なかよし2009年6月号

 「フレッシュプリキュア」は、ラブとせつなの話を軸にしていました。ダンスを教える話などは、アニメの先取りなのかとも思いました。せつなの特徴である、イースとして使命を果たす意思を持っている時の表情と、その中で本人も意識せずに見せる純粋な表情の対比が巧く描けていると思いました。今回は、特にダンス中に見せた笑顔が印象に残りました。
 アニメにも言える事ですが、今後、イースがこの「もう一人の自分」にどのように接し、そしてどのように変わっていくのか非常に興味深いものがあります。
 その一方で、ラブの純粋さおよび、脇を固める美希と祈里の描写も楽しめました。この展開を主軸にすれば、今回の漫画版はかなり面白くなるのでは、と期待しています。

 「しゅごキャラ!」では「御前」の正体が判明。何回か出ていた謎の少年・ヒカルでした。自分の予想が外れたのは残念ですが、それだけ、作者の構想力が深い、という事で逆に感心させられました。
 星名専務がいざという時に名前で呼んでいたところを見ると、血縁関係でもあるのでしょうか。長く続いた「イースター」設定をどのように締めるか、次回以降も楽しみです。
 茶匡さんの読み切り「毛玉とおかしな大納言さん」は、金持ちの家を追い出された猫と貧しい少女の話でした。相変らずキャラ作りが巧くいと思いました。扉には「評判次第」と書いていましたが、おそらく連載になるのでしょう。
 それはいいのですが、「小川とゆかいな斎藤たち」はこのまま終わるのでしょうか。出来れば増刊で続けてほしいものです。また、終わらせるなら、最終回と銘打った話を描いてからにしてほしいものだと思いました。

 遠山えまさんの新連載「わたしに××しなさい!」は、ぞんざいな言葉で話して目つきが悪く、実は大人気携帯小説家、という特殊な設定の少女が主役です。そして、作品で「ラブ」を描くために、クラスでは皆に好かれているが、彼女的には「唯一つまらない」と酷評している少年の秘密を握り、それをネタに「擬装恋愛」をする、というこれまたかなり特殊な話でした。
 前作をはじめ、これまでどちらかと言うと、純情な少女が主人公、という作品を描いてきた作者だけに、少々驚かされました。できれば、「疑似恋愛がいつの間にか本当の恋に」みたいな展開にならず、この主人公は最後までこの性格を維持してもらえれば、と思っています。
 「ARISA」は、真鍋を捕まえたところ、逆に今度は、ありさの王様説を主張される、という展開に。とにかくベースになっている筋立てが分からないので、誰が王様か推測する事ができません。主人公のキャラ自体は悪くないと思うので、「王様編」は適当に終わらせて、違う展開にすれば面白くなるのでは、と思っています。
 「最強生徒会ツバキヨ」は、相変らず奇妙な椿さんの言動と、今回の「依頼人」である、ヤンキーながら純情な萌花のキャラが楽しめました。それはいいのですが、「監督の娘の立場を利用して、強制的にエースと交際する」という設定はさすがに無理がありすぎると思いました。
 「夢見るエンジェルブルー・番外編」はキャラクターの世界に紛れ込む、という夢オチネタでした。途中、「公園で騒いだ罪」でヒロインが逮捕される、というネタがありましたが、作者も描いた時は、まさか掲載時に「公園で騒いで逮捕」が大きな話題になるとは夢にも思っていなかっただろう、などと思いました。
 次回で最終回の「サファイヤ!」ですが、まあ、予想よりは続いたか、と言ったところでしょうか。ちなみに先日、宝塚市がサファイヤの住民登録なる事をしていましたが、この作品の存在は完全に無視されていました。
 「新地獄少女」はいつの間にか「ゆずきが存在しなかった事にる。それは地獄少女の後継者になるため」などという話になっていました。いくら何でも唐突すぎます。その強引さは、たまに扉裏などに載っている、「読者の作ったこわい話」並みだと思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です