部出してしまい。とっととアイテム化させてしまうほうが無難だと思うのですが・・・。
洋館のほうでは、鉄棒をする少年を見守りながら、サーキュラスとウラガノスがルミナスについて論じます。話しているうちにキレて拳を繰り出すウラガノス。それを受けたのは新女性キャラのビブリスでした。体重だけならウラガノスの4分の1くらいですが、その拳を見事に受け流し、ウラガノスを転倒させます。この初登場場面で「技能系キャラ」だと分からせる表現は上手いと思いました。