ライダーマン、デストロンとの決別を決意

 前回に続き、2話続き物です。世間はクリスマス、そんな中で祖父と姉を手伝って焼き芋を売っている少年に、謎のサンタから案内状が。心配する姉を尻目に地図にある家に行く少年。そこには手書きで「幸運の家」と書かれています。
 入ってみると他にも子供たちが。そして先ほどのサンタが登場。バナナ・パイナップルなどを配って子供を喜ばせた直後、唐突に「今日から皆さん、デストロンに入りましょう」などと言い出します。成績のいい子供を集めて将来の幹部にする、という構想だそうです。チラシと果物で幹部をスカウト、という感覚はなかなかです。
 その子供たちの中にいた「少年ライダー隊員」からの通信を受け、風見が「幸運の家」に現れますが、すでに子供たちはさらわれた後。そしてサンタに化けていたサイタンクは強く、V3をジャイアントスイングで吹っ飛ばしてしまいました。
 一方、戻ってこない少年を心配する焼き芋屋のところに、なぜか知り合いの結城が。先ほどのチラシがデストロンの文書である事を知り、探索に向かいます。
 その結城の前に先ほどのサンタ(=サイタンク)が。そしてV3を倒せば、子供たちを返す、と交渉を持ちかけます。この場面ですが、せっかくだから、サイタンクに「この誘拐はヨロイ元帥が勝手にやっているのであり、自分も首領も関知していない。V3を倒せば、自分の功績になるから、子供の解放と、冤罪の赦免を首領にお願いできる」みたいな事を言わせたほうが、その後の結城の言動に整合性が持てたと思いました。
 そして、子供の幹部訓練現場に潜入した結城ですが、やはりサイタンクに力では勝てません。そこで、先ほどの条件をのみ、風見を連れ出して勝負を挑みます。挑まれた風見は、結城に「デストロンは悪の組織だ、目を覚ませ」などと言います。対する結城は「デストロンの悪口を言うな!」と激怒。生身の喧嘩では当然結城は勝てず、ライダーマンに。しかし、風見もV3に変身すると、やはりライダーマンは勝てません。
 しかし、そこにサイタンクが登場。持ち前の強じんな体でV3の攻撃を跳ね返し、さらにそこでライダーマンがサイタンクに協力し、ロープアームで動きを封じます。崖を背にしたV3は、サイタンクが押すブルドーザーに挟まれました。

 「約束」を守った結城にサイタンクは、「子供を解放するからここで待て」と言いますが、もちろんこれは罠で、捕らえられます。そしてそこにヨロイ元帥が登場。「首領に会わせろ」という結城をあざ笑い、惨殺しようとします。
 しかし、その時、ブルドーザーから抜け出したV3が子供たちを救出。その情報に驚いたヨロイ元帥とサイタンクが現場に行った隙に、今度はライダーマンを救出します。先ほど敵対した自分をなぜ助けたか不思議がる結城に対し、V3は「仲間だからだ」と当然のように回答。これで結城の心は揺らぎます。
 その後、サイタンクは今度はさらわれた少年の家族を誘拐。それを知った風見たちが少年を安全な場所に移動させようとする所をさらに襲撃します。その時、ライダーマンが加勢。少年は助かりましたが、V3はサイタンクのパワーの前に再度敗れ、重傷を負いました。
 その姿を見て、結城は急に考えを改めます。ナレーターによると結城丈二の世界は、音を立てて崩れていった。彼の愛したデストロンはまさに悪の組織だった。それに対してV3は愛の救世主だっただそうです。なんかここまで価値観が大転換すると、洗脳みたいで気味悪いです。例えば、ここの戦いあたりで、サイタンクに「首領はもともと結城の処刑を承認していた」みたいな情報を伝えさせていれば、この「大転換」もまだ理解できるのですが・・・。

 さて、デストロンは少年の家族を人質に風見を呼び出します。途中、結城が現れ、デストロン時代の自分を悔い、代わりに行くと宣言しますが、結城を殴り倒してアジトに行きます。
 重傷の風見はあっさり捕らえられます。そして、ヨロイ元帥は「脳改造して無力にしてから惨殺する」と宣言。早速「手術」が始まりますが、そのデストロン科学者は結城の変装。さすがは昔取った杵柄です。
 そして、いよいよサイタンクと最終決戦。最後はライダーマンのロープアームで動きを封じて、V3がトドメを刺しました。
 余談ですが、ヨロイ元帥はかなりのサディストのようで、常に相手を残虐な方法でなぶり殺しにしようとします。そして、そこで得た時間を利用されて脱出されます。彼があっさり殺す性質でしたら、V3にもライダーマンにも勝利していたことでしょう。

 とにもかくにも、4話かけてついにライダーマンが味方になりました。しかし、これであっさり、「ライダー第4号」とはならないのが、このシリーズの面白いところで、まだ一波乱あります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です