第47話・ディープブルーさらなる謎指令

 冒頭、ディープブルーにパイが経過報告をします。言葉は取り繕いますが、これまで放映された通り、「エイリアン」側は具体的戦果を挙げていません。それに対して「つまり、何も変わらないのだな」と嫌味を言った後、いきなり「蒼の騎士抹殺命令」をくだします。
 ただでさえキッシュをリストラして人員が減っているところに、新たな命令を加えたわけです。どこかの国の企業を彷彿させるような労働強化です。当然、タルトはディープブルー批判の発言をしますが、これまでそれをたしなめていたパイも、今回はそれについては何も言いません。ただ、自分はディープブルー批判はせず、命令に従って蒼の騎士抹殺作戦を練ります。

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第46話・歩鈴、新技を披露

 先週で蒼の騎士の正体が青山である事が判明しました。別に遺伝子を打ち込まれたわけでもないのになぜ彼が変身するのかとか、その姿が「エイリアン」に似ているのはどうしてか、などという問題は話題にならず、彼を「ミュウプロジェクト」に加える事があっさりと決まり、いちごが放課後に勧誘(?)します。それに対し青山も、自分に生じた不可解な症状は全然気にせず、夢に見た「暗闇ですすり泣くいちご」を心配するのみです。
 そして青山はカフェミュウミュウに。皆が歓迎する中、ざくろさんだけは疑問を呈します。対して赤坂は普通に歓迎、白金も「お前の考えている通りだ」などとざくろさんの問いにきちんと答えずにごまかします。その一方、青山には「ミュウプロジェクトに加わるための心得」などを説いているわけですから、結局、この時点で青山の胡散臭さに気づいたのはざくろさんだけ、という事なのでしょう。

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第45話・キッシュ、神の領域に達する

 放映されたのがバレンタインという事もあり、前半はいちごのチョコレート作りを軸としたドタバタコメディです。材料だけ与えてすぐに後ろを向いて洗い物を始めるという赤坂の「にこやかなスパルタ教育」や、その結果できた「前衛芸術みたいなチョコ」など、印象に残る場面がいくつかありました。
 後半、青山にチョコを渡しにいくいちごの前に、唐突にキッシュが現れ、話の雰囲気が180度変わります。「二人だけの世界で暮らそう」などとイっている話をしまくるキッシュに恐怖を覚えていちごは逃げますが、工場みたいな所に追い込まれます。その時、いちごの危機を感じた青山が登場。しかもいきなり蒼の騎士に変身してしまいました。そして、驚くいちごを尻目にキッシュと戦いを始めました。ちなみに、キッシュのほうは、青山の変身をごく自然に受け入れています。最初から「青山=蒼の騎士」だと分かっていたのでしょうか。

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第44話・ネタ自体は面白い「原宿の森林化」

 冒頭は青山の夢から。いきなりミュウイチゴが座り込んで泣いています。なんでも青山は最近何度もこの夢を見るとか。この場面、バンクとしてこの後も何度も使われるのですが、あまり冴えた絵ではないです。
 一方、カフェミュウミュウではゴキブリ退治で一騒動。歩鈴とれたすで追い回し、いちごがとどめの一撃を加えて窓まで吹っ飛ばし、その瞬間にみんとが窓を開け、ゴキブリは外に出て完了します。するといきなりざくろさんが「見事なチームプレイね」と講評。いきなり出た事にみんとも驚きます。
 そのとき、いきなり深刻そうな顔をして白金と赤坂が登場。ミュウアクアに対する「新仮説」を発表します。といってもそれが事実だとしても、たいして戦いには影響のなさそうなもの。最後はいつもの「これからさらに戦いは厳しくなる」という「訓示」で終わりました。実際のところ、この「仮説」は今後の話にもさほど影響はなかったようです。

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第42・43話・ざくろさんの謎すぎる過去

 前後編なので、二つまとめて書きます。
 まず大雑把なあらすじから。週刊誌報道でざくろさんがアメリカ移住、という話が出て、それを読んだ四人は動揺。それを見たざくろさんは怒ります。そして、渡り鳥の持っているミュウアクアを巡って戦いが始まりますが、ざくろさんは変身せず、かばったみんとが怪我しても何もしないなど、離脱を示唆するような行動をします。さらに、四人の前でキッシュと「密会」するなど、「裏切り」に近い行動まで取ります。
 そして、ついにざくろさんとみんとが「決闘」します。しかし、そのさなかに渡り鳥の持つミュウアクアを巡ってパイとタルトが行動したために戦いは中断。みんとの捨て身の行動でミュウアクアも確保し、最後にざくろさんが、「皆の覚悟を確認するためにわざとやったが、やりすぎだった」と謝り、みんとがざくろさんの胸で泣きじゃくる、ところで終わります。

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第41話・れたす、気絶した白金の唇を奪う

 またまたディープブルーの叱責から始まります。「作戦を常にミュウミュウに妨害されているから倒せ」と命令します。しかしながら、ここ数回の作戦を見ると、前回の「ドーム球場陥没作戦」はタルトの気まぐれで、その前の「いちごの夢作戦」はキッシュの錯乱で、さらに前の「ビッグサイトでミュウアクア爆発作戦」は成功寸前で自らの分身・蒼の騎士が妨害したわけです。したがって、この叱責はお門違いです。
 しかしながら、真面目なパイはまたまた苦心して凝った作戦を考え、キメラアニマを開発します。今回の作戦は「東京タワー作戦」の東京湾版。汚染物質を含んだキメラアニマを育てて、東京湾を死の海にする、というものです。しかもディープブルーの説教もふまえ、ミュウミュウ対策として、別の場所に大量のキメラアニマ化させた魚を発生させ、そちらに注意をそらす、という手間のかけようです。
 それはいいのですが、この作戦、「人類を排除して、母星の仲間を地球に呼ぶ」という彼らの本来の目的に何か役に立つのでしょうか。

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第40話・歩鈴、タルトに助けられる

 今回もディープブルーの叱責から始まります。しかし、タルトはもちろんパイもキッシュのせいで99%勝っていたのが逆転された事は言いません。それどころか、二人でキッシュに果物を持って見舞ったりしています。
 一方、青山は「目覚めよ」という奇妙な夢をよく見るようになります。まあ、ディープブルー化の伏線なのでしょう。

 さて、主となる話のほうは、ドーム球場の下を掘って陥没させようとするタルトと、偶然ドームに一人で来ていた歩鈴の一対一の戦いになります。地下で戦っているうちに、キメラアニマが暴走して二人は地中の狭い空間に閉じ込められます。
 土に埋まり、尻尾だけ出ている歩鈴をタルトは助けます。すると歩鈴はお礼にと飴玉を渡し、「タルタルとは友達なのだ」と言います。意外な行動に驚きつつも、自分は、瞬間移動で逃げるから、お前だけ生き埋めだ、と勝ち誇るタルトに対し、歩鈴はニコニコ笑うだけ。「このまま二人で化石になればいい」などと言います。
 どうやら、「自分が死ぬ」という事を分かっていても恐れていない様子です。あの若さながら、かなり達観しているようです。その後、二人で会話をするのですが、そのうちに歩鈴は酸欠で意識がもうろうとなります。その姿を見たタルトは、植物操作能力を使って歩鈴を助け、さらにドーム崩落まで防いでしまいました。
 そしてミュウミュウ達に歩鈴を返して、空を飛んで基地に戻ります。その途中、歩鈴に貰った飴玉を見て照れくさそうに微笑んで、話は終わりました。

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第39話・キッシュ、壊れだす

 冒頭、前回の失敗でディープブルーがパイとタルトを叱責します。一方、傷の癒えないキッシュは、体調不良のなか、母星の住民たちへの責任感と、いちごへの想いと恨みがゴッチャになって、精神的に不安定になっていました。
 一方、パイが史上最強とも言えるキメラアニマを作成しました。これまでのただ攻撃してきたのとは桁が違います。その能力は「夢を操る」です。まず、タルトの協力であっさりいちごを捕獲し、眠らせました。そのキメラアニマは眠らせた相手の夢を支配し、しかもその相手に化ける事ができます。そして、いちごに化けてカフェミュウミュウへ。ちょうど年末の打ち上げでケーキバイキングという、素の出る状態だったにも関わらず、他の四人も白金も赤坂にも偽者とは気づかれない、完璧な変装です。
 そして、白金・赤坂のいない隙をついて、四人を「いちごの夢の中」に閉じ込めます。四人も変身はしますが、相手の作った空間の中なので、戦いになりません。ミントアローもプリングリングインフェルノも、全て跳ね返されます。
 後は、眠っているいちごを殺せば、「夢の中」の四人もまとめて殺せます。勝利を確信していちごにトドメを刺そうとするパイ。しかし、そこに意外な妨害者が出現しました。
 それは冒頭で錯乱しかけていたキッシュでした。「いちごを壊すのはボクだ」などと言いながら、いちごを攻撃しますが、その結果はいちごの拘束が解けただけ。その結果、目覚めたいちごの前にキメラアニマはあっさり倒されてしまいます。キッシュは自らいちごを倒そうとしますが、心身ともガタガタなだけに話になりません。武器を落とされて倒れこみます。
 そのキッシュを助けたパイとタルトは、改めて自分たちと仲間のために、人類を殲滅すると宣言。その仲間や故郷に対する想いに、ミュウミュウ達は「彼らに感情があった」と今更ながら驚くのでした。

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第38話・ずっと気づいていた青山

 さて、久々に本物のミュウアクアを巡った総力戦が始まりました。「エイリアン」の三人はミュウアクアにエネルギー波を注入します。それを見た白金は、ミュウアクアの暴発を防ぐために歩鈴にプリングリングインフェルノでミュウアクアの保護を命じますが、これは「エイリアン」の罠でした。プリングリングの中でエネルギーが逃げ場を失い、全てミュウアクアにぶつかります。その結果、半径160kmが消滅、という赤坂の試算が出てしまいました。ここのところ、ミュウアクア探索でも失敗続きだった白金の判断ミスが、またまた出てしまったようです。
 まんまと作戦に成功したキッシュは、改めて「地球の本来の住人は自分たちで、人間たちはその地球を汚しまくった」と一連の「人類排除作戦」の正当性を主張します。それに対し、白金は「自分は両親を殺された」に始まって、「『エイリアン』の事情がなんであろうと、愛するものを失っていいわけがない」などと主張します。しかし、それを聞いた『エイリアン』たちは反応すらしません。彼らにとっては何の意味もない発言だからです。それどころか、ざくろさんにも「くさい演説」と罵倒されます。とにもかくにもこの戦いでの白金は悲惨すぎます。

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第37話・青山の遅効性の毒舌

 いちごと青山がデート。いちごは遅れ、青山は本を読みながら待っていました。その本について尋ねたいちごに対し、青山は「ゴミのリサイクルに関する本」と説明。久々の環境ヲタクぶりを発揮します。それに対し、いちごは、「自分も家でゴミの分別をやっている。近所の人と一緒にやろうかと考えている」などとあまり理解せずに話をあわせようとします。すると、青山は即座に「市民レベルの活動の難しさ」について高度な知識を披露します。その内容は、いちごのような「思いつきで環境運動をやろうとした人」に対する痛烈な批判です。「やっているうちに大変になるけど、周囲を巻き込んでいるからやめられない」と手段が目的化して苦痛になった事例を説明しました。
 しかし、いちごは青山の言っている事を理解できません。適当に「できることをやればいいってことね」と返します。すると青山は笑って「いちごはある意味天才だ」みたいな事を言いました。そしてその後、話を変えて、クリスマスデートを誘います。
 この会話、よくよく聞いていると、非常に意味深です。青山はいちごの付け焼刃的「環境保護」を厳しく論破しています。しかし、青山の言う言葉が複雑すぎたために、いちごには論破どころか、批判された事すら理解できていません。それが分かった青山は「ある意味天才」などと、さらにきつい事をに言うわけです。
 その事に一切気づかず、ただ、クリスマスデートに誘われた事を喜んでいるいちご。その調子でカフェミュウミュウでも浮かれっぱなしです。ところが、みんとの「また(東京タワーの時のように)遅刻してないても知りませんわ」というツッコミを受けると、いきなり一変し、深く落ち込みます。突っ込んだみんとを始め、れたす・歩鈴にもなぜ落ち込んだか理解できません。

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