マイメロKS第2話

 放映前から話題になっていた「ウサミミ仮面」が登場しました。
 ここでさんざん書いていたように、私が「マイメロ」をすごいと思った理由として柊恵一という人物の作り方がありました。
 まず、「自分」を維持する事に対する強い意志です。いったん、魔法にかけられて行動の自由を奪われたら、即座に「魔法を跳ね返す方法」を自ら習得し、それを実践しました。というわけで、ダークパワーの精に体を奪われた時は大いに失望したのです。しかし、「曲がダメだから」という判断基準により、自らの意思で再び体を取り戻し、事件解決に役立てたために、なんとか納得できました。
 ところが、今回は、それらの設定を全て捨てての「ウサミミ仮面」です。事前の情報を読んだときもちょっと不安ながら、「歌に対する情などで引き受けて『タキシード仮面』みたいになる」というのを想像していました。というわけで、これにはかなり驚かされました。
 柊にはぜひ、この最大最悪の「悪夢魔法」をいつかは自力で跳ね返してほしいものですが・・・。それとも、「無印」と「くるくるシャッフル」は全く違う概念で作られた作品と認識するよりないのでしょうか。

 話のほうは、その「ウサミミ仮面」と新キャラ・潤の自己紹介に終始した感じ。柊への敵意という共通点が理由で、小暮が接近していました。OPでも仲が良さそうですし、これは「くるくるシャッフル」による、「敵味方入れ替え」の伏線なのでしょうか。あの「みんな俺とつきあわない?」発言を聞いて、仲良くしようとする感覚は同じ男として理解しがたいものがあるのですが・・・。
 あと、「ウサミミ仮面」にも関係するのですが、裁判で一度「バクの刑」が決まった後、王妃の一言で「ウサミミの刑」にあっさり変わる、というあたり、マリーランドの独裁政治ぶりはかなり深刻なようです。司法・立法・行政の区別も、被告人の権利も何もないのでしょう。
 だいたい、滅亡の危機に瀕したのは、少年院(刑務所?)に物騒な魔法道具を放置しておき、しかも脱走を簡単にできるようにした、という王室の管理責任にあります。にも関わらず、その解決をマイメロにほぼ丸投げし、黒音符の力で国土が荒廃しても「ゴルフがやりにくい」などと呑気な事を言い、いざ荒廃が救いようがなくなったら、あっさり逃げ出したわけです。国民に骨のある人がいたら、革命が起きていてもおかしくありません。
 だいたい、「夢を持つかどうか」などはその人の自由であり、強制されるものではありません。にも関わらず、異世界の人間に「魔法」でそれを強要する、というのもまたひどい話です。
 繰り返しになりますが、柊にはぜひ、この「独裁国家」を倒し、自らの力で自由を取り戻してほしいもと切に思います。
 ところで、話は全く変わりますが、野球部に「江草くん」を出すなら、左投げにしてほしかったものでした。それはともかく、この「兄弟げんか」でバックネットの上から現れる弟を案じる兄の描写と、それに対して、飛び降りずに網を伝って降りる弟、というギャグは今回で一番楽しめた場面でした。

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