HeartCatch第13話

 冒頭は、第1話と同じ、キュアムーンライト対ダークプリキュアでした。そして、その夢を見ていた、月影ゆりが、うなされたかのように目を覚まします。
 そのまま起きて、台所に行くと、母親の・春菜が朝食の支度をしています。ゆりが今日は自分の当番だからと言って代わろうとしますが、そのまま自分で作り続けます。
 そして二人で食事となるのですが、テーブルにはもう一組の食器が用意されています。それを見た、ゆりが「お父さんの食器を出すのをやめない? 心の大樹を探すと言って出て行ってもう3年たつのよ」と言いますが、春菜は、「お父さんなら大丈夫よ、大丈夫よ」と言います。その場では「お母さんにはかなわないな」と微笑んで提案を取り下げた、ゆりですが、春菜が出かけて一人になると、「強がり言っちゃって」とため息混じりにつぶやきました。

 一方、沙漠の使徒本部では、ダークプリキュアが一人佇み、ゆりの事を思い出していました。。そこに現れたサバーク博士は、「キュアムーンライトが生きているはずがない」と話しかけ、「今いるプリキュアを倒すことだけを考えろ、キュアムーンライトの事は忘れろ」と命じました。
 そのころ、つぼみは、えりか・ももかと出かけていました。今日は、ももかの仕事が休みなので、三人でショッピングです。
 えりかは、姉の気まぐれぶりをなじりますが、つぼみは「カリスマモデルのももかさんと一緒にショッピングができるなんて、とっても嬉しいです」と言います。それを聞いた、ももかは喜んで、つぼみと腕を組みます。すると、えりかは「つぼみは私の親友なんだから」と言いながら対抗し、もう片方の腕を組みました。
 その「親友」という言葉に反応した、ももかは、ゆりも呼ぼうとします。しかし、あっさり断られました。
 その直後、つぼみの携帯が鳴ります。それを取ったつぼみは、「リュウゼツランの花が咲いた」と聞くと、即座に植物園に向かって走りだします。しかし、数秒後にえりかとつぼみの事を思い出し、そのままの姿勢で逆走して戻ります。一応、一緒に見に行かないかと誘いますが、その様子を見た二人は遠慮します。それを聞いて、つぼみは再び全速力で走り去りました。
 ともに親友に振られた来海姉妹は、二人で買い物に行くことに。えりかが、ももかの腕につかまって、「では二人で行きしょ、お姉さまぁ」と甘えた声を出して腕をつかみ、ももかが「気持ち悪っ!」と返されました。
 その頃、植物園には、ゆりが来ていました。そして、コッペに抱きつき、癒されていました。ここが彼女の数少ない心が落ち着く場所、という事なのでしょうか。そこで現れた薫子が声をかけ、つぼみとえりかがプリキュアになったので、彼女たちを手助けしてほしい、と頼みますが、ゆりは断ります。
 一方、えりか達は、商店街でバッグを見ていました。その時、駅でスナッキーが暴れていると言って、人々が逃げてきます。そこで、えりかが駅に行くと、そこにはダークプリキュアがいました。
 植物園ではつぼみが走って「何十年に一度ー!」と叫びながら現れます。続いて、ゆりに気づき、前回のお礼を言います。しかし、ゆりは「ただ花言葉を教えただけだから」と素っ気のない反応をしました。
 その時、つぼみの携帯が鳴り、えりかがダークプリキュア出現を告げます。つぼみは「駅でダーク・・・」と言っただけでしたが、えりかの会話が聞こえたのか、ゆりはつぼみより先に外に走りだします。
 駅につくと、春菜が子供をかばっていました。ゆりは襲ってくるスナッキーを飛び越えて、そこに行き、春菜を逃がします。さらに襲い来るスナッキーを投げ飛ばしました。
 そこにダークプリキュアが現れ、二人は対峙します。つぼみとえりかも変身して参戦しますが、ダークプリキュアは二人を一蹴します。そして、ゆりを見かけると、そちらに襲いかかります。生身ながらその攻撃を受けつつ、ゆりは「どうして、自分にこだわるのか」、と尋ねます。すると、ダークプリキュアは、「お前が私だからだ」と言いました。「お前には消えてもらう」と言って、ゆりを追い込みます。
 そのとき、「絶望先生仮面様」が登場します。そして、ダークプリキュアの攻撃を受け流しつつ技を発動し、皆を逃がしました。
 薫子の植物園に皆は逃げ込みます。そこ自体はコッペの結界により安全なのですが。ダークプリキュアは、ムーンライトのプリキュアの種の破片を持っているため、その反応で位置がわかるために追いかけてきました。
 ゆり達を守るため、つぼみとえりかが外で迎え撃ちます。そしてダークフォルテウェイブとフォルテッシモウェーブの打ち合いとなりますが、今度もダークプリキュアが勝利します。残念ながら、カンフー特訓の効果はなかった、という事でしょう。
 再び変身解除となった二人に対し、ダークプリキュアは止めを刺そうとします。しかし、その時にサバーク博士から「キュアムーンライトに関わるなと言ったはずだ」と撤退命令を出します。今のプリキュアを倒せるのだから結果オーライだと思うのですが、当初の命令に従わなかった事の方が優先された、という事なのでしょうか。やや杓子定規な性格だと思いました。
 闘いが終わり、サバーク博士に関する説明の後、つぼみとえりかは協力を頼みますが、ゆりは断ります。困惑する二人に対し、薫子は「ダークプリキュアに倒された時に受けた心の傷が癒えていないから」と諭しました。
 帰途につく、ゆりを見つけた春菜は、彼女の手をつかみ、「探しまわったんだから」と言います。その二人の会話を、つぼみとえりかは聞いていました。そして、ゆりが再び、手元にある「割れたプリキュアの種」を見つめた所で話は終わりました。

 話の主題はキュアムーンライトの設定紹介でした。また、予算が絞られていたのか、回想シーンが長く使われていました。そういう事もあり、つぼみとえりかの描写は、ももかと三人で買い物に行こうとする場面がほとんどでした。
 ただ、そこで描かれた、三人の描写は中身が濃く、かなり楽しめました。
 えりかとの、つぼみの取り合い、および、えりかに対抗しようとして、ゆりを呼ぼうとした、ももかの描写には、「友達がいない」という悩みが解決しきれていない事をさりげなく表現していると思いました。
 その一方で、つぼみが去った後、冗談のふりをして、ももかに甘える、えりかの描写も、彼女の心境を上手く描いていると思いました。
 また、リュウゼツランの話を聞いて、条件反射的に走り去り、そのまま逆走して気遣いをした、つぼみの描写も楽しめました。
 一方、ゆりのほうですが、冒頭にあった月影家の描写は、かなり印象に残るものでした。春菜は、キャラデザ自体が、従来のキャラとかなり違います。特に、眼の描き方には尋常でないものを感じました。そんな中、三年前に訳の分からない理由で突如疾走した夫の帰りを当然のように待ち、その食器を毎回用意している、というのにはかなり病的なものがあります。
 その一方で、春菜の事を強く想いつつも、影で「強がり言っちゃって」と皮肉を言う、ゆりにも少なからぬ危なさを感じました。これも、「ダークプリキュアに敗れた事によって受けた心の傷」の一部なのでしょうか。
 そして何より、「心の大樹を探す」などという理由で、妻子を捨てて蒸発した父親が凄すぎます。本作に出てくる「プリキュアの父」は、婚約者を放置して1年間海外に行く流之介に、大学教授を辞めて花屋を始める陽一など、変わり者が多いと思っていたのですが、次元が違いすぎます。
 月影家は、いわゆる「ヤンデレ一家」なのだろうか、などと思いました。
 あと、「絶望先生仮面様」にも驚きました。自分は変身できなくなった、ゆりが一時的に力を発する化身みたいなものだと思っていたのですが、今回を見る限り、その予想は間違いだったようです。薫子が含みを持った発言をしていたところを見ると、やはりコッペなのでしょうか。いろいろと気になりました。
 次回は、母の日話なのですが、ゲストキャラは、母を亡くしながら明るく振舞う少女とその妹のようです。そのような筋立てになるのか、楽しみにしています。

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