冒頭、「せつなの浴衣ファッションショー」から始まりました。初めて浴衣を着た、せつなに対し、美希は立ったり回ったりすることを要求します。そして浴衣の結び目を見て、自分の着付けについて「完璧」と言います。どうやら、あゆみお手製の浴衣を、美希が着付けたようです。さすがは美容師の娘と言ったところでしょうか。
ただ、言われるがままに動く、せつなを見ると、毎度の事ですが、以前との違いを感じてしまいました。まあ、メビウスへの絶対服従を叩き込まれて育った影響で、ついつい人の言うことに従ってしまうクセがついている、と言えなくもないですが・・・。
いずれにせよ、見ている分には文句なく楽しめた、せつなの浴衣でした。
ところで、途中、せつなが初めて美希を呼んだのですが、「美希」と呼び捨てでした。ラブは「美希たん」で祈里が「美希ちゃん」ですから、三人がそれぞれ違う呼び名を使っていることになります。これが、先週の祈里みたいに仲良くなると、「美希たん」になるのでしょうか。少々気になりました。
大変残念な事ですが、今回、いい意味で楽しめたのは、この二箇所くらいでした。
さて、話のほうは、クローバータウンの夏祭りの話から、イベントに出てくる「オードリー」の話題となり、タルトがファンであることを主張したりして、進んでいきます。
そして、ドーナッツカフェの屋台で、大輔の甘酸っぱい一人ラブコメが繰り広げられる一方で、はぐれたタルトが通りすがりの「オードリー」に助けられたりしていました。
一方、ラブたちは、ミユキに内緒でお祭りのダンスコンテストに申し込みますが、シフォンのいたずらもあって、もう一つの企画である漫才大会に出る羽目になります。
そして、ラブと祈里、せつなと美希、という組み合わせでやりますが、ラブ達は完全に失敗、せつなの天然ボケみたいな会話で、なんとか笑いが取れた程度でした。
一方、先週は川下りを楽しんだ西隼人は、今度はお祭りに出陣。ヨーヨー釣りを始め、露店を楽しんでいました。あと、せつなが存在すら知らなかった浴衣も、いなせに着こなしていました。
そして、一通り楽しんだ後、戦利品を集めてそれをナキワメーケ化します。なお、頭につけていたお面は、スイッチオーバーした後もそのままでした。
そして、屋台で大量に買い込んだと思われる、お面を使った攻撃が有効で、プリキュア達の顔にお面をつけて視界を奪うなど、有利に闘いを進めます。しかしながら、本人はナキワメーケの後ろの屋台で、何故か焼きそばを作っていました。
そして、お面をつけられて困っている四人に対して、「オードリー」の若林氏が、「得意のツッコミ」でお面をはじき飛ばします。さらに、春日氏が「鬼瓦」なる顔芸でナキワメーケの気をそらしている間に、約1ヶ月ぶりとなるラブサンシャインフレッシュが炸裂して撃退しました。
そして、芸へのプロ意識を語りながら、舞台にむかう「オードリー」を、皆が尊敬のまなざしで見る、という所で話は終わりました。
見る前は、昨年、「GOGO」にあった同様のタイアップ話ほどひどくはならないだろう、と思っていたのですが、完全に悪い方で予想を裏切られました。というか、昨年のその話と比べても、明らかに下です。「フレッシュ」で、このような感想を持った話は初めてです。
まだ昨年の話は、事前に何の知識がなかった私でも、視た後には田村氏がどんなギャグをやるかくらいは分かりました。しかし、今回は、春日氏が自意識過剰的なボケをやる事と顔芸をやることは分かりましたが、若林氏については、「ツッコミが得意」くらいしか分かりませんでした。タイアップの性格上、ゲストキャラが「主役」になってしまう事自体は仕方ないと思いますが、その「主役」すら描けていません。
そして、期待していたウエスターのギャグも、今回はそれに引きずられる感じで意味不明でした。お祭りにハマってしまう所までは彼らしくて良かったと思います。しかし、変身後に焼きそば作りながらナケワメーケに命令しているのは全くもって意味不明でした。前後の脈絡も、かけあいもないので、ギャグにもなっていません。
筋立ての品質も同様でした。間違えて漫才にエントリーされた際、棄権を主張する美希に対し、ラブは「自分たちが出ないと、皆が困り、クローバーフェスティバルにも迷惑がかかる」などと言って、強引に参加を決定します。
しかし、ラブ達には何の落ち度のないわけです。いくらシフォンの悪戯があったとはいえ、申込用紙で「ダンス」に丸がついているのに、漫才に出すのは運営側の手落ちです。従って、その事を話してエントリーを変更すればいいだけの話です。代わりに次の出演予定者が漫才をやれば、誰にも迷惑はかかりません。
だいたい、ラブ自身、人前でいい物を見せるために、日頃からダンスの練習をしており、今回もそれで出る予定だったわけです。ならば、全然練習したことがない漫才で、ぶっつけ本番で出場することは、無謀かつ客にも失礼である事は理解できないわけがありません。というわけで、あのラブの台詞は、極めて彼女らしくないものだと思いました。
そうやって強引に行なった漫才で、観客の笑いが取れたのは、せつなの天然ボケだけでした。しかしこれも、せつならしさゆえ、とは言えません。だいたい、イースだった頃に自分が見舞いで病院に行っているのに、「この前、病院に行った」という美希に対し、「具合が悪いの?」などと真顔で言うのは無理がありすぎです。「まだ人間社会に慣れていない」を元に作ったのでしょうが、完全に外しています。
加えて言うと、出演の前に、せつなが「皆に笑われないように精一杯頑張るわ」と言い、美希の目が点になる、という「ギャグ」がありました。しかし、行なうべき事は「笑わせる」であり、「笑われる」ではありません。つまり、驚く美希のほうが間違っているのです。このように、作り手の「ギャグ」が滑っている所が多々ありました。
まあ、どんな優れた作品にも、「外れ」は存在します。それが、この制約の多い「タイアップ話」で出たのは、不幸中の幸いだと思うことにしました。
次回は、ラブの祖父に関する想い出話との事です。家族を題材にした話に良さが目立つ本シリーズなだけに、期待できる設定だと思います。また、先述した昨年のタイアップ話の翌週は、「GOGO」の中ではトップクラスのいい話が放映されました。その前例もあるので、より一層楽しみです。また、ナケワメーケはサウラーが操っているにも関わらず、かき氷の早食いをするなど、サウラーより目立っていたウエスターも気になるところであります。