「フレッシュプリキュア!」おはなしブック「まるごとキュアパッション」

 題名だけ見ると、TVの画像を使っての幼児向け絵本みたいですが、実質は上北ふたごさんが「なかよし」に連載した「フレッシュプリキュア」漫画版の単行本です。9月号の上北さんの談話も「KCよろ!」でした。そして巻頭・巻末にフルカラーでのキャラ紹介やグッズ紹介がついていました。
 上北さんが「なかよし」に連載したプリキュア漫画が単行本化されるのは、三年前秋の「Splash☆Star」以来です。その時は本誌7話と増刊2話に描き下ろし1話、という構成で440円でした。それが今回は、値段はほぼ倍で、収録話数は本誌分の6話のみです。

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なかよし2009年9月号

 「フレッシュプリキュア」は、先月の「第23話の途中までを一話まるまるかけて描く」が秀逸だったので、今月も大いに期待していました。しかしながら今回は、先々月までの、アニメ数話分の筋立てをなぞる話に戻っていました。
 変身はしたものの、ラブ達から去っていくところまではアニメと同じでした。しかし、そこからは大きく異なっており、せつなが次に現れたのは、ナキワメーケ襲撃の最中でした。
 その時点では、せつなが何を考えているのかは誰も分かりません。しかし、サウラーは、せつなを既に寝返ったもとと決めつけ、せつなの影を「ナキワメーケ・イース」にし、さらに「どうだ、お前は人間を憎むゆえ・・・」などと言葉でも挑発します。

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なかよし2009年8月号

 「フレッシュプリキュア」は久々に「上北プリキュア」が炸裂、といった感じでした。
 前回、親友だと思っていた、せつなの正体がイースであり、友情の証だったはずのクローバーペンダントをあっさりと壊された事から、ラブは落ち込んでいます。しかし、美希の少々変わった差し入れを食べて立ち直り、外に出ます。
 一方、ラビリンス本国では、メビウスがクラインに何事か指示しています。そして、占いの館では、サウラーがウエスターに、「イースにクラインの手紙が届いたそうだ」「(中略)で、イースは?」「出て行ったよ。やり残した事を終わらせるって・・・」という含みを持った会話をしています。

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なかよし2009年7月号

 「フレッシュプリキュア」はアニメ6月の予告編、という感じでした。新たな力を得た代償として激痛に苦しむイースに対し、ラブは闘いの最中でありながら、イースを助けるために体を張ります。そして、シフォンの助けもあって、イースを救います。
 このあたり、ラブの基本設定である「他人の苦しみや喜びを自分のものとして感じる事ができる人柄」が上手く描けていると思いました。また、その時のラブの笑顔がよく描けています。
 しかし、イースはラブを受け入れず、「逆スイッチオーバー」で自分がせつなである事を明かした上に、ラブから貰った「四つ葉のクローバーペンダント」を目の前で壊します。
 というわけで、敵の道を貫くかに見えた引きでしたが、隣のページにキュアパッションの絵が載っているため、次回の展開は明白です。
 他にも、占いの館で苦痛に耐えながら、思わずクローバーペンダントを握ろうとするイースの描写なども印象に残りました。
 このあたり、アニメではどう描かれるのか、気になります。また、四人目の当て馬みたいな扱いになっているミユキが、今後、どのようになるのかも、気になるところです。

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なかよしラブリー増刊2009年初夏の号

 今回、最も衝撃を受けたのは、ハタノヒヨコさんの「ラブレター」でした。これまでも、本誌や増刊にショートギャグを連載していましたが、「絵が可愛くてちょっと変わった味のギャグ」と印象しかなく、軽く読み流していました。しかし、今回読んでみて、そのぶっ飛んだセンスに驚き、こんなことならこれまでの作品も、もっとじっくり読んでおくべきだった、と思ったほどでした。

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なかよし2009年6月号

 「フレッシュプリキュア」は、ラブとせつなの話を軸にしていました。ダンスを教える話などは、アニメの先取りなのかとも思いました。せつなの特徴である、イースとして使命を果たす意思を持っている時の表情と、その中で本人も意識せずに見せる純粋な表情の対比が巧く描けていると思いました。今回は、特にダンス中に見せた笑顔が印象に残りました。
 アニメにも言える事ですが、今後、イースがこの「もう一人の自分」にどのように接し、そしてどのように変わっていくのか非常に興味深いものがあります。
 その一方で、ラブの純粋さおよび、脇を固める美希と祈里の描写も楽しめました。この展開を主軸にすれば、今回の漫画版はかなり面白くなるのでは、と期待しています。

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なかよし2009年5月号

 「フレッシュプリキュア」は、先月までの流れから、アニメ第三話をやるかと思っていました。しかしながら祈里初変身などは前半で終わり。後は、インフィニティの説明さらには、おポンチ三人組、そしてなんとアニメ7話ネタまで出てくるという、盛りだくさん過ぎる内容になっていました。
 ただ、ラブとせつなの友情芽生え話を、占いの最中にやる、というのはさすがに無理があると思いました。一昨年までだったら、この話だけで一本作って先月発売の増刊に載っていたのでしょうが・・・。
 なお、話の「主題」は、がに股になった「さぁ~ん」というお笑いネタだったようです。私は、お笑いは見ないので、何がなんだか分かりませんでしたが、本来の読者層の間では人気なのでしょうか。
 そして、最後のほうでは、アニメを追い抜いて、「四人目」の伏線まで描かれていました。アオリによると、次号はその謎に迫るとのこと。その頃のアニメがどうなっているかも含め、楽しみです。

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なかよしラブリー2009年5月号増刊

 一番印象に残ったのは、携帯サイトとのタイアップ企画で、人気携帯作家の「SINKA」さんがストーリー原案を担当した「地獄少女 番外編」でした。こう言ってはなんですが、あの永遠さんの絵で、まさかここまでプラスの意味で心に残る作品を読める日が来るとは思いませんでした。
 通常の「漫画・地獄少女」でしたら、せいぜい、相田さんが安藤さんへの「地獄送り」を思いとどまったものの、別の人が安藤さんを「地獄送り」にする、といったオチになるところでしょう。
 それに対し、今回の「黒幕」は冒頭から「説明役」的な存在で出ていた佐藤さんでした。彼女が相田さんおよびその学力の高さに対して強い憧れを抱いており、倒してくれるはずだった安藤さんと仲良くなった事に絶望して、相田さんを消去した、というオチには驚くと同時に、彼女の歪んでしまいながらも一途だった気持ちを感じ、何とも言えない空しさを感じました。
 一方、理不尽に命を奪われながら、自分の死よりも、安藤さんに夢を語らせてくれなかった事に抗議する相田さんの描写の哀しさも印象に残りました。
 携帯小説を読んだ事はありませんでしたが、いつかこの「SINKA」さんの作品を読んでみたい、と思ったほどの話でした。

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なかよし2009年4月号

 「フレッシュプリキュア」は、美希の変身話でした。どうやら、アニメ1~3話分を三ヶ月かけて掲載するようです。
 ただ、今回は、アニメ二話との共通点は、美希がプールで泳ぐことと、和希をかばおうとした時にプリキュアになった事くらいでした。
 そんな中、極めて印象に残ったのは、ウエスターとサウラーの水着姿でした。とくに、ウエスターは、美希の水着以上にインパクトがありました。漫画でもアニメ同様、お笑いキャラで突き進んでいくようです。
 次回は、今回出番がなかった、祈里の変身話となると思われます。

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なかよし2009年3月号

 「フレッシュプリキュア」は、アニメにあわせてか、絵柄がかなり変わりました。MaxHeartからSplash☆Starに変わった時以来の絵柄変更です。
 アニメの絵を意識しているような感じでしたが、少々違和感がありました。特にイースがあまり可愛くないのが残念でした。特に、ラブが変身した直後のアオリ絵を見たときは、高橋葉介さんのホラー漫画を思いだしてしまいました。(※イースにはあいませんが、高橋葉介さんの絵自体は好きです。念のため)
 話のほうは、基本的にアニメ一話と同じでしたが、恋の応援に失敗して泣いていたラブが、ドーナッツを食べてトリニティの音楽を聴いた瞬間に泣きやんで踊り出した、という所が異なっていました。
 今回は、初回ということもあり、その部分を除けばアニメをなぞっていました。今後は、昨年前半までに見られたような、キャラの良さを独自で掘り下げる話を読みたいものです。

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