Max第15話・現時点では「第三部」最高作

 ある日、いつも通りに一人で弁当を食べ終えたひかりに、級友の加賀山美羽と多幡奈緒がフリーマーケットに誘います。一方、なぎさは母親に頼まれたパンの買い物のために、ほのかは勉強で図書館、という事で、いずれもフリマの会場の近くに着ていました。なお、ほのかに触発されたミップルも勉強を開始。その教師役として、シカルプが久々に登場していました。
 ひかりは、最初は二人についていけない感じで、一方の二人も、同級生に敬語で話すひかりと会話がしづらい様子でした。しかし、話題が「好きな先輩」におよび、なぎさの名前を出したあたりで、うまく会話に溶け込みます。なお、余談ですが、会話の登場人物として、「栗拾いデート男」の支倉が、約半年ぶりに登場しました。相変わらず、キュアブラックを追いかけているのでしょうか。
 バスケ部の奈緒はなぎさのファンで、文化系らしき美羽はほのかのファンの様子。ちなみに美羽は、ほのかの事を「スーパーコンピュータ・ディープブルーみたい」と言います。このディープブルーはもちろん某アニメのラスボスではなく、9年ほど前に世界チャンピオンに勝ったチェス専用コンピュータの事です。当時推定3歳の彼女がそれを知っているくらいですから、所属クラブは電脳部かチェス部かもしれません。
 さてこの二人、なぎさのボケとほのかの突っ込みの真似まで完璧にこなします。はっきり言ってただのファンとは思えません。よほどの思い入れがあるのか、さもなくば物真似の才能も豊富なのでしょう。
 さて、そんな事をしているうちに、買い物帰りのなぎさが通りかかります。なぎさに普通に話すひかりに驚きつつ、アイドルを見るかのように、美羽と奈緒は遠巻きに「観察」します。しかしそのうち慣れたのか、奈緒は近くでやっていた3on3のバスケに、なぎさとひかりを誘います。

 相手は男子高校生なので、身長も体力も技術も圧倒的不利である三人は苦戦します。するとそこにほのかが通りかかります。一目で奈緒の技量を見抜いたほのかは、タイムをかけて三人にそれぞれ適した助言をします。
 特にバスケの素人のなぎさには効果てきめん。本業のラクロスの経験を生かし、シュートを決めます。そしてひかりも、遠距離からのシュートを決めました。こちらのほうは、クイーン譲りの天性の能力なのでしょうか。そのほのかの助言の効果のすごさに、美羽は心底感服した感じでした。
 ここでいきなりサーキュラスが登場。ハーティエルとクイーンの関係を詰問します。なぎさは大慌てで否定し、その驚きぶりにほのかは点目になります。唐突に戦いに入っても、「通常モード」を残す演出が巧いです。
 戦いのほうは、サーキュラスの人類滅亡の示唆する発言に対し、新たな友達となった二人を守りたいという強い意志をひかりが表明。そして、エクストリームルミナリオでサーキュラスを撃退しました。
 そして翌朝、登校するなぎさとほのかを、当番だという事で奈緒と美羽が急いで追い抜きます。そして続いてひかりも走って登場。二人に友達ができた事を喜んでもらった後、奈緒と美羽を名前で呼びながら追いかけていきました。

 これまでの話では、誰か一人を描こうとすると、残る二人の描写はおざなりになる傾向にありました。しかし今回は、三人のよさがそれぞれきちんと描かれていました。さらに二人の新キャラも、引き立て役になることもなく、不要に目立ちすぎる事もなく、ちょうどいい位置に描かれています。また、短い登場でしたが、バスケの相手役の高校生たちの描き方も、きちんとしていました。
 強いて言えば、美羽と奈緒がひかりに声をかける伏線みたいなものが、これより前の話で描かれていれば、なお最高でしたが、それはこの話を作った人たちとは関係ありません。とにかく、このシリーズの中では最も質の高い作品だったと言えるのではないでしょうか。この勢いで、これからもいい話を見させてほしいものです。
 あと、余談ですが、今日は洋館の場面はありませんでした。ただ、執事ザケンナーA役の小松さんは、先週同様、ハーティエルのピュアン役で仕事をしていました。

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