いちごと青山がデート。いちごは遅れ、青山は本を読みながら待っていました。その本について尋ねたいちごに対し、青山は「ゴミのリサイクルに関する本」と説明。久々の環境ヲタクぶりを発揮します。それに対し、いちごは、「自分も家でゴミの分別をやっている。近所の人と一緒にやろうかと考えている」などとあまり理解せずに話をあわせようとします。すると、青山は即座に「市民レベルの活動の難しさ」について高度な知識を披露します。その内容は、いちごのような「思いつきで環境運動をやろうとした人」に対する痛烈な批判です。「やっているうちに大変になるけど、周囲を巻き込んでいるからやめられない」と手段が目的化して苦痛になった事例を説明しました。
しかし、いちごは青山の言っている事を理解できません。適当に「できることをやればいいってことね」と返します。すると青山は笑って「いちごはある意味天才だ」みたいな事を言いました。そしてその後、話を変えて、クリスマスデートを誘います。
この会話、よくよく聞いていると、非常に意味深です。青山はいちごの付け焼刃的「環境保護」を厳しく論破しています。しかし、青山の言う言葉が複雑すぎたために、いちごには論破どころか、批判された事すら理解できていません。それが分かった青山は「ある意味天才」などと、さらにきつい事をに言うわけです。
その事に一切気づかず、ただ、クリスマスデートに誘われた事を喜んでいるいちご。その調子でカフェミュウミュウでも浮かれっぱなしです。ところが、みんとの「また(東京タワーの時のように)遅刻してないても知りませんわ」というツッコミを受けると、いきなり一変し、深く落ち込みます。突っ込んだみんとを始め、れたす・歩鈴にもなぜ落ち込んだか理解できません。
このいちごの急な落ち込みは単純に考えてもよく分かりません。本人も、なぜ急に不安になったのか分かっていないのかもしれません。やや強引な解釈ですが、先ほどの「環境談義」で青山が放った言葉の気づきにくい毒に、理性はとにかく本能のほうが遅ればせながら気づいたのでは、などと思いました。
その精神的に不安定になったいちごを励ましたのはざくろさんでした。自分の行きつけの宝飾店に連れて行き、いちごにクリスマスプレゼントにいい石を勧めます。そして、「プレゼントとは、相手だけでなく、自分のためでもある」と説明します。つまり、いちごに「青山を喜ばせるためではなく、『プレゼントをあげる仲である』という事を認識して自分を安心させるためにプレゼントを渡せ」と言っているわけです。
このあたりのざくろさんの話の意味をいちごがどれだけ理解できているかわかりませんが、とにもかくにも、プレゼントを買って元気が出たいちごは、クリスマスデートの待ち合わせ場所である「お台場のビッグサイト」に向かいます。ちなみに、プレゼント代についてはざくろさんは「お年玉で払って」と言って立て替えました。しかしながら、正月に清算がなされたかは謎です。
そして待ち合わせ場所の巨大クリスマスツリーに着いて青山を待ついちご。その時、上空にキッシュたち三人が現れます。そしていちごの体の反応から、今度こそミュウアクアがこのツリーにある事が明確になります。そしてキッシュは相変わらずいちごを引き込もうとします。その際、「もうキミは人間というよりは我々に近い存在だ」などと言うあたり、前話の「デビルマン風」を引きずっている感じです。そうこうしているうちに、他の四人も到着し、いざ決戦、という所で次回への引きとなりました。