「プリキュアSS」は、咲と舞の間に生まれ、着実に育っている二人の絆について、相変らずの巧さで描いています。アニメ第1話冒頭の設定も生かして、「咲は『約束』に対して強い責任感がある」という事を描き、そこから、「舞との約束を守るために、戦いでこれまで以上の力を発揮する」という展開に見事につなげています。
さらに、「二人でアクセサリーを買いに行く」という約束をするまでの話の作り方もまた絶妙です。「舞の兄・和也にあこがれ、うらやましがる咲」→「それに対し、お揃いのアクセサリーをつけることができるなどという、姉妹のいる良さについて話す舞」→「ならば、一緒にアクセサリーを買いに行こう」という流れが、「どちらの家族構成のほうがいいか」という描き方をせずに、「姉妹のように二人でアクセサリーを買いに行く」という約束につながっています。
そのようなちょっとした約束がきっかけで、二人の絆がだんだんと強くなっていく事が、明るく楽しく、かつ自然な描写で伝わっていきます。「絆」と「約束」という言葉の持つ強い意味を、あらためて認識することができた一作でした。
余談ですが、二人の回想において、前話で倒したカレハーンの強さを認めていた事は、「カレハーンびいき」としては、嬉しいことでした。死んだと知るや、「ヤツ」呼ばわりしだしたゴーヤーンと対照的です。優れた敵に評価されているのですから、カレハーンも文字通り草葉の陰で喜んでいる事でしょう。
新連載の「ボンボンビザール」は「おまじない漫画」。生まれてこのかた「おまじない」なるものを信じたことはないのでよく分かりません。ところで、「ビザール」で検索すると、「げてもの」だの「異様な、奇怪な」などという訳語が出てきます。個人的にも、この言葉を聞いて真っ先に思い出したのは、15年ほど前に一部で流行した「人間椅子」というバンドの「猟奇が街にやってくる」という歌の中にある「やって来たのはビザールハンター(おそらく「ビザール=奇」、「ハンター=猟」という翻訳かと思われます)」という歌詞でした。まあ、最近になって新しい意味が出来たと思いますが、ちょっと奇妙な感じがしました。
「しゅごキャラ!」、第3のキャラ・スゥは、期待通りの「ですぅ」キャラでした。帽子で「ボク」のミキとのコンビは、今後も楽しみです。同じ作者でも、こちらの世界はアリスゲームをやる必要はなさそうなので、心配せずに見ていられます。もちろん、「ローゼン」も十分、面白くはあるのですが・・・。もっとも、そのミキですが、外見や話っぷりの割には「ギャグキャラ」のようで、そのギャップがまた面白いものがあります。
それにしても、今月になるまで「あむのしゅごキャラ三人でキャンディーズ」という事に気づきませんでした。彼女たちの現役時代をTVで見ていた世代として、恥ずかしい限りです。
新展開になった「みるきゅーと」は、翼=ラプトスが別人のようになって再登場です。もっとも、そう遠くないうちに、元に戻るとは思いますが。それより、今月は「ギャグ四コマ」のほうが印象に残りました。「聖司兄さん」は女装したのもそうですが、「男の自覚が生じて五月人形を飾ろうとするフェト」も衝撃的でした。単行本の巻末漫画で、ランジェリー姿でトアに迫ったのを見て、「やはり本当は女だよな」と一安心(?)していたのですが・・・。本編では地味な役回りが多いですが、かなりすごいキャラです。
「王子様のつくりかた」は最終回。一応、毎月目を通していましたが、彼とくっつく流れになっていたとは思わず、驚かされました。あと、「先月・今月と、最後だから『サービスシーン』もなく終わるのだな」と思っていたところ、いきなり「永遠の愛の誓いを二人でしる」す場面が出てきたのにも度肝を抜かれました。
今月の「地獄少女」はストーカー退治でした。刑事になりたいのなら、地獄少女に通報する前に警察に通報すればいいと思うのですが・・・。それとも舞台はストーカーに寛大で被害者に辛く当たる警察があることで有名な関東某市だったのでしょうか。