古典の授業風景から始まります。つぼみは、授業も聞かず、先週もらった、いつきの写真を眺めて喜んでいます。しかし、鶴崎先生にあてられたら、徒然草の冒頭部分をスラスラと現代語訳しました。
休み時間に、その鮮やかさに驚いた、としこ・なおみ・るみこがつぼみに話しかけます。それに対し、徒然草は薫子に小学生の時に読んでもらっていた話をし、改めて「おばあちゃん子」である事を伝えていました。
そこで、えりかが何故ぼーっとしていたかを尋ねたところで、いつきが登場。今日のお供は男女一人ずつでした。つぼみは喜びますが、えりかはファッション部の名簿が未提出だった事を思い出し、青くなります。いつきはその表情を見て、「ぼくが来た理由は分かっているようだね」と言い、本日中に提出をしないと廃部、と宣言して去りました。
困ったえりかは、目の前にいる、としこ達三人に入部を懇願し、フェアリードロップの商品二割引、さらにはファッションノートを追加し、なんとか同意をもらいました。
しかし放課後、生徒会室に行くと、いつきは既に帰宅しており、役員たちから廃部が決まった、と告げられます。ちなみに、生徒会室は真っ暗で、役員たちはひたすら眼鏡の位置を直していました。この描写が何を含んでいるのか、少々気になりました。
そこでえりかは、いつきの家に直談判しに行きます。しかし、武道の稽古中という事で、正座してそれを見ながら待たされる羽目になります。そして、つぼみはその姿を見て、「これは恋でしょうか」と言います。えりかは「やめといたほうがいいよ」と言い、その理由を告げようとしますが、つぼみは「稽古中ですから」と話させません。
そして稽古が終わり、いつきが二人の前に来ます。しかし、えりかは正座で足がしびれてしまい、立てず、顔から畳に落ちます。その体制のまま、ファッション部存続の話をしようとすると、いつきは縁側に移動します。
改めて話を、という所で執事が「いつきお嬢様」と言ってお茶を持ってきます。それを聞いて、つぼみは初めて、いつきが女性であることを知り、ショックを受けます。
直談判の末、存続は認められましたが、つぼみはそれどころでありません。「初恋が三分で終わった」などと言いながら、眼鏡をかけて河原を歩きます。どうやら、眼鏡はいつも持ち歩いており、落ち込んだ時などにかけるようにしているようです。
さらに、落ち込んでいるにも関わらず、えりかがその事にふれないので、さらに落ち込みが増大します。もっとも、えりかも一年前に同じ経験をしているため、あまりその事にふれたくない、というのもあったようです。
一方、明堂院家では、いつきが兄のさつきを車椅子を押して庭を散歩していました。どうやら、さつきが病弱のため、いつきが男装して代わりに家を継ぐ修行をしている、という設定のようです。そして、さつきに心配されますが、自分は現状に満足していると気丈に答えました。
そして、翌日、つぼみはショックで熱を出して寝込んでしまいます。えりかも昨年経験したことなので、特に驚かず、シフレに元気付けるよう伝言して登校します。
一方、学校では、後輩の女の子たちが、いつきにぬいぐるみなどをプレゼントしていました。先程、えりかは「学校中の皆が、いつきの性別を知っている」と言っていますから、分かっていての「ファン」なのでしょう。
さて、今回の砂漠の使徒はコブラージャが担当です。そして、いつきを見て、「僕よりも美しいなんて許せない」などと言います。そして、心の花を見ますが、そこに微かに黒い煙が出ているのに気づき、ターゲットにすることを決めました。
狙われているとも知らず、いつきは理事長の銅像の裏に隠れ、先程貰ったぬいぐるみの「ウサピョン」を見て、その可愛らしさに喜びます。そこに、その意外な行動に驚きつつも、コブラージャが「イケメンがヌイグルミに頬ずりするとは、美しいじゃないか」と言って現れ、自分のブロマイドで「ウサピョン」の耳を破いた後、いつきの心の花を取り出し、理事長の銅像と合わせてデザトリアン化しました。このあたりでの、コブラージャのイッた言動も、彼の独特の性格がよく現れており、楽しめました。
デザトリアンは銅像の力(?)で、校内の人々を次々と石にしていきます。そして、女子生徒を一人つかまえますが、「この制服が可愛い。自分も着たい」という、いつきの心の声を叫びます。
そこに、えりかが現れて変身します。一人変身だったので、あの「頭グリグリ」が久々に見ることができました。二人変身も素晴らしいのですが、改めて見ると、やはりこちらもかなりの質の高さだと思いました。
その、えりかを見たデザトリアンは、「プリキュアの衣装が可愛い」と心の声を出し、えりかとコブラージャを同時にずっこけさせます。ただ、会話は乙女ですが、身体能力では、いつきの武術を受け継いでいるため、えりかを圧倒します。さらに、「お転婆」呼ばわりしたコブラージャまで、一撃で吹き飛ばしてしまいました。
苦戦するえりかですが、そこに、いつきの危機を知って、つぼみが駆けつけます。そして、フローラルパワーフォルテシモで、デザトリアンを撃退しました。
そして、目が覚めた、いつきに対し、つぼみはファッション部入部を勧めます。いつきは即座に断りますが、続いて、つぼみが、いつきの心情をついた話をすると、「検討しておくよ」と変化を見せました。
そして、つぼみがパジャマを着ている事に関するギャグ描写の後、コブラージャに壊された「ウサピョン」を修復して、それを持って校内を歩く、いつきが描かれます。
それを見た、生徒会役員達と級友が驚くと、「ぼく、意外とこういうの好きなんだ」と自然に応じます。それに対し「明堂院さんも、女の子らしいところがあるんですねと言い、それを受けて、「まあね」と答えました。
そして、まだパジャマのままでいることを指摘された、つぼみが慌てて家に帰る一方で、「ウサピョン」を持って歩いている、いつきの描写で話は終わりました。
というわけで、今回は、いつきの設定話でした。この「家を継ぐべき武道の達人ゆえに、可愛いもの好きという趣味を表に出せず鬱屈している」というのは、「桜蘭高校ホスト部」のハニー先輩を連想しました。
この凛々しさと、可愛いもの好きという側面、さらには、「お転婆」という言葉に反応してコブラージャを吹っ飛ばした性格並などが今後どのように描かれるか楽しみです。
また、男装の理由に、兄の健康状態がある、という設定が明かされています。今後、この兄との関係がどのように描かれるのかも期待したいところです。
一方、主役の二人ですが、「失恋」して部屋で寝込んでいながら、いつきの危機を知るや、変身解除後にどうなるかも忘れ、部屋で変身して出撃したという、つぼみの描写は印象に残りました。また、最後の場面で、「失恋」のショックから乗り越えて、いつきに気遣いを見せたあたりは、彼女ならではの優しさを感じました。
えりかのほうですが、正座で足がしびれ、顔を畳に強打した状態のまま、いつきに話しかける所や、いつきの心の叫びを聞いて、コブラージャと一緒にずっこけるなど、毎度ながらのユーモラスな表現を楽しめました。
次回は、ももかの話です。第1話から、えりかの姉に対する劣等感が強く描かれていましたが、その一方で、ももかが何を思っていたのか、そして、その心境を知った、えりかの心情がどのように描かれるか、楽しみです。
また、第5話で「製作発表」したものの、未だに完成していない、えりかの決め台詞がついに公開されるのか、という点も注目しています。