東京タワーでの戦いのために青山との待ち合わせに4時間近く遅れたいちごは、雨の中、駅まで走ります。しかし、駅には青山はいませんでした。まわりを見回しますが、やはりいません。それにショックを受けたいちごは、雨の中、地面に座り込みます。そして、ひとしきり悲しんだ後、あきらめて帰ろうとした時、青山が現れました。
雨が降っているのですから、駅前広場にいないのは分かります。しかし、待っているなら、常に広場を見ているはず。にもかかわらず、いちごがひとしきり落胆のアクションをした後に出てくる、というのはどういう事なのでしょうか。さりげないようで興味深い、青山の「間」です。
そして、嫌われたと思い、詫びて去ろうとするいちごを、青山はいきなり抱きしめ、「好きだ」と言います。驚きと喜びで耳と尻尾が出るいちご。物陰に隠れますが、このままでは誤解されると思い、ハンカチを頭に乗せてネコミミを隠して(?)青山に向かい、自分も好きな旨を伝えます。
一見、感動の告白シーンのようです。しかし、話の流れが唐突すぎるのに加え、いろいろひっかかる所があるので、こちらとしては白けてしまいます。
その最大の原因は、第13話での「いちごはぼくのネコなんだから」発言です。もし、これが婉曲的な「告白」であり、そこから二人の交際が始まっている、という事だったら理解できます。しかし、これが正式な「告白」だとしたら、あの「ネコ」発言は、本気で「お前はペットだ」と言っていた事になります。さしずめ、駅前で物陰に隠れていちごの様子を観察していたのは、「最終テスト」だったのでしょうか。
というわけで、あの「好きだ」は、「これまではネコ扱いだったが、これからは恋人(?)として扱ってやる」と解釈せざるをえませんでした。
なお、普通に考えると、17時の約束を4時間近く待たされて、遅れてきた相手にいきなり告白、というのはかなり変な話です。ただ、この時は青山は隠していますが、実はかなり前から、「いちご=ミュウミュウ」を彼は知っていました。そのため、携帯にかけたら切れた事と、東京タワー方面のただならぬ雰囲気などから、「ミュウミュウやっているから遅れたんだな」と思って待っていたのでしょう。
一方、前回ミュウアクアの入手に成功したキッシュは、相変わらずディープブルーにミュウアクアを浴びせつづけていました。苦しむディープブルーに対し、「母星の住民を救う気があるのか」とキッシュは問い詰めます。対する、ディープブルーの明確な返事はありませんでした。それら一連のキッシュの言動にはっきり不快感を示すパイ。「母星を救う意思がないのなら、反逆も辞さない」というキッシュと、「ディープブルーに絶対的な忠誠を誓う」というパイ、「確固たる意思はないが、双方とうまくやっていきたい」というタルトの三者三様の立場が、かなりはっきり描かれています。
相違点はあれど、とりあえずミュウアクアロッドを奪うために協力して三人でカフェミュウミュウを襲撃します。その時、いちごは青山を皆に紹介していたのですが、白金がとっさに眠り薬を仕込んで青山は昏睡し、間一髪で「エイリアン」達との遭遇は避けられました。
まずドアを吹き飛ばしてパイが入ってきます。そして開口一番「フルーツアラモード、ミュウアクア入り」と「注文」します。普段の口調のまま、真顔でギャグをかますパイに対し、ざくろさんが「あいにく、置いていないわ」とギャグで応答。傍らのみんとも驚く応酬でした。
一方、キッシュはミュウアクアロッドを奪いに店の奥へ。そこにいたいちごと白金を襲撃して、場所を聞き出そうとします。そこに、歩鈴が助けに入りますが、キッシュの誘導尋問にひっかかって(?)、アクアロッドの隠し場所を教えてしまいます。
まんまとアクアロッドを奪ったキッシュですが、ミュウアクアの力は発揮されません。赤坂の結果論解説によると、アクアロッドの効力は前回の使用で尽きてしまった、との事。計算違いに、仲間からも冷たい目で見られますが、そんな先週の話のスタッフすら知らなかったような設定なのだから、仕方ないでしょう。
さて、戦いが終わり、いちごは薬で寝ている青山を、隣接している公園につれてきます。その寝顔にキスしようとしたところで急に異変が。なぜかいちごは黒ネコに変身してしまいました。いちごが驚いたところで、話は次回に続きます。