メルヘンランドにあった、メルヘンランドにある「はじまりのシンデレラ」という本が学校の図書館に現れ、その力で、みゆきがシンデレラの世界に入る、という話でした。それを追いかけて、他の四人、さらには三幹部まで本の世界に飛び込んでの騒動、という展開でした。
また、変身したのは、みゆき一人で、他の四人は闘いを傍観していたという、かなり珍しい話でもありました。
今回、一番興味深かったのは、ウルフルンに馬車を壊された、みゆきが、ガラスの靴を脱ぎ捨てて、裸足でお城に向かって走る所でした。
上北ふたごさんの漫画版の第1話冒頭において、似たような場面があります。そこでは、みゆきが茨の道を前にし、ガラスの靴を脱ぎ捨て、スニーカーに履き替えて進む、という描写がなされていました。
その漫画の描写に影響されてこの場面が描かれたのでしょうか。
それとも、みゆきの基本設定に「童話が好きで憧れているが、シンデレラや白雪姫のように、他人に助けられて幸運を得る事に憧れているわけでなく、自分の意志で道を切り拓くキャラである」というのがあり、その結果、漫画・アニメ双方でこのような描きかたをしたのでしょうか。
そのあたり、かなり気になりました。
キャラの位置づけですが、みゆきが主役で、やよいと、れいかが脇役、あかねと、なおがチョイ役と、完全に分かれていました。
率直に言って、この、あかねと、なおの位置づけはどうかと思いました。いくらなんでも、鼠に馬はないのではないでしょうか。
これならまだ、話を白雪姫にして、みゆき・れいかはそのままで、あとの三人はドワーフ、のほうが良かったのでは、と思いました。
ただ、次回以降の話によっては、この見解は変わる可能性があります。もし、今回の演出が、この第39話から第43話までを一つのシリーズとみなしての、「一回目」だったら、これもありなのかもしれません。そのあたりは、現時点では何とも言えませんが・・・。
ただ、「チョイ役」の二人はともかく、「脇役」の二人は、それぞれ味を出していました。魔法使い役の、やよいが、ピースサンダーを模した「魔法」を使っていたのには、かなり笑いました。また、やよいといえば、毎回の変身時に出すジャンケンが変わりますが、今回は「チョキ回」になるのだろうか、と思いました。
あと、王子役として、みゆきと踊る際に、「ダンスを踊ったことがないのですが」と発言した、れいかの生真面目さの描き方も面白いと思いました。また、配役をわきまえずに、気絶していた、やよいを「お姫様だっこ」をした描写も楽しめました。
他にも、結婚願望を語るマジョリーナとか、馬車を襲った後に空中を走るウルフルンなど、細かいところでも楽しめる描写が色々ありました。
あと、みゆき一人となった戦闘ですが、一人だけでプリンセスフォームになったのにはちょっと驚きました。そして、「シンデレラハッピーシャワー」で勝利します。
これからの展開を考えれば、ハッピーシャワーで勝利するのは今回が最後でしょう。それもあって、この場面を見たときは、ちょっと感傷的な気分にもなりました。
次回は、「自分の宝物」が何か悩んだ、あかねに、みゆき達が「宝物」をプレゼントする話とのことです。その、あかねをどのように描くのか、楽しみです。また、今回の話とのバランスがどうなるかが、気になる話でもあります。