放映前から話題になっていた「ウサミミ仮面」が登場しました。
ここでさんざん書いていたように、私が「マイメロ」をすごいと思った理由として柊恵一という人物の作り方がありました。
まず、「自分」を維持する事に対する強い意志です。いったん、魔法にかけられて行動の自由を奪われたら、即座に「魔法を跳ね返す方法」を自ら習得し、それを実践しました。というわけで、ダークパワーの精に体を奪われた時は大いに失望したのです。しかし、「曲がダメだから」という判断基準により、自らの意思で再び体を取り戻し、事件解決に役立てたために、なんとか納得できました。
ところが、今回は、それらの設定を全て捨てての「ウサミミ仮面」です。事前の情報を読んだときもちょっと不安ながら、「歌に対する情などで引き受けて『タキシード仮面』みたいになる」というのを想像していました。というわけで、これにはかなり驚かされました。
柊にはぜひ、この最大最悪の「悪夢魔法」をいつかは自力で跳ね返してほしいものですが・・・。それとも、「無印」と「くるくるシャッフル」は全く違う概念で作られた作品と認識するよりないのでしょうか。
月: 2006年4月
なかよし2006年5月号
「プリキュアSS」は、咲と舞の間に生まれ、着実に育っている二人の絆について、相変らずの巧さで描いています。アニメ第1話冒頭の設定も生かして、「咲は『約束』に対して強い責任感がある」という事を描き、そこから、「舞との約束を守るために、戦いでこれまで以上の力を発揮する」という展開に見事につなげています。
さらに、「二人でアクセサリーを買いに行く」という約束をするまでの話の作り方もまた絶妙です。「舞の兄・和也にあこがれ、うらやましがる咲」→「それに対し、お揃いのアクセサリーをつけることができるなどという、姉妹のいる良さについて話す舞」→「ならば、一緒にアクセサリーを買いに行こう」という流れが、「どちらの家族構成のほうがいいか」という描き方をせずに、「姉妹のように二人でアクセサリーを買いに行く」という約束につながっています。
そのようなちょっとした約束がきっかけで、二人の絆がだんだんと強くなっていく事が、明るく楽しく、かつ自然な描写で伝わっていきます。「絆」と「約束」という言葉の持つ強い意味を、あらためて認識することができた一作でした。
余談ですが、二人の回想において、前話で倒したカレハーンの強さを認めていた事は、「カレハーンびいき」としては、嬉しいことでした。死んだと知るや、「ヤツ」呼ばわりしだしたゴーヤーンと対照的です。優れた敵に評価されているのですから、カレハーンも文字通り草葉の陰で喜んでいる事でしょう。
マイメロKS第1話
いよいよ新シリーズ「くるくるシャッフル」が始まりました。その第1話で一番印象に残った場面は、「美女二人にモテているというバクの夢」でした。右のほうは、昨年からさんざん登場し、クリスマスプレゼントにもなったテニスの選手です。しかし、左にいる、「黄色い鳥類の絵が印刷されたエプロンを来てジーンズをはいている、アパートの管理人さん風の女性」というのは、私の知る限り初登場です。モデルはどう考えても「めぞん一刻」の響子さん。私もこの作品は20年ほど前に愛読していました。バクがいつ読んだのか知りませんが、同じ「めぞんファン」としての仲間意識みたいなものを感じました。
新キャラの潤ですが、彼自身よりも、専属執事でセバスチャンの双子の弟である「セバスタン」のほうが今回は印象に残りました。いきなり、潤の登場場面で紙吹雪をまくあたり、「静の兄」対し、「動の弟」という感じ。このあたり、柊兄弟にあわせているのでしょうか。ちなみに本編の最後で、潤が校庭でギターを弾いていましたが、あの電源も彼が用意しているのでしょう。あと、頭頂の毛一本が双子を区別する証、などという9時間後に放映されるアニメみたいな設定も笑えました。
SS第9話・モエルンバ、火の玉を弾き返す二人に萌える
先週、あまり名乗らないので名前を覚えられなかったのですが、次なるダークフォールの使者は「モエルンバ」という名前でした。スペインかぶれで「セニョール」だの「アミーゴ」だのを多用するのですが、火の玉に一瞬覆われたプリキュアが弾き返したら「もえー!」と日本語で驚いていました。炎のキャラだけに、美少女が炎と格闘する姿に萌えるのでしょうか。
彼が萌えたから言うわけではなのですが、今週のゲストキャラの安藤さんは、「眼鏡・委員長・ツンデレ風」とある種の「萌え要素」が満載のような気がしました。あと、七三分けが印象に残る宮迫くんは頬を赤らめていましたが、彼女の眼中にはなさそうです。それにしても、「起立、礼」も言えないというのは、引っ込み思案を通り越しています。あの号令って私の頃は、日直が持ち回りでやるくらい、普遍的な業務(?)でしたが・・・。
話自体は、ゲストキャラと咲・舞の二人が役割分担がうまく行っており、また「舞の絵」「咲のパン」という基本的な特徴もうまく盛り込んであり、自然に楽しめました。