SS第10話

 星野一家の描き方が非常に良かった作品でした。これまで、この健太というキャラはどうもよく分からなかったのですが、今回の話でかなり好感がもてました。特に良かったのが、父親のギャグに対し、真面目に「85点だな。いい線いっている」と言ったところでした。この世代独特の「親への照れ」を随所に出しながら、親への敬意をさりげなく表現しているあたり、うまく描いています。また、なんだかんだ言いながら、自分のしごとをきちんと行うあたりの描写も巧いと思いました。
 ただ、あれだけ父親に似ているところを見ると、将来くっつくのは咲でなくて優子になるのでは、と思いました。なお、私は優子のようなキャラも好きです。念のため。

 話のほうは、「海釣り入門」みたいになりましたが、「MAX」で数回あった、「説明だけの話」と違い、レギュラー・ゲストキャラともうまく描けていました。あえて注文をつけるのなら、話の流れと関係のない船酔い描写を入れるくらいなら、魚を釣った場面を入れたほうが、というくらいでしょうか。
 他にも、戦いの場面で、船から落ちそうな舞を咲が助け、ほんの一瞬ほほえみあう場面も印象に残りました。その表情といい、入れ方といい、絶妙に近い物を感じました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です