Smile第33話

 五人とキャンディとポップで映画村に行ったら、何だかよく分からないうちに映画出演が決まる、というドタバタ系ギャグの定番みたいな話でした。そして、なぜかポップが異様なまでに目立っていた、不思議な話でもありました。

 冒頭、時代劇の撮影におけるアクションシーンから始まります。それをなぜか現実と混同した、みゆきが悪役の前に乱入し、スマイルパクトを取り出す、というボケをかましました。
 その後、五人は映画文化館を見学しました。そして、先ほど見ていた撮影中の映画の話になります。すると、みゆきが敵の女郎蜘蛛役、やよいがヒロインのくノ一役で、ごっこ遊びが始まりました。それに、あかねと、なおも加わります。
 するとそこに、撮影中である映画「妖怪オールスターズDX」の「深澤監督」が通りかかります。そして、なぜか五人を気に入り、映画に出てくれ、と言い出します。
 さらに、人間の姿(ただし耳と尻尾はそのままま)したポップがサムライの格好をして現れ、「拙者も出だいでござる」などと言い出しました。すると、監督はなぜか耳と尻尾を見て、「かわいい」言いつつと快諾しました。
 そして、五人は衣装に着替えます。みゆきが町娘、やよいがお団子屋の娘、れいかはお姫様です。ところが、なぜか、あかねは敵役である女郎蜘蛛の妖怪でした。そして、なおは女忍者です。
 着替え終わったあと、お互いを褒め合い、特に、れいかのお姫様姿には、みゆき・やよいは大喜びしていました。しかしながら、当然とはいえ、あかねの姿を褒める人はいませんでした。
 そして、撮影が始まります。みゆきが、団子屋で、やよいと会い、そこに、あかねに追われた、れいかが逃げてきます。そこに、なおが現れて、あかねと闘う、という流れでした。
 闘いは、なおが「くの一シュート」を放ち、その球を、あかねが「女郎蜘蛛ファイヤー」で返す、というものでした。
 この「ラリーの応酬」は、なおが球をそらして決着(?)がつきます。すると、そこにポップが現れ、あかねと闘い、勝利しました。
 時代劇なのに、みゆきが「ウルトラハッピー」と言うなどのドタバタぶりでしたが、なぜか監督は大喜びしていました。

 一方、バッドエンド王国では、アカオーニが例のごとく、壊れかけたテレビを見ています。そして、映画村での青鬼の活躍を見て、感激(?)し、映画村へ行く決意をしていました。
 撮影のほうは、最終決戦になっています。あかね率いる妖怪軍団と、れいか率いる人間軍団(?)が対峙しています。そこに、アカオーニが乱入し、妖怪軍団に加勢とばかりに暴れ回ります。
 しかし、予想外の乱入者が現れても、監督は相変わらず喜んでいました。
 尊敬する(?)青鬼が人間が演じるかぶり物である事を知った、アカオーニは怒ってバッドエンドを発動し、映画のカメラを黒っ鼻でハイパーアカンベー化し、合体しました。
 五人は変身し、闘いとなります。ハイパーアカンベーは、ビデオカメラらしく、停止機能や巻き戻し機能を持っていました。その機能で、五人を変身直後の決めポーズの状態に戻した上で、動けなくしてしまいます。
 そのため、五人は、そのポーズのまま、敵について論評する破目になりました。特に、ピースサインをしたまま、表情を変えて会話する、やよいの描写が目立ちました。
 するとそこに、相変わらず変身したままのポップが現れます。そして、「メルヘン流奥義妖精斬り」などと言って斬りかかりますが、撮影用の刀がハイパーアカンベーに通じるわけなく、あっさり敗れました。
 続いて、キャンディが象デコルをつかって立ち向かいます。ハイパーアカンベーはそれを反撃もせずに見ていました。そのあいだに、象デコルの放水により、機械が故障します。
 それによってプリキュアの動きは「早送り」になりました。そして、プリンセスモードとなり、ロイヤルレインボーバーストで勝利しました。
 闘いが終わり、監督は大満足で、五人に試写会に来てくれ、と言います。別れた後、五人は変身後も写っていた事に気づき、慌てますが、ポップがビデオを抜き、「修正」していました。
 そしていよいよ、試写会となります。五人は期待して見ていましたが、一連の撮影は一切使われていません。そして最後は、プリキュアの五人が「修正」でぼやける中、ポップが「メルヘン流」でハイパーアカンベーを倒し、ポーズを決める所で「終」の文字が出てくる、という所で映画は終わってしまいました。
 それを見た、みゆきが「もう、映画はもうこりごりかも」という所で、一旦画面は閉じます。その直後、ポップが出てきて、「映画って本当にいい物でござる」という所で話は終わりました。

 ここ二話ほど、残念極まりない話が続いたこともあり、久しぶりに「スマイルプリキュア!」を見たような気分になりました。
 ただ、冒頭で見せた、みゆきの「ボケ」がいくらなんでもありえないレベルであった事には違和感がありました。
 また、ポップの自己紹介シーンを5回も流すなど、低予算ぶりも気になりました。
 あと、みゆきが最後に言った、「もう映画はこりごり」という一言も気になりました。一ヶ月後に公開予定の映画で何かあったのでしょうか。
 また、話の基本構成である「撮影を見に行ったら、監督の思いつきで『出演』し、ドタバタを繰り広げる」というのも、ある意味手垢のついたネタであり、新鮮味がありませんでした。まあ、今回は映画村とプリキュアのタイアップに対応した話なので、ある程度仕方のない部分もあるのでしょう。
 ただ、映画撮影ネタに関しては、ブンビー以来となるプリキュア出演となった、高木渉さんの演技が非常に良かったたため、結果的にはかなり楽しめました。
 男性声優の聞き分けはほとんどできないのですが、高木さんだけは、最初の一声を聞いただけですぐに分かりました。そして同時に、かつてと変わらないユーモアあふれる演技に、懐かしさと嬉しさを覚えました。またいつか、レギュラーとしてプリキュアシリーズで活躍してほしいものだと思いました。
 また、話全体では違和感がありましたが、各部分の描写についてはかなり楽しめるものがありました。
 みゆき・やよい・れいか・なおの、時代劇コスプレは、視覚的に大変楽しめました。そんな中、一人妖怪役になってしまった、あかねですが、随所で突っ込みを入れるなど、らしさを存分に発揮していました。
 また、あかねが目付きまで悪役キャラになって演技しており、かつアカオーニが現れた瞬間に、いつもの顔に戻った、という切り替えの描写も上手いと思いました。
 他にも、時代劇ごっこを初めてじゃれる、みゆき・やよい及び、それに加わったあかね・なお並びに、それを見ている、れいか、という場面も微笑ましさがありました。それを見た監督が五人を起用したくなった気持ちが分かる気もしました。
 また、戦闘描写での、決めポーズで固まったまま、表情だけ変えて会話する場面も、なかなか楽しめました。
 次回は、文化祭で童話コスプレ大会を行う話のようです。クラスメイトの豊島くんに脚光があたる話のようです。ここまで出番はあってもメインになることはなかった、クラスメイト達が、どのような動きをするのか、またそれに五人がどのように関わっていくのか、色々と楽しみです。

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