前回からの続きで、海辺の別荘で合宿中です。冒頭、皆で海で水をかけあって遊んでいます。そして、えりかが、マリンシャワーの応用かと思われる、「えりかシャワー」で大量の海水を発射します。
すると、いつきが、えりかを集中攻撃するよう提案し、皆はそれに乗ります。しかし、なおみは、その輪から離れ、座っていました。いつきが「沢井さんも一緒に、えりかをやっつけようよ」と手を差し伸べますが、なおみは遠慮し、頬を赤らめて、ため息をついていました。
その後、別荘に戻ってデザインの続きとなりますが、皆、アイディアが出尽くした感があり、はかどりません。そこで、いつきが、えりかに「部長、どうする?」と声をかけます。
それを受けた、えりかが気分転換として散歩を提案します。当初、つぼみは反対しますが、散歩の行き先に、「ミズカンナ」という珍しい花がある、という話を聞くと、反応が変わります。それがきっかけで折れ、皆で散歩する事が決まりました。
いつきは喜んで、皆とハイタッチをします。しかし、なおみだけは、遠慮してしまい、うまくいきませんでした。
そして、散歩となりますが、途中で大きな蜘蛛がぶら下がっていました。えりかを始め、皆が怖がる中、いつきは転びそうになった、なおみを助け、蜘蛛も葉っぱの上に乗せます。
その、なおみの反応を見ていた、つぼみは、それまでの先頭から、わざわざ列の最後に移って、なおみに話しかけます。
そして、いつきの話題を振ると、なおみはずっと憧れていたと話します。つぼみも、自分の「恋心」の話をします。それを聞いて、なおみは一瞬は微笑みます。しかし、直後に、えりかが気楽にいつきに話しかけているのを見ます。そして、つぼみも既に、いつきと気軽に話している事を思い出し、「やはり、つぼみ達と自分は違う」という思いを強くしてしまいました。
そうこうしているうちに、目指す池に着きます。つぼみが「ミズカンナ」を見つけて喜んだ後、ほとりで弁当タイムとなりました。その途中で、つぼみはえりかを呼び出し、なおみの話をします。すると、えりかは「任せて」と自信満々に胸を叩きます。しかし、そこでやったのは、「強引に席替えをして、なおみといつきを並べ、会話をうながす」という直截的すぎる行動でした。
なおみは、話しかけようとしましたが、緊張して何も言えず、最後には「えりかのバカ」と言って走り去ってしまいました。それを、いつきが追いかけ、つぼみは「もう、えりかったら無理矢理です」と呆れたように言いましたが、後の祭りでした。
一方、その頃の海岸では、先週に続いて。クモジャキーが赤フン一丁で特訓をしています。ただ、先週と違って、ふんどしの先端は大幅に短くなっていました。そして、新必殺技「ビッグバン・クモジャキー・サマーウェーブ・クラッシャー・スペシャル」を開発します。
しかし、コブラージャは「特訓など似合わないので帰る」という書置きを残して既に去っており、サソリーナは前回の後遺症で、まだ正気に戻っていません。それらの状況を知り、一瞬不愉快になったクモジャキーですが、すぐにいつもの調子に戻り、波に向かって気合を入れていました。
そしてCM後、一人海を見ながら、「えりかがきっかけを作ってくれたのに・・・」とため息をついている、なおみを見つけ、水筒を使ってデザトリアン化しました。
なおみを追いかけていた、いつきが先にそれに気づき、一人で変身します。そしてスナッキーをさんざん投げまくったあと、まとめて吹っ飛ばしました。そこで、つぼみとえりかが合流し、デザトリアンと対峙します。
「生徒会長と友達になりたい」と、なおみの心の声を言うデザトリアンに対し、クモジャキーは、「友を得る方法はただ一つ、熱い拳で語り合うのみ!ごちゃごちゃ悩まんで、相手に飛び込んでいくぜよ」と持論を展開します。
すると、それに、つぼみとえりかが反論し、「仲良くなりたいと思うなら、もう友達だ」などと言いました。
続いて、いつきがゴールドフォルテバーストでデザトリアンを浄化します。続いて、クモジャキーが「ビッグバン・クモジャキー・サマーウェーブ・クラッシャー・スペシャル」を放ちますが、これは、つぼみとえりかがフォルテウェーブ二発であっさり弾き返し、クモジャキーは去りました。
そして再び別荘に戻り、えりか達は懸案のデザインを完成させて喜んでいます。一方、寝室で、なおみが目を覚ますと、いつきがいました。そして、「なおみさん」と名前で呼び、浴衣に着替えるのを手伝う、と言います。
そして歩き出した二人ですが、なおみは意を決して「生徒会長、私と友達になってください」と言い、いつきが快諾したのを見て笑顔を浮かべます。
そして花火大会となり、つぼみ達が先に楽しんでいる中、二人が遅れて登場します。えりかにせかされた、いつきが転びそうになると、なおみが支えます。そして、「大丈夫?いつきさん」と言うと、いつきは嬉しそうに「やっと名前で呼んでくれたね」と言い、なおみは一瞬頬を赤らめたあと、「うん」と返事しました。
そして、花火を楽しむ皆と、その上にかかる天の川を描いて話は終わりました。
前話で、かなり念入りに、なおみの心境を描いていました。それに対し、今回の話は、ややそのあたりが単純になっていたように思えました。
もっと、なおみを描く場面を増やせば、その気持がより一層伝わっていたのではないでしょうか。特に、つぼみとの会話の場面では、もっと心が伝わる描写ができたのでは、と思いました。また、前回と違い、ななみ・るみこ・としこは、ほとんど「背景」と化していました。彼女たちが、なおみと語ったり、彼女について話す場面があれば、かなりいい話となっていただけに惜しまれます。
特に、最後の場面で、「なおみを、いつきに任せっぱなしにして、寝室にすら行かずに花火を楽しむ」というのは、気遣いなのかもしれませんが、ちょっと素っ気無さすぎるものを感じてしまいました。
上手く作っていれば、かなりの名作になった可能性があっただけに、より一層惜しまれます。
また、結局、これまでの話のように「デザトリアン化により、本心が伝わって解決」になってしまいましたが、これだと、クモジャキーの言った「友を得る唯一の手段は拳を交える事」を肯定した事になるのでは、とも思いました。
繰り返しになりますが、名作になりえた話だけに、勿体なさを感じました。秋の文化祭前には、また「ファッション部の話」が出てくると思いますが、その時は、是非とも、皆の良さがそれぞれ描かれるような話を見たいものです。
次回は、8月15日という事もあり、薫子の話です。謎の存在だった「絶望先生仮面様」が、つぼみの祖父でもある「空」の若い頃とそっくりだった、という事がいきなり判明しました。果たして、その正体まで明かされるのでしょうか。
また、舞台が鎌倉市ということで、予告には江の島が出てきていました。「Splash☆Star」で何度も描かれた、あのあたりの美しい風景が数年ぶりに見れる、というのも非常に嬉しいことです。ゴールドフォルテバーストの後遺症からやっと脱して、髪をおろしたサソリーナが何をするかともあわせ、楽しみです。